見出し画像

ヘッジファンド儲けの手口手練手管アメリカ証券界

個人がヘッジファンドを潰した「ゲームストップ」の真相

イーロン・マスクを筆頭に、世界のベスト10富裕層が、どうやって巨額をため込んだか、という井戸端テーマは、ネタが尽きることはありません。皇室関連記事と同様、一般がどう転んでも、その天井に届くことは絶対あり得ないと、確信しているからです。

宝くじにしたって同じです。殆ど確率的(コンマゼロ桁14)にあり得ない、その紙片をどうして買うかといったら、そもそも買わないと当たらないから、そんな理由だといいます。

じゃ交通事故に合ってしまったというのは、車を乗っていたからで、車を廃車し免許返納すれば事故確率がゼロかと云ったら、そんなことはありません。
そうしたケースは相対的で、あるときないとき、どちらにも転ぶ、という確率の問題で、宝くじ当選5億円が1000人当選者、としたら国家予算並みで、くじ財団が破綻します。そこいらが博打性の妖しい吸引力で、ヒトを惑わせるのでしょう。

そんな話を個人的な例で昨日書いたのが「インフルエンサー」広告の内容でした。簡単なはなし、自分専用のサイトを立ち上げて、世の中に流布している「家から車からボールペン」日用雑貨品すべてを(私が)それを利幅マージン頂いて宣伝しましょう、という広告代理店を一人でやる、そんなはなしです。(と理解してますが違ったら意見ください)。

それで巨利を得る、というのは宝くじと同じくらい、効率の悪い市場占有率です。(でも選択肢の中から、それが最良だし)
その証拠に「広告タグ」を張って少額金稼ぎがありますが、それが出た頃、私のHPに張ってみましたが、高額どころか1銭にもならない(Googleアドセンス)でしたから、そんなのはとっくに止めました。いつでも胴元が稼ぐというセオリー。
一方それで稼ぐ方法というのが闇であったらしく規制されましたが、ここでも「フォロワー」数の制限が掛けられたりしていて、むやみにできないように処置されました。

いま話題沸騰の「松本」氏セクハラ問題についても同種で、すべてをそぎ落としたら、その営業実績でいくら売り上げるか、という話しで、争点などどうでもいい。ましてや裁判になれば、疑似神剣試合ですから、期間中の延命で売り上実績も嵩む、というしたたかな営業です。勿論その手法はメディアの得意技であることは、皆しっていることです。

まとめ、で総括すると、この東国日本という国は、西洋圏のフリしてますが、本質は「ウンブキ」で説明したように根っからの縄文遺伝子で占められ、そこに後から「古墳」遺伝子が、圧倒的多数で割り込んできた、という遺伝子レベルの統計結果です。

ですから地理的地の利として大陸(ユーラシア文明)を色濃く残しているのは当然で、どう転んでも胴長短足六等身は、覆せない事実なんです。

その結果の「儒教思想」は、とくに学校で義務教育されたわけではありませんが、盆暮れ正月の節目とか、社寺に詣でる(中身は問わない)とか、年間暦
はグレゴリオでしてますが、太陰暦でカウントする場合もあって、そこには呪術的に選別する場合もある。
神社「おみくじ」印刷文を読んで、半信半疑するのも、その現われで、次の日には全部ご破算するのも、東洋的(五百羅漢砂図)と同じです。

そんなわけで争いの中身は問わない、それによってどちらにマージンが転ぶか、そんなことです。

その顕著な例がアメリカ、ウオール街の証券売買のドキュメントでした。それで判ったのは、ありもしない架空証券売買「裸売り」(日本の呑み売買)というれっきとした詐欺が、ウオール街で横行していたという証言のニュースであったのです。

個人投資家の逆襲:個人がヘッジファンドを潰したゲームストップ事件
コラム 2023年11月3日 ヘッジファンドダイレクト
2021年、世界は一つの異例の金融事件を目の当たりにしました。その名も「ゲームストップ事件」。この事件は、アメリカのビデオゲーム小売り企業であるゲームストップの株価が、一部の個人投資家の行動によって急騰したというものです。その結果、多くのヘッジファンドが大損失を被り、金融市場全体が揺れ動きました。

この事件は、個人投資家とヘッジファンドとの間に新たな議論を引き起こしました。それは「個人投資家vsヘッジファンド」、つまり「小さな投資家が大きな金融機関に挑む」ことが可能か、という問いです。このうねりは最終的にはクレディ・スイス倒産にまで結びつくことになります。

個人投資家がヘッジファンドに勝ったゲームストップ事件とは

ゲームストップの企業概要
ヘッジファンドとショートセリングの説明
ウォールストリートと個人投資家の関係
ゲームストップ事件の発生と経過
ゲームストップ事件で大損したヘッジファンド
一部の投資家は資産を36億円にした

ヘッジファンドはなぜ個人投資家に負けたのか?
個人投資家がヘッジファンドに勝つこともある
個人投資家VSヘッジファンドでは無くヘッジファンドVSヘッジファンドだった!?

ゲームストップ事件から得られる教訓
そして事件はクレディ・スイスの倒産へ

まとめ
個人投資家がヘッジファンドに勝ったゲームストップ事件とは
ゲームストップの企業概要
ゲームストップは、アメリカ合衆国を中心にビデオゲーム、コンシューマーエレクトロニクス、および関連商品を販売する小売企業です。数年前から企業の売上は減少し、株価は低迷していました。しかし、この低迷がヘッジファンドにとってショートセリングの機会となり、一方で個人投資家にとっては投資の機会となりました。

ヘッジファンドとショートセリングの説明

ヘッジファンドは、投資家からの資金を集め、さまざまな投資戦略を用いて利益を追求する投資ファンドです。ショートセリングは、ヘッジファンドがよく利用する戦術の一つであり、投資家が株価が将来的に下落すると予想する企業の株を借りて売り、後で低価格で買い戻して利益を得る投資手法です。

ウォールストリートと個人投資家の関係

ウォールストリートの大手金融機関と個人投資家との間には、しばしば利益の対立があります。大手金融機関は、資本と情報アクセスの優位性を持っているため、市場における影響力が非常に強いです。一方、個人投資家は通常、資源が限られており、市場での影響力は比較的低いです。しかし、ゲームストップ事件は、個人投資家が集団として行動することで、市場における大きな変化をもたらす可能性を示しました。

ゲームストップ事件の発生と経過

2021年初頭、ゲームストップというビデオゲーム小売業者の株価が急騰し、一時的にその市場価値が数十億ドルに達するという珍しい現象が起こりました。この事件は、個人投資家とヘッジファンドの間での激しい対立を引き起こし、その結果として投資界全体に大きな影響を与えました。

当時のゲームストップ株の値動きを確認するとそのすごさがわかります。おおよそ2週間で株価が8倍にも上昇し、その後一気に1/8に下がり、そこから6.5倍まで上昇するというジェットコースター相場となっています。

ゲームストップ事株の長期チャート

この現象の背後には、Redditのフォーラム「WallStreetBets」に集まる個人投資家たちの活動がありました。彼らはゲームストップの株を大量に購入し、その結果、株価が急騰しました。これは「ショート・スクイーズ」と呼ばれる現象で、ショートポジションを持つ投資家(この場合、ヘッジファンド)が大損する結果となりました。
ヘッジファンドの中には、ゲームストップの株価が下落することを予想して大量のショートポジションを持っていたものもありました。しかし、Redditの個人投資家たちの行動により、株価は逆に急騰。これにより、ヘッジファンドは巨額の損失を被り、メルビン・キャピタルは破産に追い込まれました。小が大を飲み込み、個人投資家がヘッジファンドを潰した事例として記憶に残っています。
この事件は、個人投資家が集団で行動することにより、大手ヘッジファンドに対抗できる力を持つことを示しました。また、ソーシャルメディアの力と、新たな投資ツールの普及が、投資の世界をどのように変えるかを示す事例ともなりました。この事件は少額でも大量の個人投資家がヘッジファンドに勝った事件として大きく報道されました。

しかし、一方で、この事件は投資のリスクをも改めて浮き彫りにしました。株価の急騰は一時的なもので、その後ゲームストップの株価は大きく下落しました。これにより、遅れて参加した投資家たちは大きな損失を被る結果となりました。このように、投資には常にリスクが伴うことを、投資家は忘れてはなりません。

ゲームストップ事件で大損したヘッジファンド

ゲームストップ事件において、ヘッジファンドのメルビン・キャピタルは大きな損失を被りました。その理由は、彼らがゲームストップの株に対して大量のショートポジションを持っていたからです。ショートポジションとは、株価が下がることを予想して株を売る投資戦略です。しかし、Redditのフォーラム「WallStreetBets」に集まった個人投資家たちは、ゲームストップの株を大量に購入し、その結果、株価が急騰しました。これにより、メルビン・キャピタルはショートポジションを大損する結果となりました。

具体的な損失額は公表されていませんが、CNBCによれば、メルビン・キャピタルはCitadelとPoint72から約30億ドルの資金を注入されることで、その財務を立て直しました。また、ショートセラーのAndrew Leftは、ゲームストップに対するショートポジションの大部分を損失で決済したと述べています。

メルビン・キャピタルの年次騰落率を棒グラフで表示。2021年は39.1%マイナス

一部の投資家は資産を36億円にした
一方、一部の報道によればRedditのユーザーであるKeith Gill(オンラインでのユーザーネームは「DFV」)は、ゲームストップの株価上昇により700万円の資産を36億円にしたとも報道されています。

このように、ゲームストップ事件は、個人投資家とヘッジファンドの間の力関係を揺るがす出来事となりました。しかし、その一方で、この事件は投資のリスクをも改めて浮き彫りにしました。

ヘッジファンドはなぜ個人投資家に負けたのか?

ゲームストップ事件は、個人投資家がヘッジファンドに勝ったと広く認識されている象徴的な出来事であり、その理由はいくつかあります。

集団行動: Redditのr/WallStreetBetsというフォーラムに集まった個人投資家たちは、ゲームストップの株を大量に購入し、その結果、株価を急騰させました。これは、ヘッジファンドが大量にショートポジションを持っていたため、彼らに大きな損失をもたらしました。

ショートスクイーズ: 個人投資家たちの行動により、ヘッジファンドはショートポジションをカバーするために株を買い戻さざるを得なくなり、これがさらなる株価の上昇を引き起こしました。これをショートスクイーズといいます。

情報の共有と透明性: ソーシャルメディアの力を借りて、個人投資家たちは情報を共有し、ヘッジファンドの戦略を公にしました。これにより、個人投資家たちはヘッジファンドに対抗するための戦略を立てることができました。デジタル化とアクセシビリティ: 投資アプリの普及により、個人投資家は以前にはなかった手段で市場に参入することができました。これにより、個人投資家はヘッジファンドと同じ市場で競争することが可能になりました。

これらの要素が組み合わさることで、個人投資家はヘッジファンドに対して一時的ながら勝利を収めることができました。しかし、この事件は投資のリスクを示すものでもあり、個人投資家が常にヘッジファンドに勝つわけではないことを理解することが重要です。

個人投資家がヘッジファンドに勝つこともある

今回の事件は、主にファンダメンタルの観点からゲームストップの業績が悪いことを前提に空売りを積み増したことにあります。ただし、ほかの投資家も空売りがたくさん積みあがっていたため、一定程度株価が上がることでストップロスのための買戻しが進むことが予想されました。このような状況にならないように、空売りのポジションが積みあがっていないかと、株式の売買量を考慮したうえでポジションを気づく必要があります。

これは個人投資家がFXでよくヘッジファンドにやられているストップロス買いを、個人投資家がヘッジファンドにやり返した事例と言われています。ただし一部Redditに書き込まれた内容に風説の流布の疑惑もあり、適切な規制の必要性も指摘されています。

個人投資家VSヘッジファンドでは無くヘッジファンドVSヘッジファンドだった!?

一方で、他のヘッジファンドや個人投資家もこの現象に参加しました。ソーシャルキャピタルのChamath Palihapitiyaは、ゲームストップの株価がさらに上昇すると予想してコールオプションを購入したとツイートしました。またアメリカのセンベスト社やマドリックキャピタルもゲームストップの株価が上昇する前に大量の株を購入し、その後の株価上昇から大きな利益を得たと報じられています。

センベスト社の旗艦ファンドは2021年は86.2%という2009年以来の高いリターンを挙げました。

センベスト社のファンド実績の棒グラフ。2021年は86.2%プラス

ゲームストップ事件から得られる教訓

ゲームストップ事件は、2021年初頭に発生した金融市場の異常現象で、その影響は広範に及びました。この事件から得られる教訓は多く、それらは投資家、規制当局、そして一般の人々にとって重要な洞察を提供しています。

市場の力: ゲームストップ事件は、小規模な個人投資家が集団で行動することで、大手ヘッジファンドに対抗できる力を持つことを示しました。RedditのWallStreetBetsというコミュニティは、ゲームストップの株価を急騰させることで、ショートポジションを持つヘッジファンドを圧迫しました。

リスク管理: ゲームストップ事件は、投資におけるリスク管理の重要性を再認識させました。ヘッジファンドの一部は、ゲームストップの株価が急騰するリスクを適切に評価できていませんでした。一方、個人投資家も、株価が急落した場合のリスクを理解していない可能性があります。

規制の必要性: この事件は、金融市場の規制と監視の必要性を浮き彫りにしました。市場の機能を保つためには、公正で透明な取引が必要であり、そのためには適切な規制が必要です。

情報の力とアクセス: ゲームストップ事件は、情報の力とアクセスの重要性を示しました。インターネットとソーシャルメディアのおかげで、個人投資家は以前にはなかった情報へのアクセスを持つようになりました。これにより、彼らは集団で行動し、市場に影響を与えることが可能となりました。

これらの教訓は、ゲームストップ事件がもたらした最も重要な洞察の一部です。この事件は、金融市場の動きを理解し、適切な投資戦略を立てるための重要なケーススタディとなりました。

そして事件はクレディ・スイスの倒産へ

ゲームストップの裏側で、同様に空売りが積みあがっていた銘柄もショートスクイーズで急激に株価が上昇していきました。

ファミリーオフィスのアルケゴス・キャピタルはディスカバリー(Discovery)、バイオジェン(Biogen)、インターコンチネンタルエクスチェンジ(Intercontinental Exchange)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)、バイオンテック(BioNTech)などを空売りしていましたが、急騰したことで急激に損失を膨らませ、最終的には倒産しました。

このアルケゴスキャピタルのプライムブローカーをしていたクレディ・スイスは、アルケゴスキャピタルのロスカットが間に合わず、証拠金以上の損失をアルケゴスキャピタルから回収できませんでした。結果としてクレディ・スイスは50億ドル(5500億円)の損失を出し、のちに2023年3月にクレディ・スイスが倒産する原因の一つになりました。

つまり、個人投資家がヘッジファンドを潰した影響は、ほかの空売りの多かった銘柄の急騰につながり、結果として1兆円規模のファミリーオフィスを倒産に導き、最終的にはクレディ・スイスの倒産までつながったということです。

まとめ

ゲームストップ事件は、金融市場の動きとその影響についての深い洞察を提供しました。個人投資家とヘッジファンドの間の力のバランスが変わりつつあり、それは市場の未来についての重要な示唆を与えています。

この事件は、個人投資家が集団で行動するときの力を示しました。Redditのコミュニティが一丸となってゲームストップの株価を押し上げ、ショートポジションを持つヘッジファンドを圧迫しました。しかし、この事件はまた、投資におけるリスク管理の重要性を再認識させるものでもありました。ヘッジファンドは、ゲームストップの株価が急騰するリスクを適切に評価できていませんでした。一方、個人投資家も、株価が急落した場合のリスクを理解していない可能性があります。

さらに、この事件は金融市場の規制と監視の必要性を浮き彫りにしました。市場の機能を保つためには、公正で透明な取引が必要であり、そのためには適切な規制が必要です。また、情報の力とアクセスの重要性も示されました。インターネットとソーシャルメディアのおかげで、個人投資家は以前にはなかった情報へのアクセスを持つようになり、これにより、彼らは集団で行動し、市場に影響を与えることが可能となりました。

ゲームストップ事件は、金融市場の動きを理解し、適切な投資戦略を立てるための重要なケーススタディとなりました。この事件から得られる教訓は、今後の投資戦略を考える上での貴重な参考となるでしょう。

資産運用について何かお悩みですか?

そのお悩み、世界トップクラスのヘッジファンドなら解消できるかもしれません。

ヘッジファンドダイレクト
ヘッジファンドダイレクトは2,000万円からの海外トップクラスのヘッジファンドへの投資のアドバイスをしています。
ヘッジファンドに関するご質問、当社サービスの料金体系、既存の金融商品からの乗り換えのご相談など、少しでもご興味をお持ちであればお気軽にお問合せください。喜んで承らせていただきます。

安心できるヘッジファンド投資はヘッジファンドダイレクトへ

\ 日本の銀行、証券会社では取り扱いのない、実績のある海外ヘッジファンドをご紹介いたします /

ヘッジファンドとストップ狩り:FXと株の個人投資家が知るべきリスクと対策

2023年5月ヘッジファンドインデックスはマイナス0.2%
この記事を書いた人
ヘッジファンドダイレクト株式会社のアバター
ヘッジファンドダイレクト株式会社

監修:柿本 紘輝(CFP、証券アナリスト協会検定会員)
業界最大手の投資助言会社ヘッジファンドダイレクト株式会社が運営。
富裕層向けに投資助言契約累計1361.3億円(2022年12月末時点)。
当社の認定ファイナンシャルプランナー(CFP、国際資格)、証券アナリスト(CMA)が監修して、初心者にも分かりやすく、良質な情報をお届けしています。
ヘッジファンドダイレクト株式会社
金融商品取引業者 関東財務局(金商)第532号
東京都千代田区丸の内1-8-2鉄鋼ビルディング10F

関連記事 金融辞典 https://www.finance-dictionay.com/2012/10/post_966.html


参考 ■裸売り(はだかうり:Naked Short)とは、ヘッジを行っていないオプション取引の売りや、株式を借りずに行う空売りのことを指す。
空売りの場合
通常、信用取引で株を空売り(ショート)する場合、証券金融会社から貸株を受けて株を売却している。つまり、受け渡しに買い手に対して渡す株式を確保した上で取引をする。

一方で、裸売りという場合は、先に市場で売却しておいて、受け渡し日までの間に当該株式を確保するという手段である。そのため、やり方によっては発行済み株式総数を超える空売りでも可能となる。

ちなみに、以前ジェイコム株を巡り、みずほ証券が発行済み株式総数を超えるジェイコム株を空売りしたのはこの裸売り(Naked Short)によるものである。

個人投資家はこの株式の裸売りはできない。

オプション取引の場合
オプション取引用語として裸売りという場合、ヘッジ取引を行わずにオプション取引の売りを行うことを指す。たとえば、プットオプションを売るという場合、株価が一定以下にならない限りはオプション料(プレミアム)をオプションの買い手から受け取ることができる一方、万が一株価が大きく下落した場合には下落幅に応じて無制限の損失が発生する。
ヘッジとしては、売ったプットオプションよりも低い権利行使価格のプットを買っておくなどの保険をかけておくことなどが考えられる。
なお、特にディープアプトオブザマネーのオプション売りは、(プットの場合)株価の下落で必要な証拠金の額がとてつもなく拡大していく。この意味があまり理解できない場合、オプションの裸売りは行うべきではない。

関連記事
大手ヘッジファンド マン・グループの革新的運用戦略とは
2023年9月11日
ルネッサンス・テクノロジーズ:平均リターン37%の伝説
2023年9月4日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?