見出し画像

天文学的換算レートのツィッター評価額

「ツィッター」440億ドル(約5.6兆円)、1株あたり54.2ドルの現金で買収 

 (為替レート4/20.128.0435円 ) 38%のプレミアム評価額2022年4月26日付 

Twitterは、他のソーシャルメディアプラットフォームに比べるとその規模が小さいほうに属する。
といっても1日のアクティブユーザー数は世界で約2億人、米国では約3,700万人だ。これに対してFacebookとYouTubeのアクティブユーザーは約20億人、TikTokは10億人以上という実績比較である。

マスク氏は2022年4月14日に開催されたTED Talksの中で、「Twitterを言論の自由のための場にするため」にTwitterの買収を目論んでいると語った。このイベントの中で、マスク氏は「Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することで、コンテンツへの取り締まりの介入を最小限に留めるべきです」と主張した。

また他のメディアで、マスク氏発表文の中でコメントを記入した。「言論の自由は、民主主義の基盤であり、Twitterは人類の未来に不可欠となるさまざまな問題が議論されるデジタルの広場のようなものだ」とした。
さらに「新機能で製品を強化する」「アルゴリズムをオープンソースにして信頼度を高める」「スパムボットをなくす」「(アカウントの利用停止をせずに)すべての人を承認する」といった取り組みによってTwitterを改善していくとした。
Twitterは政府(アメリカ)ではなく民間企業なのだから好きにやればいいという声もあれば、大多数の人はTwitterを使ってさえいないのだから公共広場にはなりえないとの指摘もある。

そうしたマスク氏買収劇の論調は、ステレオタイプの単調さで、そこに隠された意図まで解明していない。
先日、指摘した「スターリンク」・・・、宇宙開発企業「スペースX」も手がけるマスク氏は、同社の人工衛星システムを利用した高速インターネットサービス「スターリンク」をウクライナに無償提供。地上の回線設備が被害を受けた地域でもネットが利用できるようにした。

とするマスク氏のアプローチは、個人単独で判断できない事案だろう。かりにそれが無償であったとしても、将来にわたって仮想「世界~~」に発展した場合、その利用価値が十分評価され、また戦況優位の切り札として「伝家の宝刀」であることは間違いない。
それにリンクしているGoogleも、GoogleEarthで世界地図を監視している。

いずれにせよ、その買収金額からして度肝を抜く金であり、また昨年来のツィッターサイト、トランプ排斥追放劇とは、まったく次元のことなるスキャンダルである。なにしろ今回マスク氏ツィッター買収に、あからさまに反論するものがいない、という点でその人気のほどが伺える。

買収に至った中身を考えてみれば、マスク氏はしきりにアルゴリズムを云っている。またスパムボットをなくせとか、事細かな注文も出していた。

それらを読んでいて思ったのは、とくにツィッターに限ったことではなく国内ソーシャルメディアは、例外なくそれを実装している。ただ、その項目が問題で、このnoteにアップする記事にしても、コ~~、とかウ~~~~とか、単語を入れただけでアルゴリズム網にかかってトップ見出しの「イエローカード」が掲示される、というのは単なる言葉粛清としか思えない。

現況、その買収話しがまとまって、その巨額440億ドルを用意した(約5.6兆円1株あたり54.2ドルの現金で買収 為替レート4/20.128.0435円 )、であって、実際ツィッター本社の椅子(本社を売ってしまえという風聞もある)にマスク氏が座ったわけでもない。

それにしても? 440億ドルという換算は、なにを根拠にしているのだろうかと素人は思ってしまう。
早い話が「時価総額」というやつで、今最も注目されている「物件」(株、絵画、骨董)の付加価値単価であり、今の戦争状態が急変した場合、その関連会社の時価総額が、大高騰、大下落する場合もある。
そんな観点で、この買収劇を推移してみれば、だれが得するか、と思案してみれば、いわずもがな、それが誰なのか直ぐわかるはずだ。

▼関連記事 2022年04月27日

ツイッターのアルゴリズム

Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することはできるのか?
2022/04/25 06:00 GIGAZINE
Twitterの買収に向けた動きを加速させているイーロン・マスク氏は、Twitterをオープンソース化することでもっと公平な場にするよう提言しています。
ソフトウェア開発者のトラビス・フィッシャー氏も、「Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することはできるのか?」という疑問を抱いたそうで、これを実現するために必要な要素を分析しています。

GIGAZINE


Open Sourcing Twitter’s Algorithm Part 1: How Twitter Works
https://transitivebullsh.it/oss-twitter-algorithm-part-1

- 画像GIGAZINE

GIGAZINE

イーロン・マスク氏は2022年4月14日に開催されたTED Talksの中で、「Twitterを言論の自由のための場にするため」にTwitterの買収を目論んでいると語りました。

このイベントの中で、マスク氏は「Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することで、コンテンツへの取り締まりの介入を最小限に留めるべきです」と主張。
マスク氏は過去にもTwitter上で「Twitterのアルゴリズムをオープンソース化すべき?」というアンケートを実施しています。なお、このアンケートには100万人以上が回答しており、「Yes(はい)」が80%以上を占める結果となりました。
Twitter algorithm should be open source— Elon Musk (@elonmusk) March 24, 2022
Twitterのオープンソース化に興味を抱いているのはマスク氏だけではありません。Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏も、「Twitterで使用する(あるいは使用しない)アルゴリズムについての選択権は、すべての人に開かれているべきです」とツイートしています。
The choice of which algorithm to use (or not) should be open to everyone https://t.co/o2DkSTWW0O— jack⚡️ (@jack) March 25, 2022
Twitterをオープンソース化する上で問題となるのはそのメカニズムです。Twitterはタイムラインに「トップツイート優先(Home)」と「最新のツイート(Latest)」の2つのアルゴリズムフィードを採用しています。

「最新のツイート」は自身がフォローしているアカウントが投稿した最新のツイートを時系列に並べるだけのもので、これは2016年にTwitterが新しいアルゴリズムフィードを採用するまでデフォルトで採用されてきたもの。
もうひとつの「トップツイート優先」は、Twitterでフォローしているアカウントの中からユーザーが頻繁にやり取りする相手のツイートや、自身が関与するツイートをベースにタイムラインにツイートを並べるというものです。Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することはできるのか? - 画像
記事作成時点ではTwitterでデフォルトで採用されているアルゴリズムフィードは「トップツイート優先」で、「ほとんどのTwitterユーザーがこのアルゴリズムフィードを使用している」とフィッシャー氏。

続いて、Twitterの複雑なシステムを理解するために重要なこととして、フィッシャー氏は「Twitterのコア機能を理解すること」を挙げています。そこで重要なのが2020年に最初にリリースされたTwitterのパブリックAPI v2です。

これによると、Twitterにおけるコア機能はユーザーが投稿する短文の「Tweet(ツイート)」と、ユーザーアカウントである「User(ユーザー)」の2つ。Twitterにはさまざまな機能がありますが、「Mentions(メンション)」「Quote Tweet(引用ツイート)」「Bookmarks(ブックマーク)」「Hidden Replies」などはあくまでも関係コンポーネントに過ぎないとのこと。

また、「Space」「List」「Media」「Poll」「Place」などの機能も、別のリソースモデルとして存在しているとのことです。
そのたえ、フィッシャー氏は「Twitterのメカニズムを知る上で必要不可欠ではないため、コア機能以外は無視する」としています。Twitterのようなソーシャルネットワークサービスは非常に大規模なネットワークを形成しています。Twitterというネットワークにおけるノードは「ユーザーおよびツイート」で、エッジは「ツイートに対するリプライやリツイート、いいねといった反応(インタラクション)」です。
Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することはできるのか? - 画像
フィッシャー氏は「Twitterのコアビジネスの大部分はこのユーザー・ツイート・インタラクションにより構築された膨大なデータベースであると言えます」と主張。このデータベースには、ユーザーがログインしたり、ツイートを表示したり、別ユーザーのプロフィールを表示したり、ツイートしたり、リプライしたりといった記録がすべて保存されます。

Twitterの「トップツイート優先」アルゴリズムフィードは、「ユーザーがどのツイートやユーザーとやり取りする可能性が高いか」を予測する、パーソナライズされたレコメンデーションシステムを利用しています。このレコメンデーションシステムにおける重要なポイントは以下の2つ。
1:機械学習モデルの教育に使用される基礎データ(上記で説明したTwitterの大規模独自ネットワークから得られる情報、つまりは内部データベースに保存されているデータ)2:関連性を判断するためのランキングアルゴリズムTwitterのランキングアルゴリズムは、「ツイート自体の持つ特性」(ツイートの最新性やメディアの有無、インタラクション)や「ツイート主との関係」(過去のやり取りやアカウント間のつながりの強さなど)、「ユーザー自身について」(過去に関与したツイートやTwitterを使用する頻度など)を考慮し、Twitter上で行われる各アクションに重みづけを行います。
Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することはできるのか? - 画像
これらの要素をベースにフィッシャーさんが作成した「Twitterのアルゴリズムフィードを大幅に簡略化した擬似コード」が以下の通り。 以下部分割愛

Twitterのアルゴリズムをオープンソース化することはできるのか?


https://article.auone.jp/detail/1/3/7/48_7_r_20220425_1650834192594747


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?