インバウンド大国Japan
雨がふっても雪が降っても平和な国日本か?
よそ(外国)から見たら、借りてきた猫のような日本に垂涎してしまう
そんな印象を抱いてしまう昨今のYouTubeオンパレードを、フランスから見たら、そうとしかしか見えない、という記事を読んで反論(ひろゆきロジックではない)したくなったので、書きました。
たしかに夜道の一人歩きは(女子)、出来ますがそれも限定で、場合によっては「不審者」「痴漢」の立て札は書いてあります。だから確率はゼロではなく、その「痴漢」者が、ある時突然、その気になったら犯罪は起きるという警告です。
その他のインバウンドでは、イタリアかギリシアか忘れましたが、観光客が多すぎて迷惑しているという苦情でした。京都も同様で「芸妓」が、歩いていると、オッカケ外人が、ぞろぞろスマホを撮る光景はニュースでもあります。
とくに超円安で「お買い得二ホン」のインバウンドは、必然的に客も増えて、さらにコロナ解禁の追い打ちですから、その度合いが強いのでしょう。
ま~、日本が人気で外人客が、こぞって礼賛するのはインバウント対策が功を奏した政府としては、喜ばしいことなんでしょう。
そうした事情を直接記事にしたのがコレです。
■海外から来た観光客は、カフェのテーブルに置きっぱなしのスマートフォンや、道端の自動販売機に「平和」を感じ、日本に詳しい海外紙記者も、日本で流れるニュースの「のどかさ」に驚く。そして、仏紙「フィガロ」の記者は問う。「いったいなぜ、この国はこんなに犯罪が少ないのか」、「その理由は、どこにあるのか」と。日本で1年間に押収された大麻の量は、フランスの320分の1、強盗の件数は37分の1、窃盗は13分の1。これが日仏の犯罪に関する主要統計の差だ。両国は多くのテーマに関して何かと比較したがるが、この興味深いテーマに関する研究は、あまりにも少ない。
日本のマスコミが報じる軽犯罪の数々は、この国の“のどかさ”を物語っている。「ぶどうが盗まれた」、「『ショート』のお金を払っておいて『ロング』のコーヒーを入れた」、「豆腐が盗まれた」……。ほんの些細な理由で逮捕される事例こそが、日本の警察がいかに暇かを示している。警察にとって、手錠をかける相手がどんどんと減っているのだ。部分引用クーリエジャポン 画像も・
あの~、Mサイズ料金でLサイズのセルフコーヒーを落とすのは、私もたまにやります。安い豆腐でも万引きは犯罪ですから、躊躇はするでしよう。でも畑のブドウを盗るには、夜だし、足元も危険だし蚊に刺されます。だからやらない。えとせとら。
結びで「日本の警察の閑古鳥」と評していますが、これを読んだ当局者は激怒していることでしょう。よのなかそんなあまくはないんだよ、と。
といってもですよ、フランスからみた日本事情ですから、中身が全然違うでしょう。話は旧いですが、フランスの小出版社が出した「漫画コラム」が宗教的批判だとして、社員が銃で殺害されたことがありました。それは国家思想的対立構造として起きた事件で日本ではあり得ません。
後は、YouTubeなど見ていると、若いペラペラ日本語娘が、「早く二ホンに棲みたい」とか云ってますが、それを額面通り受け取れないし、まして、それをカモにしている組織犯罪は、日本でも沢山あることは、われわれだって知ってます。
そうした世界事情を知るには、外にいる日本人レポートが役に立ちます。最近見ているのが、ライアン鈴木 YouTube です。
ライアン氏は、日本人として英語で外人にインタビューするという、隙間コンテンツを狙ってブレイクしたようです。今では海外でも人気があるようで、たぶん、ライアン氏はいまの辟易動画に新機軸として頭角を現す(すでに有名人気者とくに女性)のようです。
最後に、その治安は誰によって乱されるか、という犯人捜しが通説で外国人移住者、という先入観がありますが、それを払拭した記事がありましたので部分引用しました(ダイヤモンドオンライン)。
日本に移民が増えたら「治安が悪くなる」「仕事を奪われる」と思う人に知ってほしいこと
岸本義之:武庫川女子大学経営学部教授 ダイヤモンド 2024.4.10 14:00
不法滞在の外国人による犯罪や、入国管理の現場における処遇トラブルは、連日メディアを賑わせている。日本人はこれをもって「移民は怖い」との印象を持ちがちだが、国内での人手不足に悩む日本企業にとって、外国人労働者はもはや手放せない存在だ。「不正な定住者」を生んでしまう「移民NG」の建前にこそ、メスを入れる必要がある。※本稿は、岸本義之『グローバル メガトレンド10 社会課題にビジネスチャンスを探る105の視点』(BOW&PARTNERS)の一部を抜粋・編集したものです。
先進国の企業には歓迎されるが移民は元の住民の「仕事を奪う」
「移民」とは経済的な理由で海外へ移動する人のことで、「難民」とは母国にいると政治的な迫害を受ける可能性があるので海外へ移動しようとする人のことです。先進国と新興国の間に所得格差が続く限り、新興国の人々は、より高い所得を得ようとして、先進国に行こうとします。移民の行先として最も顕著なのがアメリカです。中南米からの移民によって、アメリカ国内にヒスパニック系(中南米のスペイン・ポルトガル語圏出身)住民が増加しています。次に顕著なのは、中東やアフリカからヨーロッパへの移民で、これによって、ヨーロッパ内にイスラム系住民が増加しています。他には、インドや東南アジアから中東の産油国への移民、中国や韓国からアメリカへの移民、中国や東南アジアからオーストラリア、ニュージーランドへの移民などが多くいます。これらの移民の特徴は、単純労働(工場や建設、店員など)が中心なことです。
先進国側は単純労働者が不足していたので、むしろ移民の受け入れを進めてきました。先進国の住民は低収入の仕事を避けて、高収入の仕事を選り好みしますし、全般的に給与水準が高くなっているので、低人件費の労働者を雇いたい企業側としては、移民で来てくれる労働者はありがたい存在です。 しかし、先進国の文化に移民が同化してきたわけではありませんでした。先進国内で失業者が増えてくると、失業者たちは「自分の仕事を奪ったのは移民たちだ」という被害者意識を持つようになります。
ヒスパニックvs.アジア 新旧移民も対立関係に
また、アジア系の移民は一般的に高学歴志向(儒教の影響があるせいか、親が経済的に困窮していても、子供にはいい教育を受けさせたいという文化があります)なので、有名大学に合格する率も高くなっています。アメリカの大学は人種差別をなくす意図で、一定割合の少数民族の受け入れ枠を設定していましたから、その枠にアジア系の移民の子供たちが入ることができるのです。そうなると、少数民族間でも対立が起きます。中南米系の移民が「自分の仕事を奪ったのはアジア系移民たちだ」と被害者意識を持つのです。部分引用
ライアン鈴木 YouTube
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