電子ピアノのワイヤレス化を試してみた話
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電子ピアノのワイヤレス化を試してみた話

今こそイヤフォンをワイヤレス化できるのでは?

消音ユニットがついているピアノの調律の際は、きちんとサイレント機能が動いているかの確認もする必要があるので有線イヤフォンを工具カバンに入れています。

これをワイヤレスにできたらかなり作業性が良いんじゃないかと思いまして。使い勝手が良ければ消音ピアノや電子ピアノを弾く方にもおすすめできそうです。

Bluetoothイヤフォンはいつも持ち歩いているので、ピアノ側にBluetoothの送信機を繋げればいけそうです。

ということで買ってみました。

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届いて自宅の電子ピアノに繋げてみます。小さくて軽いし、ペアリングも問題なくできました。

結果は...遅延が大きすぎてダメでした。

0.3秒くらいでしょうか。弾いてから、イヤフォンから音が出るまでのタイムラグが大きすぎます。鍵盤を叩く「ターーン」とイヤフォンから聞こえる「ポーーン」は当然同時に出て欲しいのですが、「タ、ポーーン」くらいの感じになります。

より速いBluetoothだったら?

あきらめていたところ、Bluetoothにもかなり遅延が少ない方式があるとの情報を得たので次はこちらを買ってみました。

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apt-X LLという方式で、Bluetoothでは今のところ最速の遅延が0.04秒程度とのことなので、これならさすがに大丈夫でしょうということで使ってみると...

こちらもダメでした。前回のより確かに音が出るのはかなり早いのですが、こちらは「タポーーーン」くらいの感じで、ギリギリ違和感を感じてしまいます。

楽器に遅延は致命的

楽器の「弾く」と「音が出る」は思った以上に完全に同時じゃないとダメなことがわかりました。動画を見るのであればこのくらいの遅延だと全然気にならないレベルなんですけどね。おそらく他人が弾いているのをこのレベルの遅延で聞いても、弾いている本人でなければ気にならないと思います。

結果的に、確認用にも演奏用にもBluetoothイヤフォンでのワイヤレス化は無理!という結論に至りました。

ワイヤレス化するにはBluetoothではない方式のものを選ぶしかなさそうです。


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ガジェット好きなピアノの調律師です。同じく調律師の妻と、ピアノが好きすぎて寝床にしてしまった文鳥と3人暮らし。 ピアノや調律の仕事について考えたことや疑問に感じたことなどを書いています。