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肩コリを医療の力で解決した話

ピアノ調律師の職業病なのかもしれない「肩コリ」

個人的にはここ数年特に酷くて…常に肩全体におもりを強力な粘着テープで貼られているような感覚です。

“ 肩コリ 原因 ”

検索して出てくる内容は心当たりがありすぎます。

それでも作業中は良いんです。調律を始めてしまえば肩コリのことなんかは忘れているんですが、それ以外のときには気づくと常に肩をもんでいる有様...これ以上悪化すると仕事に影響が出るかも知れませんし、何よりなんか色々損してる気がします。

そんな時にちょうど同じく肩コリに悩んでいたと言う異業種の友人から「肩ボトックスを打ったら人生変わったよ」と。

うっすらと「この肩コリはマッサージとかストレッチとか、たぶんそう言うもので治るやつじゃないんだよな...」と感じていたので、藁にもすがる思いで挑戦してみました。こう言うのってタイミング大事です。

結果から言うと、かなり良かったです。

想像以上に効果があって、肩コリの不快感がなくなったことで仕事のパフォーマンスも上がったと思います。ただデメリットや注意点もありました。

医療行為なので万人に気軽には勧められないのですが、同業の方はもちろん、ピアノを弾く方もひどい肩コリに悩んでいたら検討の余地はあるかも知れません。気になっていたという方にも、僕の経験が後押しになれば嬉しいです。

※この記事はあくまで個人の効果と感想をお伝えするものとなります。

ボトックスは“逆筋トレ“

「ボトックス」と言うと美容のイメージがあります。

筋肉を弱らせる薬を注射することで足を細くしたり、皺をとったり、顎を小さくしたりするものらしいです。それを肩の張りすぎた筋肉に打つことでコリを取ろうと言うもの。

一度打っても3〜4ヶ月で効果はなくなり、定期的に打つ必要があるそうで。何度か打っていると効く期間が長くなっていき、打たなくても大丈夫になりますが、その期間は人によると。

副作用と心配ごと

やはり薬を注射するので副作用は少なからずあるらしく...内出血や一時的な筋肉痛、力が入りづらいなどの症状がよくある副作用という説明を受けました。

調律で数kgの重さのものを持ち上げたり、力を入れて工具を回したりすることに影響がないかが少し心配で聞いてみましたが「そのくらいであれば大丈夫だと思います」との回答。

調律の作業がどういうものかを他のことに例えるのが難しくて、病院でこういう時にどのくらい伝わっているか?がちょっと心配なのは調律師あるあるかもしれない。

ここからは具体的な話です

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