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ピアノ調律師同士で考えたい

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同業者の方と一緒に考えたいことや、おすすめのグッズなどを紹介しています。
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#ピアノ調律

ホームページから調律のお申し込みをもらうために、こんな工夫をしています

今回の記事はキホン、同業者さんに向けての記事となります。 せっかく良いサービスを展開しているのに、なかなかご新規の依頼が増えないというお悩みがある方は、もしかしたらちょっとしたことが妨げになっているだけかも知れません。 この記事は、ホームページの「お申し込みフォーム」に焦点を当てた内容です。色々と試行錯誤していく中で「これは効果があったし、評判も良くてお客さまのためになってるな」と手応えがあったことを共有したいと思います。 予約がめんどくさいお店は後回しになってしまうサ

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ピアノ調律師がVESSEL 電ドラボールを1年間使ってみた

ピアノのメンテナンスをするためにはピアノを開けないといけないので、止めているネジを外すためにドライバーは欠かせない工具です。 ピアノを開けるためのネジは1台に10本程度とそんなに多くはないのですが、まあまあな長さがあるのでこれを全て手で回して外すのは結構大変です。 当たり前ですが外したら最後はつけないといけないですしね。 かと言ってそのためだけに大きな電動ドライバーを持ち歩くのも馬鹿らしいな〜という、絶妙な手間なんです。 そこでベッセルの「電ドラボール」 発売当初は

「保育園のピアノ」について考えてみた

保育園のピアノをメンテナンスしていると、部屋によって極端に狂いや故障の多いピアノがあることに気づきます。 もちろん部屋によって日当たりや空気の流れが違うので狂い方に違いがあるのは当然ですし、たくさんの人がいたりいなかったりと差がある「施設」には環境変化はつきものです。 それにしても、というほど他の部屋との狂いの差を感じる部屋があります。 なぜなのか疑問だったのですが... 共通点は5歳児の部屋ということ置いてある湿度計の記録を見たり、先生にお話を伺うとどうやら保育園で

「ピアノDIY問題」について考えてみた

ご自身でピアノに改造を施したりタッチの調整をされているお客様がいらっしゃいます。そのピアノのメンテナンスは改造された部品の取り外しが大変(取り外すことを前提に作られていない)だったり、調整のバランスが崩れてしまった(一部の調整だけがされていて関連した調整はそのまま)のを修正しないといけなかったり、正直非常に大変で困ります・・・ そういったDIYが知らず知らずのうちに部品を傷めてしまっていることもありますしね。基本的には、ピアノはご自分でいじられないことをお勧めします。 た