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お手紙書いたよ

私の住む地域では台風一過の後。きれいな青空が見えていた。
澄んだ空を見ていると、無性に何かしたくなってくる。
お散歩してもいいなあとも思ったのだけど、数日前に「お手紙書くね」と電話で宣言してしまったので、書かねばなるまい……と気合いを入れた。

いい天気だったので、ついでに少し整理もしようと、便箋を広げてみたら。

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ずらずらり。
よく見たら、開封していないものもあった。
……これは、しばらく便箋を買わなくてもいいぞ。
そう思ったのだけど。
そういえば「便箋買わなくてもいいなあ」って思ったのは何も今回だけじゃなくて。去年の今頃もそんなことを考えていたはず。
うっかり忘れて、また買ってしまった。

すてきな便箋を見かけると、ついつい手に取って、だれかへお手紙を書きたくなってしまう。
すてきだと思う心を止められない。
いや、止めてくれるな、とも思う。
いいなあとか、すてきだなあって、そういう心の動きって、いいことだと思っているから。

まぁ、私が手紙を出せる相手はかぎられていて。
遠方に住んでいる友人たちが主な宛先となる。
このご時世、すぐに、気軽に、メールやLINEでやりとりができてしまう。
でも、私にとって、その手軽さは焦らされているようでどうにも慣れない。
LINEの既読機能は私にとってはプレッシャーだ。見なければならないと急かされているような、監視されているような気がして、未だに好きになれない。
案外、先進的なものを受け入れられない古くさい人間なのかも。
私だけかもしれないが、気軽にぽんぽん送り合えるやりとりは、パソコンでのチャットとか、2chの書き込みだけにしてほしい。心底思う。

ちなみに私は、昔の携帯メールだと、最小文字の表示にしてあってなお画面全てを覆ってしまうくらいの長文メールを打つことが多かった。

私にとって、手紙を送ること。
これは別に急ぎでもなくって、単なる季節のおたよりとか、私の近況であったりとか、本当なら、実際に会ってゆっくり話したいことが多い。
だから、暇つぶしに読んでみるか、くらいの気軽さで。
焦らなくてもよくって、返事がなくってもいい。
相手に届いていればいいな、くらいのものなのだ。


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今回の手紙は私の祖母と、学生時代の友人へ。
もう一人、学生時代の友人にも書きたいような気がしているけれど、ちょっと悩んでいる。もしも書くのなら、日付が変わる前に書いてしまおう。

明日、郵便ポストに投函するのが、待ちどおしい。

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