マガジンのカバー画像

小梅日記

12
梅のまとめ
運営しているクリエイター

記事一覧

梅.7 梅雨に出会い、梅雨に去った子(その3)

今日は 12月15日、梅の半年命日にあたる この半年、 毎日、ちびと梅の事を思い出さない日は無いが、夏頃迄の喪失感は かなり和らいだと思う 10代の頃、最愛の猫の親子2匹を、2日連続で亡くした事がある その経験は 今回に役立っていると思う きちんと梅の一生を残したいと言う気持ちと裏腹に、まだ振り返りたく無い気分も強い 豊富なデジタルデータ・アーカイブのお陰で、あたかも、ちびと梅が 傍に存在しているかの様に、今日も変わらず 楽しそうに 呟いている 前の記事は、8月、

#2021年のベストショット

2021年6月17日は 早朝4時に目覚めた 寝床から いつもの様に 見渡したが 猫の姿は無かった 「あぁ もう 居ないんだ」 寂しさと 少し安堵を感じ 早々に支度して 車で 事務所に向った ひと月半前に 16年連れ添った ちびを猫腎不全で 2日前に 僅か 1歳の梅を 猫白血病で 亡くし 少々、空虚な気持ちで運転する 海岸通り 一週間ほど続いた豪雨は 一休み ふと 見上げた朝焼けの空に掛る ダブルレインボー 急ぎ 路側の空き地に 車を停め 暫し眺めた まるで 地上から天空

梅.7 梅雨に出会い、梅雨に去った子(その2)

2020年9月16日 約70kmのドライブ、仔猫の梅は 一鳴きもせず、車中でも元気はつらつ     実家に到着すると エンジン音を聞きつけて リン君(8歳)がお迎え     猫白血病キャリアの梅と接触させることは出来ないので、気付かれない様に、日頃、私が使用している和室(八畳間)へ直行     初体験の部屋にも関わらず、特に 警戒する事も無く、本当に手間の掛からない賢い仔猫.     部屋の四方、トイレなどのチェックが済んだら、パソコン仕事をしていた

梅.6 梅雨に出会い、梅雨に去った子(その1)

 今日は 7月9日、昨晩から 激しい雨や雷が 断続的に続いている。 ちょうど 一年前の深夜も 豪雨は断続的だった 雨が止んだので 近所のスーパーに向かったところ、大村市を貫く幹線道路、国道34号線脇から 必死に助けを求める猫の鳴き声が聴こえた。 当時、私には 後期高齢な親が3人、老猫が 2匹おり、とても救出出来る家庭状態ではなかった。 こんな事をしている場合じゃない、聴かなかった。見なかった。一度は通り過ぎようとした しかし、5年前まで 首都圏にて勤務して 10匹程

本日の猫時計『雫梅』

去年の九州州豪雨の夜 出会ったの仔猫 下水口から 奇跡的に救う事ができた 梅雨に生まれたので 梅と名づけた 僅か一年で 猫白血病のため 虹の橋を渡りました 毎日 たくさん遊び 楽しい日々を送ったと思います

梅.5 九州豪雨の一夜、排水口で耐えた命(その後の経過2)

2020年7月10日早朝の保護後、順調に回復・成長してきた梅。 過去に、10匹程度の里親募集の経験(登場猫)があり、この15年ほど ブログ、SNS、twitter 等にて 猫に関わる情報発信は続けてきたので、仔猫の里親探しであれば、8月中、 1ヶ月もあれば見つけられると考えていた。 7月30日、早速、里親募集を開始した。 翌日の午前中、最終検査として動物病院へ なんの不安も持たずリラックスして、待合室のソファーで検査結果を待っていた。 診察室に呼ばれて、獣医から伝え

梅.4 九州豪雨の一夜、排水口で耐えた命(その後の経過1)

救出する直前の映像。排水口に投げ込んだカリカリを食べてくれ希望がもて嬉しかった。 救出直後、急ぎ自宅に連れ帰り、先住猫への感染予防のため、取り急ぎダンボールに入ってもらった。 暴れる元気もないが、警戒心はさほど無く弱々しく鳴いていた。 まず水を差し出したが興味は示さなかった(仔猫はあまり水は飲まない場合が多い)。 ドライフードを与えたら、弱々しいが時間を掛けて完食してくれた。 9時開院の病院へ一番乗りした。 体重は、340g、外部の損傷は見当たらず、目ヤニの除去と長く伸

梅.3 九州豪雨の一夜、排水口で耐えた命(救出後当日の経過)

仔猫救出後、帰宅したが、まず、先住猫が入る場合は ノミ・ダニ、ウイルスの感染要望のため下記の警戒が必要。 ■ 野良猫を室内に入れる際の注意点 1. 隔離 飛び出せない高さの段ボール箱、可能であれば部屋を隔離する 2. お風呂には入れない 保護直後は体力消耗が激しいため回復するまで我慢 ■ 仔猫の飼育時の要件そして、生後1カ月前後で親からはぐれた仔猫の場合、以下の3つを継続せねば生存しない。 1. 保温 28度程に保つ(お湯を入れたペットボトルをタオルで巻く) 2. 給水

梅.2 九州豪雨の一夜、排水口で耐えた命(後編)

(前編) 強い雨の来週により、断念せざる得なかった排水口からの仔猫の救出 とにかく、勝負は、交通量が少なくなる明日の早朝しか無いと床に入ったが、雨脚は強くなるばかり、 車が跳ねる水しぶきを浴びているのだろうか? 耐えられるのだろうか? 流されないだろうか? 普通は4匹生む、1匹だけだろうか? と頭の中は堂々巡りするばかり。 でも、ここは早起きすれば、それだけ時間的な余裕が生まれると吹っ切り、とにかく早寝早起きに専念した。 実は、私は毎朝 5時には、家の猫に「

梅.1 九州豪雨の一夜、排水口で耐えた命(前編)

2020年 6月末から現在(7月14日)迄、延々と続く大雨。 特に九州地方は、連日、河川の氾濫が多発するほどの豪雨、まるで水の中で生活しているようだった。 実際、自宅のある大村市では川が決壊して、日頃往来している馴染みの国道に濁流が流れ込み、立ち往生していた車が10台程浮かぶ、ショッキングな映像が全国放送に流れるほど、緊迫した日々が続いていた。 7月9日 木曜日、この日は福岡県大川市にて開催された家具の展示会に出張していた。 この展示会は例年、1月、3月、7月、10月

登場猫

記事に登場する猫達の家系図(全て、保護猫) ■ 横浜在住時(アイシスとジェリーのみ当家の家族、他は一時程) ■ 長崎県(実家の猫) ◯ リン(♂ 2020年現在:8歳 6kg程度、父が漁の帰りに連れ帰った子) ◯ もも婆(♀ うめの子供 21歳で永眠) ◯ うめ婆(♀ ももの母親、20歳で永眠) ■ 長崎県(大村市在住時) 梅(♀ 2020年7月9日、国道の排水口から救出した子) ■ ご近所の外飼い猫(または保護猫) 通称:赤猫