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資産を構築するための『不思議な方程式』を発見しました -完-

とても不思議な感覚がありました。


一度、マインドセットが入れ替わってしまうと、それまで、毎日、毎日、飽きるほど目にしていた無数の銘柄が、全く違う価値を持つ会社として目に映るようになるのです。


突然ですが、あなたはRASという言葉をご存じですか?RASとは、Reticular Activating Systemの略で、日本語で網様体賦活系(もうようたいふかつけい)と言います。私たちの脳が持つフィルター機能のことを指す言葉なのですが、


例えば、


・赤ちゃんを授かったご夫婦が街を歩いていると、ベビーカーなど育児に関係するものが急に目につくようになる。

・小説で『黄色い蝶』の物語を読んだ後、24時間以内に黄色の蝶が見つかった。


私たちの脳は、このようなことを実現する能力を本来的に有しています。


何が言いたいのかといいますと、あの本を読んだことにより、私の脳内のフィルタがバージョンアップされ、目に入り、網膜に投影される映像は同じだとしても、フォーカスされる対象が変わり、これまで見えてこなかった企業の強みが急に見えてくるようになったのです。


2012年という年は、日本経済はいまだリーマンショックをはじめとする世界金融危機の影響から抜け出せず、その糸口すらつかめない状況にありました。


奇しくも、安倍晋三首相が辞任表明をされ間もないですが、この年は、安倍首相が9月に自民党総裁に再任され、12月の衆議院総選挙で地滑り的大勝をおさめられた年でした。


2012年前半の時点で、安倍首相が温めておられた経済政策構想は、それまでの緊縮財政型の経済政策から180度舵を切るかのような劇的な内容でした。(アベノミクスと呼ばれる一連の政策の原案にあたるものです)


この時点では、大方の予想は安倍氏の自民党総裁再任は、まずありえないという雰囲気で、私も可能性は少ないと考えていました。


ですがそんな中、私は『可能な限り優良な資産を手に入れることに集中する』という考えのもと、2012年という1年を通じて保有する現金余力の大部分を使って長期保有に適した銘柄を買い集め、ポートフォリオの大枠を形作りました。


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投資の世界のセオリーではよく、投資は余裕資金を使って行うようにしましょうと言われますね。私もその考えは正しいと思います。


ですが、時として、物事には例外というものがあります。


この年は、日本の経済史上まれにみる巨大な歪みが生じようとしているのは明らかでした。目の前に巨大なチャンスが訪れようとしていました。


もし、あなたが人生の途中で、またとないほど大きなチャンスに遭遇したと感じたならば、あれやこれやと考えるのは後にして、まず、先に飛び乗らなければならないのだと思います。


考えるのはその後でよいのです。後でじっくり考えて、それで間違っていると感じたなら、そこで降りればいいわけですから。


私は、自分の財布から小銭がなくなる勢いで、全力IN、全力買いしました。


結局、この判断の結果、資産は大台を超えることになり、同時に安定したキャッシュフローを手にすることができました。


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2019年の国内株・REIT・ETFの年間配当計算書です。
(外国株・その他ファンドは別)


その後、何度か買い増し、売却を行いましたが、2020年の4月に全保有銘柄を売却するまで長期投資を続けてきました。


最後に大きく現金を失う形でノーポジションとなりましたが、投資家として大台を突破するという貴重な経験をさせていただくこともできました。


これまで14年以上の間、株式市場を通じて大切なことを学ばせていただきました。マーケットに対する感謝の想いは尽きません。将来、再びポジションを取る日が訪れるかもしれません。その日まで、私はメンターの元で謙虚に学びを継続していきます。


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ここまで振り返り、退場せずに続けてこられた要素に気付きましたので紹介します。


・固定費をとことん小さくする


私は両親の実家に住まわせてもらうことで家賃支出を減らし、車を保有したのは30代の半ばになってからです。それらのお金を投資に投入してきました。


これにより、人より多くの失敗をしても退場まで追い込まれることなく経験を積むことができました。人は何かを得るためには、それに見合った何かを手放す必要があるのだと思います。親のすねをかじることで生き延びることができるのであれば、それを選択するのも一つの生き方ではないでしょうか。


・他人と自分の成績を比べ、競争しない


人にはそれぞれ持って生まれた才能や得意なこと、生理的なリズムの違いなどがあります。例えば、自分以外の誰かが自分よりも大きな資産を築いたことを知ったとしても、そのことに心をかき乱されて、競争しようとするべきではありません。


投資を続けていると、こういう類の情報がとめどなく目に入り、耳から聞こえてきます。『妬み』『うらやみ』の感情が刺激されるんです。ですが、この世界では他人を気にしてしまい、負けまいと無理な投資をした人から退場していくことになります。


あなたは、自分の得意なこと、自分のできることだけに意識を向け、そのことを信じ、そのことに感謝し、それだけを続けるべきです。他人がいくら儲けたとうそぶいたとしても、気にしない強い心を持っていただきたいのです。


・マインドセットを学び、『お金の器』を広げる


おそらくすべての要因の中で、これが一番大きいのではないかと思います。要は、不思議な力と密接に関係してくる部分です。私は、マインドセットのバージョンアップが起きるたびごとに、自分が持つお金の器が一回り大きくなり、それに合わせるかのように資産の規模が大きくなっていることに気づかされます。


・自分の内側に意識を向ける

・一冊の本との運命的な出会い

(実は、この本に書かれていることの本質は、引き寄せの法則を応用して、お金を引き寄せて経済的自由を実現するということなんです)


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つらつらと書き連ねてまいりましたが、以上が私のこれまでの投資家としての歩みになります。


現在、私は松田豊さんという方をメンターとして、マインドセットと不思議な力の神髄について学びを続けさせていただいております。この方のマインドセットは率直に申して、すさまじいものがありますよ。投資、ビジネスの面に役立てるとどのような結果が出るかは明白だと思います。


ご興味を持たれた方は、検索なさってみてください。私も自身の更なる発展と社会貢献のために邁進してまいります。


お読みいただき、ありがとうございました。

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