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こども哲学@湘南T-SITE

ご縁あって、今年から湘南T-SITEにてこども哲学に関わる機会に恵まれました。コロナ禍でしばらく停滞していたが、2020年8月26日にビギナー(幼児)コース、アドバンス(小学生)コースのアシスタント講師をつとめました。

久しぶりのこども哲学の活動テーマは、気持ち。
幼児は、様々な表情イラストからいろいろな気持ちについて考え、最後に「楽しい気持ちになる」絵を描きながらプチ対話。
小学生は、質問ゲームで楽しく「質問」と「聞く」のエクササイズ。最後は「夏休み」について対話へシフト。

以下、メイン講師のまとめを一部改編しながら個人の感想を最後に追記します。

ビギナーコース:幼児2名(継続1名、体験1名)が参加。特に体験の子が場になれるまでに時間がかかりそうだったので、ゆっくりゆっくり名札を書く作業を行いました。名札に絵をかいてもらったり、その中で少しコミュニケーションをとりながら距離を縮めて自己紹介へ。自己紹介くらいから子供たちがにすっと慣れたこともあり、二人とも同時に話す&フリーダムに動き回る。今回は場に慣れてもらうこと、楽しんでもらうことを優先し、メイン講師と私で少し1対1で子どもを見守るような状況になりました。
その中で表情カード(表情を見てもらって気持ちを考えてもらう)を行い、どの表情がどういう気持ちなのかということを話し、その気持ちになる実生活の出來事を考えてもらうことに。
そのあとは表情カードから「楽しい」を探してもらうことに。「楽しい」を見つけたあと、子どもたちの要望にそって「楽しい」を絵にかくことにしました。アイスブレイクにお絵描きを使用したこともあり、絵を描きたい気持ちが強かったみたいです。二人とも一生懸命「楽しい」を描き、それをお互いに共有しあって終了。
体験参加のお子さんは教室終了後も絵を完成させたいということで隣の部屋を使ってお母さまと最後まで完成させてから帰宅しました。とても楽しんでくれた様子でした。
アドバンスコース:小学生3名と(小1、2、3年生)3人とも最初は緊張気味で、自己紹介くらいまではとても靜かで講師側も緊張しましたが、質問ゲームのカード説明をしているあたりから徐々に元気に。最初の緊張感が強かったので少しあたたまってきたところで長め時間をとり、それぞれのカードについてゆっくりめに話した後で質問ゲームへうつりました。ゲームは盛り上がり、講師が介入しなくても互いに當てあったり、楽しそうに質問をしあっていました。
印象的だったのは子どもたちみんなでよりゲームを難しくする方法を考えてくれたこと。意見を出し合い、提案してくれ、非常にうれしかったです。
当初の企画ではゲームをひと回ししたのち対話へ、と思っていたのですが子どもたちからゲームをもっとやりたいという要望があったので、子どもたちと相談して少しゲーム時間を予定よりも長めに取りました。
そのあと対話へ。話のトピックは夏休み。楽しい夏休みってどんな夏休み?という問いかけに対し、いろんな回答が出て、楽しい出來事の共有、嫌だった出來事の共有、学校が始まるのは楽しみだったか、実際始まってどうか、というような話になりました。
両方ともとても楽しい回でした。

今回は、向きあって話を伝えたい(聞いてもらいたい)幼児のフリーダムな動きに合わせて、その場で柔軟にプログラムをアレンジしたり、小学生の意見を尊重して相談しながら進めたりなど、驚くほど当初の企画通りに進まないことばかりでした。これからもこども達の反応から、一緒に考えを深めていけるよう自らの経験値を伸ばしたいという思いを深める良い機会となりました。

9月26日(土)13:10~、親子で楽しむ体験会を実施予定。タイミングが合う方はぜひ遊びにいらしてください。

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