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買ってよかった「ライカ M6」

ライカ、、、今思うと、、、
「いつ」に、「なにがきっかけ」で、知ったのだろうか。
正直わからない。
気づくと、気になる存在になっていた。
ライカを初めて触れたのは、新宿にある中古も新品も扱っている大きなビルを構えたカメラ屋さんでした。
そのカメラ屋さんは各フロアに、キヤノン、ニコン、ソニー、フジ、ライカなどと分かれていて(これである程度どこかわかる?)、自分が使っているカメラ(マウント)、欲しいメーカーが決まっていれば、自然と向かうフロアが決まるというありがたいシステム(笑)

エレベーターでフロアに到着すると、飛び込んでくるカメラ、レンズ!!
それが自分の目当てのものがばぁぁぁぁってあるので、ウキウキしちゃう!
フロアを移動すると、普段自分が使っていないマウントの世界も見れるのです。
雑誌やウェブなどで紹介されている気になるあのカメラも見れるわけです。
量販店のワンフロアにぶぁぁっぁあって広がっているお店とは見せ方が違うので、面白いです。

フィルムカメラに踏み出したきっかけは、常にデジイチをがっつり持ち歩くのが、、、ちょっとっていうときに、コンパクトフルサイズのα7Ⅱならば、ちょいとお出かけって時、軽快に持ち歩けるじゃん!って思い、α7Ⅱを手にし、そこで「ミラーレス機は様々なレンズが使える」という話を聞き、マウントアダプターを使用してのレンズ遊びの解説書を手にした。
そこで、現代のデジタル的な接点を持たないマニュアルフォーカスレンズの存在を知っていく・・・。

その中で、ライカというブランドを強く意識したのです。

そういった本(書籍)で見たレンズを見たい!と思い、そのカメラ屋さんのライカのフロアへ踏み出すのでした。

このカメラ屋さんの入口は、なんだか近づきにくい高級感を漂わせており、各フロアもガヤガヤした感じもなく、大人な気配を感じる店つくりなのです。
そのおかげもあってか、じっくりとレンズやカメラを品定めできると思うんだけどね。
このカメラ屋さんはネットショップも充実しているので、カメラに本気で取り組み始めた、EOS 5Dsを購入して以降、、、東京に出かけたときは実店舗を覗きに行き、出かけてなくてもネットショップを週に一回は見るというダメなターンにはまっているのでした。

最初は入口の高級感で圧倒されたのもだんだん抵抗なく入るようになり、ライカのフロアにM型ライカの実機があるのを知り、ふとしたときに触れてみた。

ファインダーが今までのシステムとは全く違い、レンズのピントリングを回すと、真ん中の像がツツツツツ、、、、と動くのでした。

で、ぴたっと像があう不思議な感触。
そして、シャッターを押す。。。
建物の中でも不思議な感触を味わったんで、それが実際のフィールドに持ちだしたら、、、と思うと非常にわくわくした。
その時のデジタルM型が何か、レンズが何かとまでは覚えていないんだけど、その操作感にぐっと心をつかまれ、すごく引き込まれた。

しかし、デジタルのMは非常に高い!
リリースされた年を頭に入れると、より高価に感じてしまうのである。

でも、ライカ欲しい、ライカ、ライカ、ライカ、、、、

頭の中を駆け回る「ライカ」。
そうこうしていくなかで、「ライカ」と書かれた雑誌や書籍を手にし、読む。
どのM型が良いのか・・・。
無理してでもデジタル機にすべきか?
いや、フィルム機か・・・

フィルム機に絞っても、M3?M4?M5?M6?と暗号のように見えてくる型番。
さらにバリエーションも豊富で、もう何が何だか・・・。

表示されるブライトフレームが豊富で、露出計も内蔵しているM6が良いのでは?と思い、いろいろ探ってみるのであった。

そして、あるとき新宿のカメラ屋さんのネットショップでM6と出会う。
セールか何かの期間だったように記憶しているが、そのM6がずっと頭の中を離れなかった。
気になって、気になって、どうしようもない・・・。

うむむむ、、、と、その期間が終わる日、売り切れてたら、、、とネットショップを見てみると、まだ残っている。

これは、運命か?と思い、「えぃっ!!」と購入ボタンを押していたのです。
そして、手元にやってきたM6。

カメラ本体は手にしたものの、レンズを考えていなかった。
レンズに関しては、よくわかっておらず、ライカ?ツァイス?フォクトレンダー?と、頭を駆け巡る・・・

今では整理できているので、特にあぁぁぁぁってはならないけど、、、本体を買った金額を考え、そこにレンズ代もプラスってなるとさすがに腰が抜けてしまう。

で、手にしたのがエルマー50mmF2.8。
買えるライカレンズというので、手にした一本だけど、今では手放せない一本でもある。

なにより、手にしたM6、調べてみると僕の生まれ年と同じであったので、このM6は永遠に離さない!と決めたのです。
さすがに月までは、、、一致してないけどね。

記念すべき、M6でのファーストショット!!

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フィルムをセットしてからの巻き上げが足りなかったのか、、、、笑汗
一本取り終えてから、巻き上げ現像に持っていき、出来上がりをすごく楽しみだったのを思い出します。
初めての一本はあっという間に撮り終えたと思う。

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ピントは合っているか、露出は大丈夫か、、、など、絞りやシャッタスピードを手元でセットするカメラの扱いにドキドキした。

現像同時プリントでお店に出していたので、出来上がりを一枚一枚みながら、、、途中からあれ???ピントが全然合ってない!!

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そう、沈胴式レンズなので、しっかり引き出してクイッと固定していないとどれだけファインダーで二重像がぴったりでもホワンホワンの写真が出来上がったのでした。

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一本分の半分以上がこのホワンホワンになっていたのには涙しました・・・。
それと同時に、どんな条件の時に出没するかわからない、右下にある光の乱入。
デジタルと違って現像に出して出来上がるまでは結果がわからないので、そのときの細かな撮影条件が覚えていないのもあり、どんな条件で出るかわからない分、撮りながら光の乱入出たらイヤだなぁと思いながら撮っていた時がありました。
この光の乱入は、後に修理に出して解決しました!!

そっからさらにM6で撮るのか楽しく、そしてM6というカメラが愛しくなりました。

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モノクロフィルムにもはまり、お店にあるモノクロフィルムを見つけては購入していったのでした。
カラーフィルムに比べて、モノクロフィルムのラインナップの多さよ・・・。
特に今はカラーフィルムの種類がだいぶ少なくなってきているんで、、、ちょっと悲しい。
そして、モノクロフィルムと出会っての最初の一本。
フジフィルムアクロスネオパンにて・・・。

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この時のモノクロは、見えてる世界がモノクロフィルムではどう写るのだろう・・・というのが強くあったのです。
イメージ通りに「ばちっ!!」とはまったときのモノクロ写真はすごく引き込まれた記憶があります。

MマウントのカメラM6、
Mマウントのレンズ エルマー50mmF2.8
この組み合わせでいろいろ撮り歩いた!
これしかないから、これで撮る、イメージを撮れるように撮る、という一眼レフでは味わえなかった感触を味わったのです。
さらに露出についても考えるきっかけを与えてくれた。
デジタル一眼でバシバシ撮ってるときはあんまり意識していなかったけど、ライカM6を手にしてからは、シャッターを押す前に一呼吸おいて考える、露出計で測るという儀式をするようになった。
そんなひと手間を置いて出来上がる写真一枚一枚のプリントを眺め、うまくいったときはウキウキワクワクし出来上がりを何度も眺め、うまくいかなかったときもそれを眺め、、、デジタルのときとは一味違う楽しみは増えました。

そして、レンズの世界も面白い。
EOS機EFマウントやα機FEマウントとなると、やはりある程度レンズのラインアップは把握できるように思える。
でも、Mマウントレンズとなると、L39マウントも含めると、めっちゃ多い!という。
ライカだけでなく、ブランド(メーカー)も聞いたことのないものもあり、探すのが楽しい。
おかげで、新品のお店よりも中古が豊富なお店を見ているのが楽しく思えるように・・・。
気づけば、MマウントカメラもMマウントレンズも増えてしまったけど、ファインダーを見て、フレームに狙いを収めてシャッターを押す。
お店にフィルムを出し、出来上がりを楽しみに待つ。
出来上がりを見て、次はこうしよう!とまた撮影意欲を掻き立てるのであった。

そうしてより深くライカの世界にはまっていった・・・。

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