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映画「最後の追跡」 映画について其の1

僕の中身を形成する何割かは間違いなく映画です。

物心ついたころから映画が好きで当時流行りだったTVの洋画劇場は常にチェックしておりました。その後、中学生の頃には一端の映画評論家気取りの嫌な感じの少年となりついでに淀川長治さんや荻昌弘さんの物真似をしてクラスの人気者なるという尾鰭もつく。

そして青年になり大人になりオッサンに至る今日まで🎬映画に教えられ、育てられ、自分と言う人間を作りあげてきたと思っております。それはお話そのモノであったり登場人物の生き様であったり彼らが放つ台詞であったり、そして考え抜かれ計算された美しい画像そのモノであったり。それらが混合し自分の中に迫り来た時、感動と共に心に定着し自我を作り上げきたように感じます。

その「好き」は現在まで約半世紀を経ても続いているのですがここ数年の配信系による映画鑑賞方というのにはやはり驚くばかり。新作が家のリビングでゆっくりとくつろぎながら鑑賞することができる。ちょっと夢のような時間です。そんな動画配信サービスの中の一つNetflix ✨で観た映画が良かったのでご紹介いたしますだ。タイトルは「最後の追跡」🎞です。

お話は経済的に行き詰まった兄弟が田舎町で起こした銀行強盗事件に捜査に当たるテキサスレンジャーが絡んでまいります。

テキサスレンジャーとはアメリカ独特の法務執行官制度でありその歴史は西部開拓時代にも遡るらしい。
そのままの組織で現在まで残っているというのも興味深いですね。老練なレンジャーをジェフ・ブリジェスが演じて良い味を出しております。
レンジャーにはキッチリとした制服の規定がないらしく服装が彼に似通っている後輩に向かって言うジェフの台詞が面白い
「真似は憧れの表れだ」

犯罪者とそれを追う者という図式はアクションやサスペンス映画の定石だがその描き方によって観ている者はどちらに感情移入してくるかが変わってくる。その辺りの観客の捉え方が映画自体の評価になってくると思うのだがそういった観客心理を上手く操っていて楽しめる映画でした。

監督のデヴィッド・マッケンジー氏は初物ながらこれから注目していきたい監督さんです。

いやあ 映画って本当に素晴らしいものですね😊🎞✨✨




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