聞く耳がない人へ要望を伝える為にしてみたこと(2) 実際した事と結果

前回の聞く耳がない人へ要望を伝える為にしてみたこと(1) ベースの考えと目標の続き。

■Yes And法に挑戦した

yes and法について簡単に説明すると、相手の発言に対し
「そうなんですね」など肯定の返事をした後に
「ところで〇〇なんです」
「実は〇〇ですよ」
「だからこそ〇〇です」
「もし●●なら〇〇はどうですか」など
否定せずにプラスで返事をしていく事で、共感や納得度を高める話法です。

とにかくやってみた。
使えるかもしれない場面全てにおいて試してみた失敗例を晒します。
今回、要望を伝えたい相手を”㋐”として再現。

㋐「Aの件なんだけどこういうエラーがあって□□が原因だと思うから、Bの方向でいこうと思うんだけどどう?」  

私「そうですね。そういったエラーの原因は主に□□というより××なので、Cの方向が良いかなと思います」 

㋐「え、××ってどうして?それとCの方向ってどうゆうこと?」

私「そうですね・・(以下説明タイム)」

やってしまった.....。
そもそもAを正しく理解していないからBになり得ない事の説明をどうするかとか、色々悩んで短くしたら否定してしまった。
では、どう伝えれば良かったんだろうか。

「□□が原因だとお考えなんですね。実は原因が××の時も今回のエラーになる事が多いんです。なので私はCの方向も考えてみるといいかと考えています。エラー原因を確認し終えてからBの方向にするか話ませんか?」

多分これだった。文面にすればセリフも思いつくが対面は待ってくれない。

分かってはいたけれど改めて実感したのは、1+1=2みたいに明確な正解があるとされてる話で、2以外の回答を否定せずに「正解は2とされている」と伝える難しさ。

これでは好感とは程遠い。この策は失敗に終わりました。

■ポジティブな感情を与えるよう努めた

次に、雑談などで「相手の趣味」や「注力している事」でイイと感じる部分は全力で肯定することに徹してみる策に出ました。

とにかく何時でも相手にプラスの感情を与えるようトライした

本当にネタがなければ相手が好感をもっている人の話題を振り一緒にその人のいい所を共有したりもしました。ゴマスリみたいで始めは抵抗もあったのですが「良いところ」は誰でも探せばありますし「良いところ」に気付くことでお互いプラスの感情が持てるのであればwin-winだと考えるようになりました。

立場的にも他の道が絶たれている以上、これが最適解だったと思います。それが結果的に、共感や感情面での納得度を高める事に繋がれば御の字。

ポジティブな感情を与えるよう努める作戦は、相手が元々感情的に動く人だったので初めから目に見えて効果がありました。そして直接肯定しなくても、機嫌が良い状態であれば一応話も耳には入れてるようでした。

なんだ、こんなことで良かったんだ。


短所克服をしている時、長所が隠れがちで自己肯定感とモチベーションが落ちやすい。

自分のレベルが低ければ、それに見合った努力を積み重ねるしかない。
分かっていても参考にしようとみるnews、note、twitter、Instergram、etc...SNS上にはキラキラと輝いて第一線で活躍されてる方で溢れていて、つい目標とする人のレベルで上を目指さなくてはと奮闘してしまう時がある。

周りの成功者にひっぱられ、自分の成長を焦っては失敗する。身の程をわきまえて自分なりの事をするしかない。

今回のような短所克服を目指している時、よく陥ってしまう罠。
短所と向き合う生活の中で意識して長所を認識しないと、自己肯定感が低下して同時にモチベーションも下がってしまう。それではせっかくの成長機会を棒に振るう事になる

私は今苦手な交渉をしようと挑戦している。
実際やってみて、目上の相手でも肯定する事に慣れてきたし、対話の機会もできた。それだけで十分。

振り返りを肯定的に認識するのは、かなり重要。

■結果。要望は聞き入れてもらえたか?

結局やったことと言えば

①ポジティブな感情を与えるよう努めた。
②仕事で貢献できるよう努めたり当然のことを当然にこなした。
③モチベーション低下防止のため、
 ネット上で勉強や情報収集する時間を減らし、
 自分を肯定的に振り返るようにした。

この3つだけ。


いざ要望を伝える機会が来た時、とうとう話を切り出しました。

すんなり話を聞いてくれました。


感触的にも「私は敵ではない」という認識を保てている様子。
そして肝心の要望がどうなったのかというと、
想像以上に親身に受け入れてもらえました。

初めに期待していた以上の反応のよさで、
色々画策した自分が少し恥ずかしくもありました。

今回の短所克服は上手くいったきがする。途中失敗したけど結果は出せた。いい歳だけど、また少しだけ成長できたかもしれない。

この記事が参加している募集

#やってみた

36,819件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?