見出し画像

事実 と 意見


事実と意見を混同する人たち

ビジネスにおいて事実と意見を混同する人を見ると,たまに「ん?この人大丈夫だろうか?」と思うことがあります。

ある事象に対して自分で判断できなかった際に,「たぶん~だろう」,「なんとかなるだろう」という根拠のない思い込みというバイアスがかかり,その状態が続くとその思い込みが事実に変換されてしまう人もいます。

自分自身も気をつけなくてはと思うことがありますが,少し意識をするだけで事実と意見を混同することを回避できると考えています。

混同の例1:電話応対

これは私が会社員時代にあった出来事です。
私は営業で,地方出張がおおくありました。
事務所に私宛の電話があり,事務の女性が対応をしてくれて,私の携帯にその旨を伝えてくれました。

「おっぺけさん宛に○○さんから電話がありました。」
「なんかXXについてお話していたのですが,たぶん~~だと思います。」

・・・絶句しました・・・
私は心の中で「お前の感想は聞いてないよ!」という想いを殺して、
「ありがとうございます。確認ですが,○○さんが何を言っていたかを教えてもらえますか?」

彼女へのヒアリングが終わり,事実確認をした上で取引先に連絡を入れて事なきを得ました。私より入社も先で,先輩でもありましたが,出勤後,彼女には事実のみを伝えてほしいことをお願いしました。

混同の例2:システム開発

これはタイトルから推察される方もいらっしゃるかと思いますが,システム開発でも「たぶんこうだろう」で工程が進むことがままあります。

すると想像に難くありませんが,発注者が望まないシステムが納品されるといったケースもあります。そして訴訟問題になったり…

ISO9001(品質マネジメントシステム)では,各プロセスにおいて記録を残し,社内外を問わずレビューをすることで,関係者のアクセプトを取り,次のプロセスに進めることを求めています。

正直なところ,ISOは面倒です

ですが,忙しいからこそひとつひとつを丁寧に進めることで無駄な手戻りを押さえることができ,結果的にプロジェクトがうまく進むといったことがあります。

私は「忙しい」は理由にならないという考えを持っているので,共感いただけない方も一定数いらっしゃることは想定していますが,それでもこの考え方は自分自身の身を守る意味でも大切だと考えています。

あれ?

タイトルを「事実と意見」としたのに例2から話が脱線してしまいました。
このNoteをかきはじめて22分経過しました(表紙作成含む)。
中途半端ですが,これでCLOSEします。最後までご覧いただきありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?