アンガーマネジメント

                             2020秋
このタイトルの言葉、ご存じですか?「怒りをコントロールするスキル」と訳されることが多いのですが、ここ数年企業や各種の団体の研修などでテーマとして取り上げられることが増えました。

私が初めて知ったのは、数年前にある有名人が「カッとしたら6秒待つ。これで突発的な言動は抑えられます」と学んだと聞いた時でした。「グッと我慢する」などではなく「6秒待つ」と具体的な方法に関心を持ちアンテナを張っていたところ、研修を受けるチャンスが!聞けば聞くほど奥の深さにハマり、関連本を読んだり自分の状態を分析していました。

「怒り」は誰にでもある感情です。私も若い頃はイライラしたりムッとしたりすることがよくありました。それは決して愉快な時間ではなく「怒らなければ、もっと楽に生きられるのに」と自分を持て余したものです。ところがいつの頃からか怒りを感じることがほとんどなくなっているのに気づきました。それはなぜなのか?怒らないのはいいことなのか?その辺りを知りたくなりました。

そして自粛期間中、録りためたホームビデオを観ていた時のことです。場面は20年前の家族の誕生会、ムッとした顔でハッピーバースディをひとり歌わない私が映っていました。幼い子ども達はママの機嫌を直そうと、口々に励ましの言葉を口にしています。それでもニコリともしない私。映像はそこまでで、何に怒っていたのか、その後どうなったのか全く記憶にありません。でも家族の幸せなひと時を台無しにしたことは事実。あの時アンガーマネージメントを知っていたらという後悔と共に、広場での相談でもダントツの「子育てのイライラ」にこのスキルを活かしたい、私の後悔を若いお母さん達に味わわせたくないという思いが湧き上がりました。

「アンガーマネージメントをマスターして自分で講座を持てるようになろう」がアラシクにして次の人生の目標になり、ファシリテーターの資格講座をオンラインで受講することにしました。ネックだった資金にはコロナ給付金を充てることに。年内にはみなさんにお話できることを目標に励みます。

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