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あなたがいないと生きていけないー保証人制度

#PS2023   #おひとりさま #保証人制度 #日々雑文

あなたがいないと世の中渡っていけない、あなたの名前は「保証人」。
尻の青い頃は、「ひとりで生きていける。誰も頼らずに生きていかねば」といきがっていました。
だけど孤独にひとりで生きてこうとすると、保証人制度が必ず立ちはだかってくれました。

初めての一人暮らしでアパートを借りるとき「保証人は誰ですか?」と尋ねられ、どうやら保証人がいなければアパートは借りられないことを学んだ。
イヤイヤ親に保証人になってもらったが、親から離れたいのになんで親の署名が必要なのか納得できなかった。

心身クラッシュして入院した時も、「保証人の欄に記入をお願いします。正社員の親族のお名前と電話番号をお願いします」。
入院費払えないほど貧乏じゃないわ。でも署名がないとダメらしい。
この時もイヤイヤ唯一正社員の家族・絶縁した実兄の名前を記入した。
(実兄とは名前だけ借りる条件で絶縁した。おまえには保証人になるくらいの価値しかない人間だと伝えておいたけど。)

弊老親が介護保険を使うときも、保証人が必要だ。
正社員の家族ありきで世の中は動いているらしい。
医療福祉に関わる仕事柄、散々家族はいるのか連絡先はどうだと尋ねる側だったのに、今は家族の事情を説明して時には自分が保証人になる。

就職時の提出書類にも保証人記入欄があり、何をするにも保証人がついてきて腹立たしいを超えて呆れてものが言えない。
そんなにワタクシが信用ならないのか、世の中は。
ワタクシが寸借詐欺でもやらかすと疑ってるのか。

本人が孤独ウェルカム、ひとりでOKでも、保証人という縛りを使って家族と無理やり繋げるのが世の中の仕組みだ。
身元保証サービスや賃貸住宅の補償代行サービスはあるが、かなり怪しい業者もあり、ぼったくられることもあるらしい。おひとりさまの弱味につけこんで、と思うがお金で解決するならそれでいい。
いや、積極的にお金で解決できる制度を作ってほしい。知らない遠い親戚に名前を書くためだけに連絡するよりも、お金で解決できるならそうしたい。第一遠い親戚が自分のことを覚えているのかが怪しいじゃないか、

国がやたら結婚しろだの子ども産めだの騒ぐのは、少子化対策じゃなく保証人がいない人間をなくしたいからじゃないかと疑っている。
公的機関が保証人制度を作れば、すぐに赤字になるとでも考えてるのだろうか。
親族がいなくて保証人が必要な人は真面目に働いて毎月家賃払う人が圧倒的に多いですよ。

借金のための連帯保証人じゃなく、衣食住に必要な保証人。しかも名ばかりでいいので後期高齢者でも構わない。
カタチだけの書類のなんの意味があるのかさっぱり理解できない。

「安心して暮らせるために」がキャッチフレーズの政治家のポスターを見るたびに、「保証人制度をなんとかしろよ」と毒づいている。
できることなら街宣しているときに「毒親DV虐待家族から離れられないぞ、保証人制度がある限り」と有権者は候補者に問いただしたいのである。

ババアの世迷言に付き合ってくれて感謝感激雨霰。 スキしてくれたら、中の人がめっちゃ喜びます。