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ドイツでの日本のマンガ/アニメの立ち位置

10年ほど前まで、日本のアニメやマンガは海外のオタクたちに大きな影響を与え、熱狂的なファンを生み出していた。
しかしそのブームは時間の経過ととも過ぎ去ったように感じる。
ドイツにいて感じるのは、今や日本のアニメやマンガ文化は流行りを越えて若者たち全体に定着し、日常生活の一部となっているということだ。


私の職場には20代前半までの若い子たちが多くいるけど、彼らはオタクでもないし、日本文化に興味がある訳でもない。

それでも『ナルト』といった王道作品は履修済みだし『SPY×FAMILY』や『呪術廻戦』などの最近の人気作品も押さえている。(余談だけど私が日本人だと知るとよくアニメの話題が出てくる。頻繁にあげられる4大作品が『ナルト』『呪術廻戦』『進撃の巨人』『デスノート』だ)


この現象の背景には、ストリーミング配信の普及がある。これにより、日本のアニメやマンガは世界中で簡単に視聴できるようになり、若者たちの間で急速に普及した。

書店に行けば、必ずと言っていいほどMangaコーナーが設けられている。ここ数年こっちで新海誠作品やワンピース、呪術廻戦を映画館で観たがほとんどの席が埋まっていた。
この需要と供給具合を見るに日本の作品が多くの人々に受け入れられているのを感じる。

こちらは『すずめの戸締まり』を観に行った時の様子


昔はアニメやマンガが好きと言えば陰気な人がハマる趣味のように捉えられていたが、今では全世界で愛されていて日本人として喜ばしい限りである。日本のアニメやマンガは単なる娯楽の枠を超え、異なる文化をつなぐ架け橋となっている。この人気は今後も衰えることなく、世界中でさらに広がっていくことだろう。

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