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【第26回】花火大会と友達にきっと求めているもの。

今年も花火大会の季節がやってきた。

僕の今住む地域でも最近花火大会が開催されていたわけで遠くから眺めたけれども、久しぶり眺める花火やっぱり美しい。

空高く上がる花火は昔から好きだった。家族とも友達とも親戚とも幼い頃から何度も地元の花火大会に行ったし思い出もたくさんある。

りんご飴が見た目より全然美味しくなくて顔をしかめたこと。大雨に降られて帰り道に親に迎えに来てもらったこと。そのせいで大事にしていたたまごっちが壊れて泣いたこと。思い出せばキリがない。

花より団子と人はよく言うけれども、こと花火に関しては別格だった。

いつからだろう。花火大会の会場に行かなくなったのは。

高校の頃から学校や中学・小学以前の同級生達に会うのが嫌で何となく足が遠のいてしまった気がする。

休みの日にばったり出くわしたときや、しばらく疎遠になっていた人と何を話しをしたらいいのかわからなかったからだと思う。

今思うとくだらない自意識だ。

そんな色んな思い出のある花火大会だけれども強烈に覚えていることがある。

中学の同級生と花火大会に行ったことだ。小学校の頃の学区こそ違えども部活も家の近かった僕らは今でも仲良くしている。

そんな彼は大きな音が苦手だった。おかげで花火大会の最中ずっと耳を抑えて舌打ちをしていて、ずっと不機嫌だった記憶がある。

悪いことをしてしまったなと思う反面、花火大会に来たのに耳を抑えているシチュエーションが面白くてずっと笑っていた。

そんな彼に思い立って連絡を取ってみると、どうやら花火は今も苦手らしい。

変わらないなぁと思いながらも変わらないことに安心する僕がどこかにいた。住む場所も境遇も変わってしまったけど変わらない部分は確かにある。

変わらなさっていいなと改めて思う。

目まぐるしく変わっていく現代社会に生きているからこそ変わらなさを求めているのかもしれない。

花火大会だってそうだ。厳密には変わってるのかもしれないけれど本質的な夜空に輝く花火の美しさやまつりの雰囲気は昔から変わらないに違いない。

今年は花火大会に行こう。久しぶりに帰ろう。毎年大学のテストと被ってしまって行けなかったけど今年は幸いそんなことはない。

変わらなさがきっとそこにはあるんじゃないだろうか。

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大学4回生。22歳。頭を空っぽにして読めるしょーもないエッセイを書いてます。最近は海外旅行紀も。趣味は銭湯&サウナ。
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