らぶorまねー

“愛”か“お金”か。
よく結婚を考える時に誰しもが少なくとも一度は天秤にかけるであろうこのふたつ。
結論から言います。
わたしは「愛よりお金」だと思います。
愛<金。
お金があると生活にゆとりが出来、そしてそれは心に余裕が出来ることと同義だ!とわたしは思います。

しかしわたし、現実には”愛“を選んで結婚しました。
もちろん賃貸とは言えど雨風凌げる屋根のある家に住めているし、今月はもうお金が厳しいから今日の夕飯は抜きね...というようなことがあるわけではない。
しかし、やはりお金に関しては将来に漠然とした不安があるし、言ってしまえばお金はいくらあってもいいし、足りることはない。

ということで、せっかくなので今日は
『もしお金があったら』
というテーマを掲げて夢の話をしたいと思います。

①新しい洗濯機がほしい!
しのごの言わず「ドラム式!」と言いたいところではあるが、小さい子どもがいる家庭だとドラム式が良いとは安全面的な意味では一概には良いとは言えないようなのでそこは保留。
とりあえず、今使用してる10年選手の5kgの縦型洗濯機からは卒業したい。
「日本製って本当に長持ちするからすごいよね」とよくわたしの両親は言う。
でも本当にその通りで、実家では洗濯機も冷蔵庫も軽く15年は変わらず同じものを使用していた。「壊れるまで使い続ける」が父親のモットーで、新しいもの好きのミーハーな母親はしょっちゅう「新しいのが欲しい」と言っていたけど、「まだ使えるのに処分したらかわいそうだ」の一言でいつも却下されていた。
わたしはどうやらこの点では父親の性格に似たようで、使えるものは余程のことがない限り最後まで使ってあげたいと思うことが多い。
今使用してる洗濯機もそう。
大学3年生になる時に、それまでお世話になっていた学生寮を出て、本当の意味での一人暮らしをスタートさせた。その際に一人暮らし用だし安いのでいいよ!と親に買ってもらったのが、今使っている5kgの縦型洗濯機だ。
誰も「洗濯槽の掃除」というものを教えてくれず、5年くらいは洗濯槽の掃除をせずに使用していた洗濯機。
ある日突然いつも通り洗濯機を回して、干そうとしたらたくさん黒いテロテロが洗濯物に混ざって出てきた時の衝撃と言ったら...はあ、思い出すだけで恐ろしい。本当にホラー。
それ以降はこまめに洗濯槽の掃除をしたり、洗濯機を使用した後は必ず洗濯槽乾燥をしたりと気をつけてはいるものの、やはりはじめの5年間掃除ゼロのツケが完全に回ってきていて、いくら掃除してもキリがないと言った状況である。

5kgというところも3人家族にとっては結構キツい点の一つだ。2日に一回は洗濯するとしても毎回パツパツで、明らかに5kg以上の洗濯物を物凄い騒音を立てて必死に洗ってくれる洗濯機を見てると悲しくなる。その騒音も本当に想像を絶するレベルで、いつ下の階の住人から苦情が来るかとヒヤヒヤしている。

最近結婚して、それを機に実家を出て新生活を始めるにあたりドラム式洗濯機を買ったという友人がいるのだが、「仕事終えて帰宅して夜洗濯機の電源入れてから寝て、朝起きたら乾燥まで終わってるからすごく楽なの!」とすごく嬉しそうに話していた。
よく子どもの寝かしつけが大変だという人はそのまま子どもと一緒に寝てしまえば自分も早寝早起きが出来るし万事解決!というアドバイスを目にするが、乾燥機付きの洗濯機があればわたしもそれができるのか、、と想像するだけで数ある重荷のうちのひとつが無くなる。洗濯物を干す作業事態は意外と嫌いではないが(シワ伸ばしとか地味な作業はむしろ好きだ)子育てと並行する上では、そういった地味な作業ひとつが意外と時間を要するので困り物でもある。

それでも、まだ一応仕事ができるこの子を捨てて新しい子に乗り換えるのはなんだか気が引ける。なんなら洗濯機を買うなら別のものに使いたいし、なんなら貯金したい。
でもでも、お金に余裕があるなら、今すぐにでも新しい洗濯機を購入したい。そして、今度こそはじめから洗濯槽の掃除を定期的に行って、綺麗な状態を保ち大切に長きに渡って使っていきたい。そして寝る前に洗濯機の電源ポチッと入れて、朝起きてふわっふわに乾いた洗濯物を清々しい気持ちで畳むやつをやりたい。

②冷凍食品に頼りたい!
一応主婦なので毎日のご飯はわたしの担当。
時々今日はもう夕飯作る気力ないなぁと思う時も、毎日残業で繁忙期でなくても21時過ぎに帰宅する旦那に「帰りにどこかで外食してきてー」とか「わたしの分の夕飯何かテイクアウトしてきてー」とお願いするのもあまりにかわいそうなので、料理は苦手だがクックパッドに月額を支払いながらなんとか頑張っている。
もしわたしが元々料理好きならば苦でないだろうが、何を隠そうわたしは料理がはっきり言って苦手だ。毎日しているうちに楽しいなと思えるようにもなってきたが、それでもやはり出来ることならやりたくない。
前述した通り、意外と地味な作業は好きなので、食器洗いはどちらかと言えば好きだ。汚れた食器やフライパンが食器用洗剤の良い香りや泡に包まれながら綺麗になり、ごちゃごちゃになっていたシンクが最終的に空っぽになる。結構快適だ。
ただ、自炊をして娘の寝かしつけを終えてからの食器洗いは結構怠いものがある。せめてここで食洗機があればまた全然違うだろうが、ここもまた購入予定はない。...そう考えると食洗機も欲しくなってくるな。(笑)
とりあえず、せめて冷凍食品に頼ることができれば毎日1時間〜1時間半キッチンに立ちっぱなしという事態は多少減らせるし、後にすることになる洗い物の量も格段に減るだろう。
コープに入会していて毎週何かしら注文しているのだが、カタログに魅力的な冷凍食品がたくさん載っているのを横目に、いつも注文するのは野菜や牛乳、ヨーグルト等...。
料理が苦手なわたしが時間をかけて作る食事より、冷凍食品の方が旦那も美味しい美味しいと食べてくれるのではないかという気持ちもある。
近所のママ友と遊んでその帰り道、今日の夕飯どうしようかという話になった時に「今日はもう冷食に頼るわー!」と余裕の笑顔で答える友人がすごくかっこよくて、わたしもあれ一度言ってみたい!と密かに夢を抱いているので、実現させたい。(ちなみにわたしは1から作るという話をすると友人は偉い!と褒めてくれるのだけれど、ただお金に余裕がないから高くつく冷食の蓄えが無いだけだよ...と心の中で泣きながら、えっへん!と得意気に「ありがとう!」と返答している。笑)

③既製品を買いたい!
保育士をしていたのもあって、牛乳パックや箱ティッシュ等の廃材を使用した工作は好きで、これまで椅子、テーブル、踏み台、車にもなる押し玩具等を娘のために作ってあげた。そして今は本棚を作っている最中である。
手作りをするのはもちろん手間がかかるが、その分自分の好きなデザインに出来て愛着も湧くし、何より既製品を買うより安く上がる。

しかしやはり手作りとなるとどうしても耐久性に欠ける一面もある。以前作った押し玩具も、ラップの芯を取手にしていたのだが、しばらくして力加減がまだ分からない娘に簡単に壊されてしまった。時間と労力をかけ、愛情もたっぷり込めて娘の好きなミッフィーのデザインにしていたので、壊れた時は結構落ち込んだ。
その点既製品はそう簡単に壊れるものではないし、長く使える率が圧倒的に高い。そして何より必要なのはお金だけ(もしネットショッピングなら配送の時間も必要にはなるが)である。

最近よくInstagramで子育てに関する投稿をしているアカウントを見て参考にすることも多いのだが、IKEAのテレビ台がおもちゃの収納棚にぴったり!という投稿を見てからそれがものすごく欲しい。旦那に相談してみたが、棚はもう既にあるじゃないと言われあえなく却下された。「確かにあるけど、今使ってる棚は上下の仕切りがなくてデッドスペースが多いの!!」と返してやりたかったけど諦めた。そして後日ダイソーに走り(実際は炎天下の中娘を乗せたベビーカーを汗だくになりながら押して、20分くらい歩いた)キッチンで食器を収納する時に使用するコの字ラックを数個購入し、それを使用することで何とかデッドスペースを埋めることに成功した。しかし悪気もなく娘はおもちゃと共にコの字ラックも一緒に外して遊んでしまうので、それが結構ストレスな母。今は頑丈にテープで貼りつけて、ここ1ヶ月は外されずに保てている。笑

いくらでも工夫や代用はできるが、初めから出費を気にせず既製品に頼れたらいいのになあと思わざるを得ない。
旦那も何か一つでも廃材を使って物作りをしたらその大変さが分かって、多少お金をかけてでも既製品を買ってくれるようになるのだろうか。そう思い、「今話題のDIYやってほしいな〜♡」と可愛くお願いしてみたこともあるが、「俺そういうの苦手だからな〜笑」とあえなく却下された。

ちなみに今娘に購入してあげたいおもちゃの一つが、いないいないばぁっ!のマグネットお絵かきボードだ。娘はお絵描きが本当に好きで、クレヨンと真っさらな紙を渡すと、軽く1時間は集中するほどである。お絵描きボードも既に持ってはいるが、セリアで買った100円の小さいタイプの物で、使い物にならないわけではないが、いかんせんコンパクトサイズだし、書き心地も数千円する商品とは比にならない。娘の好きなことにはどんどんお金をかけてあげたいと思う母vs今あるもので十分だよと多くを望まない父のバトルである。たかだか数千円のものなのになかなか購入に至らないのも、お金に余裕がないからである。実に悔しい。


とまあこんな感じでほんの一部の例を挙げてみた。
他には、
・エアコン掃除をプロに頼みたい
・寝室にもエアコンが欲しい
・キングサイズで高さが低めのすのこベッドを購入して家族3人で川の字になって寝たい(今はダブルベッドに旦那、娘とわたしは床に布団を敷いて寝ている。毎日布団を片付けるのが地味に大変)
・家政婦を雇って週1で水回りの掃除をお願いしたい
・わたしが大好きなアイスをストックする専用の冷凍庫が欲しい
・Amazon fire tv stickが欲しい(まだ買えておりません泣)等々...
お金に余裕さえあればすぐにでも実現させたいことは、次々に溢れ出てくる。

しかし一番初めに言った通り、”愛“を選んだのは紛れもなくわたし自身である。「どうしてうちにはお金がないの!」と旦那を責めることはできない。
娘が幼稚園に入る頃にはわたしも社会復帰したいし、期限を延長してもらっている失業給付金も早く受け取りたいので職探しを今すぐにでもしたいが、このご時世でわざわざリスクを背負ってまでハローワークに出向くのもなあというのも本音である。
後悔がないと言えば嘘になる。
しかし、”愛“はそう簡単に手に入るものではない。少なからずわたしは、これ以上本当の自分自身を受け入れてくれる人は他にいないと思ったから今の旦那とずっと一緒にいることを望んだ。たくさん喧嘩して今度こそもう終わりだ!と思ったことも数え切れないほどあるが、それでもたぶんこれからも変わらず一緒にいることになるのだろう。
極論、「愛かお金か」と天秤にかけるからいけないのではないか。
「or」ではなく「and」
どちらも無くてはならないものだ。
そう考えると、幸いうちには既に”愛“はあるので、あとは”お金“を手に入れれば良いだけの話である。

母曰く、わたしは幼稚園の頃に将来の夢として「億ションに住みたい!」と豪語していたらいい。(ちなみにあともう一つの夢は「うさぎさんになりたい!」だったそう。笑)
そんな幼き純真無垢な頃のわたし(笑)の夢を、いつか自分自身で叶えてあげたいものだ。いや、叶えてみせよう。

人間は元々欲深い生き物なのだから、現実に納得できずイライラしてしまう自分を責める必要はこれっぽっちもない。
現実と直面してその落差に落ち込もうが、時々こうして理想をたくさん掲げて妄想を膨らませるのも悪くない。

とりあえずもうしばらくは、“お金”がなくても”愛“で生活と心にゆとりを持つことが出来るんだぞ!と言えるよう胸張って生きるぞ。

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