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動物と暮らす

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普段は動物と暮らす家族の1人として。 仕事では動物の生活をより快適にするためのフードやアイテムの開発者として。 またある時は現役の臨床獣医師として。 様々な立場から動物と人との…
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動物と暮らす。Vol.72 ドライフードは”国産”であるべきなのか

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 ドライフードなどを選ぶ基準でよく耳にするのが「国産だから」というもの。 かくいう私も食品を買うは気がつくと産地を気にしていて、それが日本だと安心していたり…。 ただ、この「国産」というキーワードは果たしてドライフードにおいて”良い”と言えるのでしょうか? 結論としては私はドライフードに関してはそんなことはない。と思っています。 今日はそんなペットフード作りの裏側について少し私見を話したいと思い

動物と暮らす。Vol.71 全国放送に出てしましました…!

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 タイトルにある通りなのですが、実は獣医師としてテレビでコメント出演をしました! 猫のあくびの専門家、という訳では決してないのですが(笑) いち臨床医として動物の行動の原因について考えられることをお話しさせていただきました。 放送後の反響が想像以上で、「おぉ!!めちゃ久しぶり!」なんて友達から急にテレビにお前が出てきたんだけど。と連絡がきたりもして驚いております。 技術面も知識面もまだまだ未熟です

動物と暮らす。Vol.70 最近使ってみたい商品

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 最近こんな広告を見かけました。 そ、そそそ外シャンプーだと!?!? 高校までがっつり部活動で野球をしていた自分。 外でシャンプーができるとか最高じゃないか!と思わず製品HPまで調べに行ってしまいました。 ただもし、私の理解が間違っていたら非常に申し訳ないのとぜひ何が違うのかを教えてほしいのですが、この商品って実は今まで出ている制汗シートとそんなに変わらないんだと思うんです。 違うのはその「キャ

動物と暮らす。Vol.69 大型犬が減ってる?

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 日本で飼育されている犬猫、特に犬の小型化がどんどん進んでいるそうです。 病院で診察をしていても「えっ!?ゴールデンレトリーバーなのにこのサイズで成犬なの!?」 といったことが本当によく増えたように感じます。 ブリーダーさんなどにおいて意図的に体格が少し小さめの子同士をかけるようにしている方が増えていたりするのか?予想しているのですが、ニーズがあるからそうしている訳で、なぜそういったニーズが日本で主

動物と暮らす。Vol.67 キャットペアレントあるある

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 最近、こんな記事を見つけました これによると、 太り気味の猫と暮らす飼い主のなんと28%が「自分の家の子は太りすぎではない。」と思っているそうです。 わ、、、分かる〜〜〜!と思わずなってしまいました。笑 と言いますのも、「認めたくない!」とか「そんなこと言われたくない!」というようなマイナスの感情が働いているものでは決してなく、 あくまでものすごくポジティブな意味合いではあるのですが、 ドッグ

動物と暮らす。 Vol.56

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 ワンちゃん同士は犬種でつながりができている! 先週末にperromartはこんなイベントに参加をしておりました。 湘南鎌倉クリスタルホテル様で行われた「クリスタルバレンタイン」というイベントになります。 同じ湘南地域のご縁から今回参加をさせていただくことになったのですが、雰囲気のあるオシャレな環境の中、多くの人でにぎわう素敵なイベントでした! 私たちは、NAMAプレミアムとモイスチャームース、

動物と暮らす。 Vol.54

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 どんなことにも「初めて」ってあると思います。 今までに経験したことない出来事に対して準備をしておくのってすごく難しいですよね。 今日はそんなことを感じたことについてです。 実は最近、ベビー用品を選ぶ機会がありました。 ですが、いざ調べ始めてみると、子供のいない自分にとってはどれも似た物ばかり…。 分かりやすくまとまってる「まとめサイト」を見ても、やった試しも無いので使用シーンでの比較も全くイメー

動物と暮らす。 Vol.53

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 突然ですが、皆さんは普段の何気ない風景や様子って写真に残しています か? 私は普段そんなに写真や動画を撮る習慣はないのですが、残しておかないとダメだなぁ…と感じることがあったので、今日はそのお話を。 担当していた子との死別 昨年の暮れに、私が担当しているネコちゃんが亡くなりました。 その子とは私が獣医になってすぐの頃から担当をさせてもらっており、慢性的に残っていたネコ風邪や難治性口内炎の治療、定

動物と暮らす。 Vol.52

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 明けましておめでとうございます。 今日は、ペットと暮らす方のお宅に必ずといっていいほどあるだろうコロコロがどのように誕生したのか?を探ってみました。 コロコロが誕生したのは、1980年代のこと。 産業用の粘着テープの技術を生かした製品を作るというミッションを与えられた開発チームはその転用先に困っていました。 様々な商品を開発してはみますが、なかなかヒットせず倉庫には大量の在庫が…。 在庫をど

動物と暮らす。 Vol.49

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 サッカーすごかったですね! 最後まで諦めない姿勢、そして超強豪国相手に勝利をもぎ取ったその姿に思わず涙が出ていました。 それは彼らのようになりたいと心の底から思ったからです。 もちろんサッカー選手として、ではなく人間としてです。笑 個人的に特に、彼らを尊敬している部分があります それは”自分を信じて継続するメンタル”です。 前のコスタリカ戦でまさかの敗戦。 ドイツ撃破後で浮かれていた世論は手の

動物と暮らす。 Vol.48

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 私たちが普段考えるのは「西洋医学」 個体によってそれぞれ違ったことが体の中で起こっているものに対して、 多くの研究結果と実際の検査結果から統計的に「おそらくこの子の体の中ではこのような変化が起きていて、この治療が一番効くはずだ。」という様に予測をつけながら治療を目指していくのが西洋医学です。 (大学で学ぶことも基本的には全てこちらになります。) これに対して動物一頭一頭の体質を考えて自然治癒力を促

動物と暮らす。 Vol.41

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 今、noteではこんなキャンペーンをやっているそうです。 私も一獣医師としてぜひ、ペットショップではなく保護いぬ、保護ねこを家族として迎え入れる選択肢を皆さんには選んでほしいと思っています。 そこで今日は保護いぬ保護ねこの方が実は「お得!」な理由をいくつか挙げてみたいと思います。 ※完全に主観的な意見になります。あくまで一意見として軽く聞いていただければと思います。 -------------

動物と暮らす。 Vol.27

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 先週はnoteを更新できず、すみませんでした。 実は東京ビックサイトで行われていた「第11回インターペット」にperromart.jpは参加しておりました! 全国から有名なあのブランドから初めて見かける面白い商品までたくさんの商品が集まってくるこのイベント。 昨年は1イベントの参加者でしたが、今回はなんと初めて出展者としてブースを出させてもらうことができたんです! (うちの会社の名前は実は「25

動物と暮らす。 Vol.20

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 実は最近、妻の実家で保護犬を迎え入れました。 名前はナッツ。8歳のミニチュアシュナウザーの女の子です。 出会いは、繁殖引退犬として保護団体に引き取られ、私が非常勤として勤めている病院に避妊手術をするために来ていたことでした。 妻の実家は大のミニチュアシュナウザー好きだったので、こんな可愛い子が今来ていること、この子がこれまで繁殖犬として生きてきていたことを伝えたところ、 とすぐに返事が…! そこ