見出し画像

マイ、ポエティックホリデー

久々の休日
初めて会う人

そんな組み合わせはどこか運命的で、必然的な気がする

二子玉川、
学生の頃たまに来たことはあった
あの頃はもっと人が少なかったかもなぁと思いに耽る

蔦屋書店に入り、書籍を見漁る

こんなことする予定ならリュックにすればよかった
後悔が頭をよぎる

席はどこも埋まっている
本を読んでいたり、お話をしていたり

あ、今目の前の席が空いたけど
なんだか自分がそこに座るのはなんだか違う気がする
せっかく空いた席だけど、一度荷物を置いて座ってみたものの、
すぐに荷物を取り、その席を立ち去った

くるくる同じ本棚を回る
「読みたい本」と「実際に読む本」は違うものだ
よくカバーで面白そうと思って手に取ったものでも
文字が多くて諦めてしまうことがある
カバーに何文字の本です、と書いてくれていれば
諦めることなんてないのにとか思う。

二子玉川の蔦屋書店は面白い
私はそう思う

いろんなところから来た人が集まっている
いろんな企画がある
いろんなお店が集まっていて
忙しなく人が動き回っている

自分には自分のペースがあるというけれども
果たしてそれは忙しなく動いている人から見たらどう見えているのだろう
何をたらたらしているんだろうとか
思うのだろうか

私は、POLAが企画している体験型の企画展に立ち寄った。
「直感を信じて、その通りに生きる」
「自分と対話する」
テーマについて、企画担当者の話を聞く。
なんだか、この時代流れの早さに
「もう少しゆっくり生きてみようよ」
と語っているようにも感じられた。

自分の好きな花を選ぶ。
取り直しは禁物。

水玉の鏡が貼ってある通路を通る
マスクを外して。

その間に何枚か写真を撮られていたみたいだ
新しい空間を物珍しそうに
どこか不満げに
絶妙な顔つきで通路を抜ける自分がレンズ越しに捉えられていた

そうか、自分はこんな感じに見えているんだなと
言葉にできない何か
もやもやとした気持ちが
誰に対してでもなく湧き上がってきた
怒りでもなく、高揚感でもなく
何か虚しさのような、空虚感とともに、
いいじゃん、この写真というものを見つけて少し嬉しくなる

最後に自分の好きな香りを選び、それぞれ3つの体験を掛け合わせた花言葉と化粧水をもらった。

花言葉は
「たまにはわたしから、誘ってみようかな。」
だった。

なんか心が痛かった
と、同時に、すごく核心を突かれて気持ちが晴れた
そんな気がした

会いたいと思ったあの人も
行ってみたいと思ったあの場所も

誘っているつもりだったけど

なんだかんだで逃げてるのかもなとか


考えすぎかもしれないけど
これも神様の思し召しな気がして

心のどこかにしまっていた感情を後押ししてくれた空間とジャスミンの香りに
後ろ向きな返答をしたくない

自分の「今」を見つめて

自分の「今」、無理してるな
ストッパーかけてるな
誰かのお気に入りになろうとしているな
かっこつけてるんじゃないわよ、まぁ、そんな自分も好きだけどね

今日会った人は私の話のスピード感を褒めてくれた
なんかすごく嬉しかった。
いつもの自分じゃない感じがして、なんか緊張したけど
こんなマイペースな自分もいいね、って言ってくれる人がいることを知ってどこかほっとした。

ポジティブでいること
明るくいること
それが自分の見えている姿で、あるべき姿だと思っていた

だけど、初めて会う人にはわからない
それが「いつも」の自分なのか
「今」だからこその自分なのか

なので、その「今」を愛してくれる空間、人、場所、香り、モノ、本。
そういうものをもっと大事にしたいと思った。

そんな心の声を言葉にしたくて
休日の昼間にNOTEを書き始めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?