見出し画像

経験者だからこそ実務の手癖をアップデートしていく - 256timesユーザーインタビュー第5回

技術や情報の流れが速い Web の環境で長く実務に携わられ、新しい知識を柔軟に取り込み、現在も学び続けている cigu0315 さん。「書いて、読んで、ともに学ぶ 参加型プログラミング勉強会」256times のユーザーインタビュー第5回です。


ドットインストールでの学習

ドットインストールを始めたきっかけを教えてください

あまり覚えていないのですが、当時勤めていた制作会社で、案内をもらって登録したのかもしれません(※2011年当時のドットインストールは招待制だった)。ちょうど、世の中にプログラミング学習サービスがたくさん出てきた頃で、その中でいろいろ試してみていた…と記憶しています。

私は先に実務の経験があったもので、当時のドットインストールでの学習は「もうちょっと先のことが知りたいな」みたいな、もどかしい気持ちがありました。サービスの有り様と、自分が求めるところが合致する・しないというのは、よくある話です。

歴史的に(Webの技術は)移り変わりが激しいので、その後も何か体系化された形で学びを持てないかなと、学習の場は探していました。

最近ドットインストールの学習を再開したのは、なぜですか?

だんだん Web の環境自体が変わってきたので「ここで(知識を)整理しておけばコードが楽に書けるのかな」と考えるようになりまして、そういった潮流と、知識を整理されているドットインストールさんのようなコンテンツが良かったので「改めて見てみよう」というタイミングが合致しました。

以前はとくにブラウザに依存するところが強かったので、そのあたりが整備されて、たとえば IE(Internet Explorer)がなくなったのは大きかったと思います。

その後はほぼ Chrome、あとは Safari を気にしていればいいような流れになってきました。これまでは色々なことに手を回さなくちゃいけなかったのが、少しずつ思ったとおりのものが楽に作れるようになってきた、ということですね。

2022年6月15日にサポートが終了した Internet Explorer

256timesへ参加したきっかけ

256timesに興味を持たれたのは、なぜですか?

Web上にある学習コンテンツでいろいろと勉強していたのですが、もっと本格的に書くとなると、自分で課題を設定して取り組む方法もあります。ただ、それだとどうしても今までの手癖で、積み重ねたものの中で解決してしまう傾向がありました。

その方法では意味がないとまでは言わないのですが、自分が書きやすい形で書いてしまうのは、自己満足度が高すぎるなと思ったものですから…。課題を提示してくれるようなものがあったらな、と考えていました。

256timesに参加する前の印象は?

もう経験者の部類ではあるので、最初は「自分が参加してもいいのかな…」とためらいはありました。いろんな人が書いたコードを見ることができるサービスなので、そういう意味では経験者が混ざってもいいのかなと…。

課題も「初学者向けの設定なのかな」と考えるところも当然ありましたが、やってみることが大事だな…ということでちょっと参加させていただきました。

256timesに実際に参加してみて、どうでしたか?

自分はもしかしたらターゲット層とのギャップがあるのかもしれませんが、参加させていただいたら、ことのほか課題が面白くて。

「実際に作ってみる」のと「締め切りがある」のは効果が大きかったです。256times みたいな形で、実際の課題を提示してもらって、そこに対して取り組むのは新鮮でした。自主学習になってしまうと「まあいっか…」と日々の実務に流されてしまうところもあったので、期限があると「今回はこれをやろう」と区切りをつけやすくなりますね。

その日の課題は、翌朝の10時までに提出します

256timesの実際の様子

256timesに参加してよかったことは?

JavaScript はコードを見ると「すごく上手な考え方で整理されているな」というのが何となくわかるので、コードをとおしてその人のロジックや考えを見ることができるのはすごく有意義だなと思っています。

いいなと思うコード…たとえばコードの量ですとか、メンテナンス性に配慮した書き方をされている方もいらっしゃいますし、クラスによっては皆さんまだ学び途中なんだなと思うこともあります。ただ「これが完成形です」という地点までたどり着いた人のコードを見ることができるのは、すごくいいなと思います。「今 HTML/CSS を書く人たちは、どういう書き方をしているのか」を知ることができるのも、すごく有意義です。

課題を提出すると、このように他のメンバーのコードを見ることができます(画像は『動かして学ぶJavaScript Vol.1』にて、cigu0315さんのコード)

256timesの活用方法は?

私の場合は、技術的な知識をもう一度きちんと体系化して、自分の中に落とし込むのが目的として大きいので、課題をとおして知識を整理しています。課題ではドットインストールの動画をヒントとして用意してくださっているので、そちらを見て参考にします。

あとは、期限に間に合わせようと思うと、どうしても考えるより先に手を動かしてしまうのですが…。どんどん書いていくのが大事なので、せっかくならと「もうちょっと短く書けるのかな」「考え方そのものを変えれば、もっとすっきり書けないかな」とコードをブラッシュアップして、再提出しています。

正解を教えてもらうような課題設定ではないので、今かぎられた時間の中で、どれくらい自分が思う正解に向けて構築できるかに課題意識を持って、取り組む意義を感じています。

どんどんコードをブラッシュアップして、再提出するcigu0315さん

課題のレベル感はいかがでしたか?

HTML / CSS や JavaScript のクラスに関しては、自分の日々の生活や仕事を邪魔せずにこなしていけるなと、ボリュームとしてはすごく適切に思っていました。

案件修行クラスのようにサイトを構築するクラスだと、アイデアを考え込んで時間を使ってしまうところはあるかもしれません。自由課題ってすごく面白いですよね。どこまでもやれる反面、どこまでやればいいんだろうという。心の割り切りとの調整の具合が難しいなと思いながら、楽しんで作業しています。

かける時間は、長くても3、4時間くらいでしょうか。朝早く起きてやることもありますが、1日の生活の中で捻出できる時間として「4時間くらいでやろう」と自分の中で目処にしています。

案件修行クラスも面白かったのですが、p5.js(※現在は休講)も面白かったですし、CSSアニメーションのクラスもすごく楽しみながら参加しました。プリンがハネるようなアニメーションを作った覚えがあります。

cigu0315さんが『書いて覚えるCSSアニメーション』で作成した作品です

最後に

あったら嬉しいクラスはありますか?

ユーザーのみなさんがどれぐらい参加してくださるのかは、わかりませんが…。JavaScript でまた違うテーマで作るクラスがあったら楽しいなと思います。

最近の新しい言語のクラスがあっても嬉しいです。私は経験上、 jQuery の使用が長かったのですが、jQuery は jQuery の書き方があって、そのおかげで生の JavaScript よりも簡略化して書けるところもあります。今は JavaScript に回帰している流れが強い一方で、そういう存在のものはまた出てくるのではないかと思っているので、ライブラリを触ってみるクラスもいいですね。

レベル分けのようなことが可能なのであれば、そういったトライアルのクラスもあってもいいのかなと…。ただ、いろいろ難しいだろうなとも思いますので、リリースしてくださるクラスに参加して目一杯楽しんでいます。

▼ はじめての方は無料体験クラスに参加して、ご自身が感じる難易度を確かめてみることをおすすめしています

今学習中の方にメッセージがあればお願いいたします

HTML / CSS も JavaScript も、学問的に知識として取り入れていく分には、やり方がいくつかあると思います。ただそれを、モノを作ることに結びつけてこそ、といいましょうか。実際の画面上で動くものができて、はじめて上達するので、その経験をどんどん積むことが一番成長につながります。

時間を置いて、一回作ってみたものをまた見直して、ブラッシュアップするのもきっと成長につながります。256times さんも作ったものはいつでも見れますので、すごくいいなと思っています。自分の段階が上がっていけば、その時はわからなかったものが、次の段階で見た時には気づけるようになっているものです。

今どんどん、知識…仕様自体は毎年変わっていくのですが、自分が積み上げてきたものは裏切りません。逆にその積み上げがあれば、新しいものが出てきた時に「じゃあ自分のどれと結びつけられるかな」とか、「ここを変えればいいな」っていうのは考えやすいのではないかと思います。

「自分が持っているものだけでしかやりません」と凝り固まっているとなかなか難しいのですが、新しいものが出てきたら柔軟に検討してみて、取り込めるものは取り込むのが、進歩を続けるには大事なことかなと思っています。

その伴侶として、といいましょうか…一緒に走ってくれる存在として、ドットインストールさんのようなコンテンツもあります。すごく良いと思うので、うまく使って取り組んでいけるといいですよね。


cigu0315 さん、ありがとうございました!


▼ これまでのインタビューは以下からどうぞ!

▼ 256times - 書いて、読んで、ともに学ぶ、参加型プログラミング勉強会

▼ ドットインストール - 3分動画でマスターできるプログラミング学習サービス


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?