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雑誌「255255255」創刊します!!

はじめまして。神谷と申します。突然ではありますが「255255255」という雑誌を、10/16に創刊することになりました。(お前誰やねん、と思われた方はこちらをご覧ください。)

あ、この雑誌「255255255」の読み方ですが、ニーゴーゴニーゴーゴニーゴーゴ、略してニャーゴと我々編集チームは呼んでいます。ニゴニゴでもなんでも、みなさんが呼びやすいよび方で呼んでみてください笑

さてこのnoteでは、巷では絶滅危惧種とも言われる紙の雑誌をなぜ今出すのか、そしてそれはどんな雑誌なのか、その辺お伝えしていこうと思っています。

どんな雑誌なのか?

まずスペックからお伝えすると、

発売日:2020年10月16日
ページ数:36P
価格:255円                                                                            
SHOP LIST:SPBS本店/SPBS TOYOSY/SPBS TORANOMON/ and more...

こんな感じ比較的薄めで読みやすく、あとニゴゴだけに255円という超手ごろな価格設定。手にとってもらいやすいことを優先しました。最初は一緒にこの雑誌を作ってるSPBSさんに置いてもらいます、が、順次他の書店さんにも置いてもらう予定です。あとオンラインでも購入できるようにしますが、それはまた整い次第共有しますね。

さて、肝心の中身なんですが、手取り早いので目次をお見せします笑

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こんな感じで8つのコンテンツがあります。

テーマを「意味の変化」に据えて、今まさに変化が起ころうとしている、もしくは変化を作ろうとしている人に焦点を当ててインタビューでその秘密を探っていきます。それ以外にも小説あり寄稿ありで、ページ数は少ないんですが、これでもかってくらい色々詰め込んだ濃密な内容になっています。別途noteの記事で創刊の想いも語ってますのでこちらもご覧ください。

今回インタビューで取り上げさせていただいたのはNext Commons Labの林さん、Fisherman Japanの長谷川さん、ミニシアターエイドを主宰する深田監督や、遅いインターネットの活動も注目の宇野常寛さん、意味の変化を常に考え続けている人として辞書編集者の飯間浩明さんなどなど、色々なジャンルの方々に、お話を聞かせていただきました。

今回の特集は?

創刊号の特集テーマは「新陳代謝し続ける場所」ということで場所の変化に焦点を当ててみました。

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場所作りは、特に地方創生の文脈でたくさん存在するけれども、復興支援のような一時的でカンフル剤的なものも多いようにも思います。生命における新陳代謝のように変化し成長し続けるメカニズムの部分に目を向けて場所作りをしているところを「新陳代謝し続ける場所」と名付け、そのメカニズムの秘密を探るべく取材してきました。取材して出てきたキーワードは「共同体」、共同体のアップデートにこそ新陳代謝し続ける場所を作る秘訣がありそうかなと思っています。(詳しくは誌面にて!)

なんで(紙の)雑誌なのか?

昔から雑誌が好きだったというのも理由としては大きくあるんですが、今雑誌を作る意味を自分なりに整理すると

1.今をしっかり考えるためのメディアとしての雑誌の可能性を感じている

スピードで言えば当然インターネットの方が早いので、今この瞬間を切り取るという意味では当然雑誌はインターネットに負けます。ただインターネットの情報は早すぎて考える余裕がないくらいなのと、SNSを介した情報伝達が主流になる中で、例えばソーシャル上での同調圧力みたいな力が働いて、情報に脊髄反射的に反応してしまう。

もうちょっと今についてじっくり考えたり、感じたりしたい時に雑誌というメディアの持つスロウさやオフラインであることって、とても適切で心地いいのではと思いました。

2.「経済(資本主義)」からの距離感がちょうどいい

雑誌って儲からないよね。ってまさにその通りで、本当に儲からないです笑

でも、どうやっても儲からないという前提に立っていることに意味があるのでは、と思っています。経済原理から解き放たれて、PV数を稼ぐとか、発行部数を稼ぐとか、の視点を一切排除した状態で、語るべきことを語る。それで共感してくれるファンができるとしたらそれって本当に意味ある発信だと思います。

経済原理からは離れたところで、純粋に思考を巡らせ、思考を語り、思考を広げていく、それが今この時代にできるのが雑誌というメディアなのでは、と個人的に解釈していて、経済で視点や思考が濁らないところがちょうどいいなと思っています。

儲からないこそ小さくやるしかない。顔の見えない不特定多数にたくさん配るのではなく、読みたいと思ってくれる人にだけに手渡していく感覚、それを大事にしたいとも思います。

これからの展開は?

10/16の発売に向けて、直前には出版記念イベント(セミナー?)なども企画中です。このnoteを通じて色々情報お伝えしていきたいと思います。255255255気になるー!って人いたら是非このnoteフォローしてみてください!

255255255編集長 神谷


追記:STORE公開されました!


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