20年目の発酵教室@大不調から新しい食の世界へ!!紆余曲折プロフィール②
『アトピーがひどくなっているので、これからはノーメイクで診察に来てください』
皮膚科の先生の言葉にショックを受ける!
『え?!なんで?そんなに重症なわけないよね??』
**開校20年目の発酵教室@好きだから続く!!紆余曲折プロフィール① **の続きです。
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前回は、2001年にオープンした今の教室『レザンジュブラン』
●レザンジュブランの開校までのやる気に満ちた道のり
●次々レシピを作り、新しいレッスンを開催していく毎日
について、記載させていただきました
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予想外の体調不良
いよいよ自分の教室を開き、走り抜けた20代後半。
ようやくやりたいことができる!という喜びと。
『もっともっと向上しなければ』というやる気とプレッシャーで、仕事一筋の5年間でした。
そんなある時期、仕事が多忙を極め過労が重なり、体調を崩したり、アトピー性皮膚炎となったことが、私の大きな転機となりました。
●ひとつは、洗い物による手荒れに使用していたステロイドの塗布。
●ひとつは、グルメ嗜好の食生活です。
プライベートよりも、試作が中心の生活になっていました。
パンに合うリッチなお料理、生クリームや白砂糖を毎回使うフランス菓子。
これらの美味しさを追及してゆくことに、からだの方がついてゆけなくなったようです。
自分が欲するかより、新しいレシピを作ることに、意識が向きすぎていたのかもしれません。
向上心の上の食べ歩きや、食に関する情報収集にも暇を見つけては時間を費やしていました。
20代のわたしには、わくわくだった世界。
30代に入って、ぶつかった壁でした。
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●美味しい・・・ということだけを、自分は広めたいのだろうか?
●美味しいものは、からだに負担をかけるものなのだろうか?
からだの不調のメッセージを聞きながら、深く考えるようになりました。
もともと敏感な体質であったこと、食で体質改善したこと…
仕事に夢中になり、大事なことを忘れていました。
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『これからはノーメイクで診察に来てください』
ステロイド断ちの皮膚科医の言葉にショックを受け
『え?!なんで?わたしアトピー??』
肌トラブルはその象徴で
30代になってから、まさか自分の太ももやふくらはぎや腕に湿疹が一気に出るなんて… 思ってもいませんでした。
メイクで顔の湿疹をかくして…
でも皮膚科で叱られないように、診察の直前にメイクを洗い流して…
まさか自分が… と悪夢のような時期でした。
『肌が落ち着くまでは、赤ワインと肉類をとらないこと』
『ステロイドは当分控えること』
という皮膚科医のアドバイスに、素直に従いました。
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新しい食の世界に
このことが、わたしがマクロビオティック、発酵食、薬膳、ローフード、アーユルヴェーダ等の「ホリスティックでナチュラルな食」への関心を高め、学ぶきっかけとなりました。
本当の健康とは何か・・・? 本当のしあわせとは?
考えると同時に、教室の方向性も変わってきました。
自分が本音で伝えたいことを伝えることが、誠意だと思い。
これまでの流れやコンセプトから、すこし方向性が変わってしまうけれど…
自分が良いと感じていることを正直に広めていこうと、深いところで決めることになりました。
同時に、同世代の生徒さんも共感してくれたことで、大事にすることを見直せました。
一つだけ…
これまでの美味しさのレベルは決して落とすまい!と、決めて。
30代にはいり、再び学ぶ時期となりました。
今度は、ホリスティックな食について。
新しい分野なので、これまでと違う心機一転で。
自分の体を実験台にしながら。興味津々に学びました。
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ホリスティックな食について学ぶことで、気づいた特に大きなことは。
人それぞれ・・・
自分の体感覚を感じながら、試してみる・・・
誰かに合うことでも自分に合うとは限らない。逆も同じく。
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例えば、ローフードスクールで学んだときに出会った学友。(15年近く前の話)
体調不良を改善するべく【マクロビオティック】の食事を習った後に、ローフードを学んでいたようでした。
『ローフードは生だったら、お刺身も食べられるからいいね。』と、本気で話されていました。
『・・・?え・・?本当はお魚を食べたいのに我慢していたの?ローフードの先生が言ったから食べるの?』と、わたしも本気で聞いていました。
当時ローフードにはまっていた別の学友が、毎晩ロースイーツづくりに燃えていた様子も、ちょっと気になりました。
毎日おやつに意識が向くのは、どうしてかなあ??
『食を学ぶ』ことで、食べることで頭がいっぱいになってしまうケースもあると気づきました。
正しい食とは?・・・ やっぱり ひとそれぞれ?!
おそらく禁止事項を作りすぎると、人は偏ってくる。ストレスがたまる。
無理なダイエットの感覚と、似ているのかもしれません。
食事法などを学ぶことで、そういった違和感も感じることがたびかさなり。
自分のその時の体調と、それぞれの教えが合うとは限らないことも、体の感覚で感じるようになりました。
・知識は大事。だけど、合うか合わないかは人それぞれ。
・頭で考えすぎるより、食を通して今日の自分がどんな感じなのかを気づく。
・食は魔法ではないから、続けやすいことを楽しみながら。
・自分に合うか?体調面で心地いいか?試す感覚で。妄信しない!
当時さまざまな場で、さまざまな食の学びを通して、自分の指針ができてきました。
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本当に大切なことは・・・・
自分の生活を見直していくうちに
重かった体調も、アトピー湿疹のでた肌も、徐々に回復していくことに!!
食以外でも、この時期の不調をすくってくれたハーブ、フラワーレメディ、アロマ、ヨガなども、自然なわたしにもどるために大切なものとなっています。
そのうえで、私は食のスペシャリストとして『食』の面から、周りのサポートをしていこうと決めました!!
新しいお料理クラスの誕生
このタイミングに誕生したお料理クラスの名前は
『ホリスティックフードセラピー』
お料理だけではなく、食の知識や体質や生活習慣などを多角から毎月学んでいただき。
引きだしをたくさん増やしたうえで、自分が食べたいものをその時の自分の体感で選んでいきましょう!
そんなコンセプトの、お野菜や雑穀をたっぷり使うお料理クラス!
パンもお菓子も、天然酵母のレッスンに統一しました。
日本人の繊細な味覚は、旨味がわかるはず。
生クリームなどを使う生菓子は、クリスマスシーズンのみにしました。
グラニュー糖で作っていたお菓子も、洗双糖や甜菜糖という精製度の低い、旨味やビタミンミネラルを含んだお砂糖で作る挑戦をしてみました。
かたくて残念なヘルシーお菓子を作るつもりはなく、仕上がりは販売レベル以上のものを目指しました。
そのため、当時から長く通っている生徒さんにも、同じように喜んでいただけました。
ホリスティックフードセラピーというお料理クラスも
・何を食べるかより、どんな気持ちで食べるかが何より大切
・自分に合う食生活を試して、選ぶチャンスの場
というような立ち位置で開催。
美味しく楽しく、お一人一人が自分の体の声を感じながら。
体調がナチュラルに整っていく…目標を掲げることになりました。
(次回に続きます)
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