見出し画像

(ドラえもんの漫画家藤子F不二雄先生による)1981年制作の映画『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』を今見たら、、

こんにちは。子どものみかたブログです!

今回は子どもにお勧めの映画シリーズですが、ちょっと古めの映画『21エモン宇宙へいらっしゃい!』のご紹介です!


この映画は、映画ドラえもんシリーズ「ドラえもん・ぼく、桃太郎のなんなのさ」で同時上映になっていた1981年の作品です。

それが、今見ても凄い作品だと思いました。

これが1981年に制作されていたとは驚きです。

漫画家藤子F不二雄先生の偉大さがよくわかる作品となっています。


物語

ある未来の都市でなかなか客が集まらないホテルを経営する家族がありました。

そこで21代目の後継ぎを任されようとしていた21エモン。

でも、実はやりたいことが他にあったのです。
それは宇宙飛行士になること。

親のすすめに抵抗する21エモン。

テレポーティションの能力を持つペットのモンガーや芋掘りロボットのゴンスケの協力で、何とかお客さんを集め、お金を貯めて宇宙飛行士になる夢を叶えようとしますが、とても難しい現実。

ある日、新作ロケットの試乗客に選ばれたという話が舞い込む。実はこの話は、以前からホテルつづれ屋を買収したがっていた隣のギャラクシーホテルの社長とその娘ルナの作戦でした。

それを知った21エモンは、色々あった末に、ついにホテルを継ぐ決心をします。
それも、独自のアイデアを活かして。

というようなお話です。

親の想いと子の想い

いつも親は子に対して、~のような大人に育ってほしい!とか~が出来る大人になって欲しいとか、将来は~になって生きて行って欲しい!とか思うものですよね。

しかし、
子どもには子どもの人生があります。
子どもと言っても、人格も全くの別の1人の人間です!

それに気付けないと、親子の関係はずっと苦しいものになってしまいます。

親や周囲の大人は、最期には子どもが選んだ道を一歩引いた場所から見守るくらいしか出来ないのではないでしょうか。

出来るとしたら、もし、躓いたらさり気なく手を差し伸べるくらいでしょうか。

親の引いたレールの上を強制的に歩ませるよりも、自分の道を作って進んでいく力を育むために出来ることを考える方が、重要に思えます。

人の気持ちなんて他人にはどうにもならないことは誰もが知っているはずですから。

一生懸命に自分のレールの上を歩ませようと頑張ったとしても、子どもはいつか大人になります。大人になってから、急に目の前から居なくなるということも考えられます。そうなってからでは遅いですよね。

もちろん、子どもの意思と親の想いが同一である場合もあるでしょう。
でも、そのようなケースはなかなか無いのかもしれません。

当時から藤子F不二雄先生は、このようなメッセージを保護者の方々に送りたかったようですね。

未来の世界

1981年に未来の都市の設定を考えている作品ですが、今見ても凄くよく考えられているように見えます。未来都市や火星で住むためのシステムなど、今の子どもたちにとっても、とても興味深く見ることが出来るのではないでしょうか。

映像的にはさすがに今の作品には劣りますが、物語としては十分通用するように思います。


子どもに必要なこととは

そして、周りや親が何と言おうと、独自の考えや意思を実現しようとする力が21エモンにはあります。

映画では、型や枠組みを押し付けてくる学校教育を否定しているような表現もあります。

今の教育も、不登校やいじめ件数が過去最高値になっていて、行き詰まっていますが、それを当時から予知していたかのようです。


その過程では、失敗や間違いもあるでしょうが、ベースとして、自分を信じる力が育っていることで、立ち直ることが出来るということではないでしょうか。

最期のオチも、とても素敵な終わり方だなあと思いました☺


〈藤子・F・不二雄 生誕90周年記念 映画併映作傑作選 アマプラリンク〉

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CVK6QLS9/ref=atv_hm_wat_8_c_8hDZMv_1_1



最後まで1981年制作の映画『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』を今見たら、、をお読みいただき、ありがとうございました。
もしよろしければスキ!をいただけたら、とても嬉しい限りでございます☺




いいなと思ったら応援しよう!