劇場版ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンを子どもが見たら
一言でいうと、とてもいい映画です笑
それしか言いようのないくらいって思います、ほんとに。
そりゃ、FUIWARAさん、大泣きするわ!って笑
話は、戦争の悲惨さをファンタジーにくるめて表現した、とても戦争物なのに見やすいという、不思議な感覚のあるアニメだなと思いました。
絵がそう思わせるんでしょうね☆
主人公のヴァイオレット・エヴァ―ガーデンという名前の少女。この名前、とても素敵ですが、なぜか何度も言いたくなりません?笑
それはさておき、
このヴァイオレット・エヴァ―ガーデン、感情の表出が弱いのですが、それが苦手なのか、元々の特性なのか、戦争によるものなのかちょっとわかりませんね。
私の想像ですが、元々の特性としてあったのではないかなと思います。戦争の悲惨な現場を目の当たりにして、トラウマにより後天的に感情を失ったとも考えられますが、そもそも感情があるのに戦争の最前線であのようにめちゃくちゃ活躍することは不可能だと思うのです。
それとも、最初は怖がっていた?!いや、それだったら吹っ切れ方が尋常じゃないし、それは難しいでしょう笑
そして、本人の感情の表出も弱いのですが、相手の気持ちを想像出来ないという面も特徴的です。なので、先天的な個性ではないでしょうか。
話はやや逸れますが、私の経験上ですが感情の表出が弱かったり、苦手だったりするのは男の子が多かったように思います。心のうちは様々な感情が渦巻いていても、表情に出ない子も中には居ました。また、相手の気持ちがわからず、トラブルになりやすいので、大人が仲介する必要があったりしました。そういう子は悪気はないので誤解されやすいタイプと言えます。余談ですが笑
主人公のヴァイオレットは、周囲の同僚や先輩や上司の心の動きから、自ら相手の気持ちの存在に気付くことが出来るようになっていきました。周囲とコミュニケーションを取る際に特に支援を必要とする様子はないので、潜在的には力があったと考えられますね。
そして、負傷して戦争から離れ、人々の感情の起伏に触れるに従って、人の感情の意味を知っていきます。
ここがこのお話のポイント!ですよね☆
泣けるし感動する。。
戦争はある意味では悲惨さもありますし、どこか遠い事のようで触れたくなくて、離れた存在として過ごしていたいものなのを、原作の暁佳奈先生によって誰にとっても、身近に戦争の悲惨さに触れることが出来る機会を与えて頂いたように思えます。
感謝です!!
このお話は小学生の女の子に見てほしいかな。それも、女の子は心の自立が男の子よりも早いので、3年生辺りで見るとどう感じるのか気になるところです。そして将来大人の女性になった時、大概戦争は男が仕掛けるものですので、その悲惨な結果をもたらす不合理な戦争を世界中で止めてくれるのでは?!と思ったりしました。
※京都アニメーション制作ということですが、そこで大変凄惨な事件が起きてしまいました。このような世界に通じる素敵なアニメーションを作ることが出来る会社ですので、関係者の皆様の心痛からの立ち直りとご遺族の方へのお悔やみと一日も早い京都アニメーションの復活をお祈り申し上げます。
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