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水曜日のダウンタウン 吃音差別問題について

こんにちは。いつも子どものせかいブログをお読みいただき、ありがとうございます!

(イラストのかまいたちさんとは一切関係がございません!私が個人的に好きなだけで使わせて頂きました笑)


私が好きなテレビ番組に、


水曜日のダウンタウンというものがあります。


今の時代、かなり攻めた番組で有名です笑


私が子ども時代の番組からすると、別に普通なのかもしれませんが。


この番組、過去にも何度かいろいろと問題になってきたことがありますが、


ダウンタウンとは一切関係がありません!(DT)


個人的にはそうは思いませんが苦笑


それはおいておいて、


今回番組では、


芸人が先輩芸人に責められて、


何も言い返せない姿が、


面白い!という場面がありました。


それが番組を見ている人から、


吃音ではないのか!? だとしたらそれを面白がるのは差別だ!』


『そのような様子を番組で流すべきではない!!』


というような意見が寄せられたみたいです。

吃音の方を支援されている協会からも。。

※吃音とは、、

「吃音(きつおん)」とは、話す時に最初の一音で詰まってしまうなど、言葉が出てこない発話障害の1つです。 主な症状には3つあり。、幼児期に発症する「発達性吃音」と、疾患や心的ストレスなどによって発症する「獲得性吃音」に分類され、その9割は発達性吃音であると言われています。 話す際に音や音節、言葉が途切れたり繰り返されたりする言語障害です。 原因は脳の言語処理や運動制御の調整に関わる神経機能の異常で、遺伝的な要因も影響を与え、子ども期に発症することが多く、社会的な障害を引き起こすことがあります。 治療法としては、言語療法や認知行動療法が用いられることがあります。吃音が始まるのは2〜5歳の幼児期の場合が多く、そのうち7〜8割は自然に治まります。 しかし、2〜3割は症状が固定化し、大人になっても残る場合があります。 また、症状が出るのには波があり場面によってさまざまです。 就職などの環境の変化といったきっかけで、再び症状が目立ってくる場合もあります。吃音症は言語に関する発達障害の一種とされており、自閉スペクトラム症やADHDなどとも深い関連性が指摘されています。 また、吃音症の人と関わる際には周囲の人の合理的配慮が必要です。吃音症の原因はいまだに不明です。 言葉を覚えたてでまだ上手に話しができない幼児期に周囲から話すことに対してストレスやプレッシャーなど、精神的に強いダメージを受けた場合に発症することがあるといわれています。



お気持ちはわかります。


怒って抗議すること自体は悪いことではないと思います。


実際、番組を見て傷ついた人が居たかもしれません。


ただ、


笑いが起きる場面というのは、


人が失敗したり、責められたり、間違えたり、見た目の違和感などがあったり、


あと、


人が怒ったり、悲しんだり、ビックリしたりのような


日常では起きない、非日常の姿であったりします。


動画でバズるのもそんな感じですよね!


なので、


笑いというものは、


必ず見る側の立場によって、あるいは思想や考え方によって、


不快になったり、怒りになることとセットになることが、どうしても起きます。


その場合、どのように考えたらいいのかというと、


私の考え方は、


その時に、それを見て笑っているその人は、


本当に差別やいじめているという意識があったのかなかったのか、


同時に、受け手が差別をされた意識があったのかどうか、


という事が重要だと思っています。


そこが何より大事で、


表面的な様子だけでは差別があった!と誰にも断定は出来ません。


そして、


そのような場面が真似をされたりして、差別やいじめに繋がるとしたら、


そう思った人が自分の戒めや、実際にそのような場面を見たら、その人を注意したり、指導したりすること、


それが周囲の人の役割だと思っています。



それこそが教育だったり、子育てであったり、一人一人が社会を良くするための役割りではないでしょうか。


抗議を受けた番組制作の方は、このようなことがある度に粛々と説明をすることのみだと思います。


差別やいじめの意識はなく、悪意や悪気はないのですから。


それを説明することも、社会を変えることに繋がると思います。


また、


テレビやアニメ、映画、ゲームなどが子どもに悪影響があるとしたら、


それを上回る影響力を近くの大人が与えればいいのではないでしょうか。


そのような数時間の番組の影響で子どもが悪くなるのなら、


身近な大人の影響力が貧弱で小さすぎ!なのでしょう。


普段から差別やいじめが面白い!!とうような、


価値観にならないように、


もっと影響力のある価値観を普段から大人が伝えておくことではないでしょうか。


この前テレビでやっていたけれど、こういうことは


みんなが実際にすると差別だよ!いじめだよ!


そういう説明や教育がないから、


実際には差別意識やいじめの意識が無くならないし、


もし、テレビからそういう場面を追い出したとしても、


それがなぜ悪いことなのかわからないままになってしまうのではないでしょうか。


これを機会に、


ご家庭や学校で取り上げれば、


差別とは何か?を子どもたちに伝えることが出来ます。


吃音の差別だ!!と抗議した方も、


被差別者として、実際に日常的に不利益を被っているから抗議をしたのかもしれません。


番組自体よりもそれが問題の本質で、

もしそれが問題になっていなければ、


何も感じなかったのではないでしょうか。


番組ではその場面で面白おかしく笑ってたけども、


『番組だからだよね!芸人さんの仕事だもんね!』


『面白いけど、実際はみんながそれをすると差別と知っているし、悪いことと知っているから、やらないもんね!』


となっていることが大切なんだと思います。


なので、


最初からバラエティ番組という前提があり、


出演しているのも笑いのためには体をはるよ!!という気持ちを持っている、


プロ意識のある芸人さんを


差別者もしくは被差別者扱いするのはとても失礼だと思うのです。


本気で差別意識を感じていたら、


私たちに笑ってもらうことは難しいでしょうし、


そんなことは当然プロとしてわかっていると思います。


もし、この吃音差別問題を保育に落とし込むとすると、


人の失敗や間違いを笑うことは悪であること!


人との違いを笑うことも悪であること!


人は人である限り、当然失敗や間違いをするし、欠点もある、考え方も違うんだということを事あるごとに伝えたり、


保育士自身の失敗や間違い、欠点もごまかさず子ども達に見せて、


そういうことを笑ったり馬鹿にすることは悪である!ということを


伝えていくということではないでしょうか。


最後まで水曜日のダウンタウン 吃音差別問題についてをお読みいただき、ありがとうございました!
もし、ご意見、ご感想などございましたら、コメントで頂けますと嬉しい限りです☺

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