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女性の「仕事の頑張り時」とは?〜ワンオペで子育て回す可能性がある場合〜

前回は男性の仕事の頑張り時について書きました。
今回は私の思う「女性の仕事の頑張り時」についてです。


男性の仕事の頑張り時はまずは20代だと思うと書きました。
女性はそのライフスタイルやライフステージによって一括りにはできません。
そこで私自身が経験した、「ワンオペで子育てを回す可能性がある環境にある女性の場合」について振り返ってみたいなと思います^^

結論から言うと、ワンオペ育児をする可能性がある女性の仕事の頑張り時は出産子育て期間の前後です。
ごくごく当たり前かもしれませんが、大事なのはそれを意識した上で20代を過ごすことです。

どう過ごすのか?
それについてまとめてみたいと思います。

ワンオペ育児時代は?

私の子育て時代は、ほぼワンオペ状態でした。

子どもが小さい時は子どもとの時間をしっかり取りたいと思ったことに加え、転勤族の妻で2年おきに引越しをしながら見ず知らずの土地で生活をしていたため、必然的に実家を頼ったりすることもできず、夫はかなりのハードワークで朝は7時前に出ていき、帰ってくるのは0時を回る。
土日の出勤も当たり前、という時代でしたから、ワンオペにならざるを得ない状況でした。

それでも、夫もできる限り子どもの相手をしてくれていたので、それ自体は不満でもなく、むしろ「仕事を精一杯頑張れ夫!時々子どもと遊んでくれたらいいよ。」というスタンスでした。
(とはいえ、私よりも家事が得意な夫は自分のやりたいように家事もやってくれていました、感謝✨)

それはそれで良いのですが、働きに出る仕事となると子どもが小さな頃はできませんでした。

まず物理的に手が空く時間がない、体力がギリギリでそれ以上何かできそうな余裕もありませんでした。

自分を顧みると、出産子育て期は「本格的な仕事はほぼ無理」でした。

そうなると、仕事の頑張りどきは出産子育て期間の前後、ということになります。


妊娠出産子育て期より前の頑張り時

妊娠出産子育て期(長いので以下子育て期)より前を考えてみます。

この期間は社会人としての基礎を身につけるべく、食わず嫌いしないでなんでも頑張ると良いと思います。

何か資格がある人は別として、資格で食べていくつもりではないのなら、食わず嫌いしない方がいいです。
特に対人スキルが上がるような営業や、文章を書くような仕事は積極的に関わっておくと良いと思います。
特に法人営業は、経験者を求めている企業が多い印象です。
経理などの知識も習得しておくと、後々の仕事の幅も広がりますね!

これらは結局子育て後にどんな仕事をするにおいても、できて損がないスキルですね。

逆に時代の最先端を学び続けないといけないようなお仕事だと子育て期に中断期間が入るのは、その人自身にとって恐怖かもしれないなぁと思います。

何年ブランクがあっても、対人スキルと文章力はさまざまな形で活かせます。

子育て期よりも後の頑張り時とは?

子育て期も子どもらが小学校に入ると、少し時間ができるようになります。
まず一つ目の頑張り時はこの「社会へのリハビリ期」です。そして、高学年の「本格復帰期」の二つです。

社会へのリハビリ期

まず、小学校低学年はまだまだバリバリとフルタイムで働くには少し幼く頼りない年齢です。

この時期は、ママ自身も復帰に向けてのリハビリ期として捉えると良いのではないでしょうか。

少しずつ、隔絶されていた社会との接点を増やすイメージです。
在宅でできる仕事を始めてみても良いと思います。
クラウドワークスやランサーズで探すと、在宅でできる仕事はすぐに見つかります。
単価が安くても、まずはやってみることです。
ここでは、社会人としてのやりとりや働く緊張感を取り戻すためのリハビリ期なのですから、どんどん場数をこなすイメージです。

実はPTA活動もおすすめです。
私も転勤族で転校したての息子の学校で、すぐに本部役員の方から「仕事をしていないだろう」ということで目をつけられ、本部役員をしましたが、これがとてもリハビリに役立ちました。

在宅でのお仕事としてライターはそれよりも前からしていましたが、PTA役員のお仕事の方が「社会と久しぶりに関わっている」感がありました。

地域の方や、学校に関わる業者の方、学校の先生などとのやりとりや書類作成、行事の進行はまさに「プロジェクト」の進行そのものでした。
PTAは面倒だったり、いやいやながらにやるものというイメージが強いかもしれませんが、実はお仕事復帰のリハビリにとても向いています。

単純に知り合いも増え、先輩ママさんに反抗期のことや進学のことなど、これから通るであろう道についても知ることができてとても有意義ですよ。


本格復帰期

いよいよ社会への本格復帰です。

私は在宅で5年くらい働いた後でしたが、それでも「外に働きに行く」ということが不安でした。

会社で働く、ということについていけるだろうか・・・
子どもが長期休みはどうしたらいいだろうか・・・
習い事の送迎はできるか・・・

不安な面があったので、時短勤務可能、リモート勤務も可能、という現在勤務している株式会社グリーンカードに出会えたのは、本当に幸運でした。

社長も子育てにとても理解があり、長期休みには「息子くん寂しくしてない?会社連れてきていいよ」と言ってくれ、
実際に小学生期間の夏休みなどには一緒に出勤して、私が働いている時には会社の片隅で宿題をしたり、パソコンでyoutubeを見たり、漫画を読んだりさせてもらいました。

お昼は一緒に食べに行ったり。息子に買ってきてもらったり。
たまにはちょっとした作業をお手伝いしてもらったり。
今では懐かしい気持ちになるような楽しい思い出が残っていて、こうした働き方を認めてくれたこの会社には感謝の気持ちしかありません。

中学生や高校生になってからも、
「俺も一緒に会社に行っていい?」とたまに言います。
彼も楽しかった思い出が残っているようです^^

なかなかここまで理解のある会社は少ないと思いますが、会社が子育て女性に対して理解があるかどうかは子どもが小学生までは重要ですよね。
もっとそういう会社が増えるといいなぁと思いますし、きっとこれから増えていくと思います。


そして、私はこの本格復帰期は、人生で一番と言っていいほど働きましたし、それは現在も続いています。

勤務時間は時短で短かったかもしれませんが、短いからこそその時間の中でタスクを終わらせなければならないし、リモート勤務だからこそ、目に見える形で仕事の量や結果を出し続けなければならないと思っています。

この時期のお仕事は、若い頃に働いていた時とはちょっと違った感覚もあります。

それは、一回お仕事から離れて復帰したからこそ感じられる「楽しさ」だと思います。

子育ても楽しい部分がありましたが、社会活動から遠ざかった寂しい感じがありました。
ワンオペ育児だと「今日一日、大人と一回も話をしていない・・・!」
という日もありました。
そこから復帰できたことで、まず仕事を通して誰か(大人)と活動を一緒にできること自体が楽しくて、感謝できる感覚です。

だから、忙しくても楽しさを感じながら働けているのかなと思います。

体力が落ちているので、若い頃のように無理はできませんが。
若い頃、そしてリハビリ期にやってきた経験の全てが、本格復帰期では繋がっていく感じもあります。

私の場合は仕事を頑張ろう!というよりも、働ける喜び!を感じて、自然と夢中で仕事をして気づいたら数年経っていたのがこの時期です。

全ての方に当てはまるとは言えませんが、こんなケースもあるということでどなたかの参考になれば良いなと思います^^

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