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HD【FY22 Q4決算】

(全文無料でお読みいただけます)

The Home Depot社が2/21(火)米国市場の取引開始前にFY22 Q4決算を発表しています。


✔︎ 決算内容

⭕️ EPS $3.31(3.28)【YoY+3.1%】
❌ 売上 $35.83B(35.97B)【YoY+0.3%】

✔︎ 通年(FY23)ガイダンス

📌 EPS 1桁台後半の減少
📌 売上 22年度比でほぼ横ばい

✔︎ CEOコメント

📌2022年度も当社にとって記録的な年となった
📌持続的なインフレ、世界的なサプライチェーンの混乱や厳しい労働市場を乗り越えながら、前2年間で$40Bの売上高を達成した上に成長を実現できたのは、当社が事業に対して投資してきたことに加え、従業員の徹底的な努力の結果

✔︎ 四半期配当

📌 取締役会が$2.09の四半期配当(10%の増額)を発表

✔︎ 従業員への投資

📌当社の基本理念に則り、社員の賃金・福利厚生・トレーニング、キャリア開発に投資する
📌23年度第1四半期から、ホーム・デポは現場の時間給従業員への年間報酬に約10億ドルを追加投資予定

📌CEOコメント
・私たちができる最も重要な投資は、従業員に対するもの
・この投資により、当社は市場において有利なポジションを確保し、当社が目指す顧客体験を維持するために必要なレベルの人材を集め、維持することができると考えている

✔︎ 損益計算書抜粋・業績推移と見通し

✔︎ 情報ソース


✔︎ 各紙報道・要約

▶️ 日本経済新聞

📌11月〜23年1月期決算は、木材価格の低下など響き、既存店売上高は0.3%減だったが、売上高は前年同期比0.3%増で市場予想を下回る
📌24年1月期通期では、売上高と既存店売上高が前期からほぼ横ばいとなる見通しを示す➡︎インフレ下で個人消費が伸び悩む一方、記録的な高金利で既存の住宅の改築・改修需要が増えるとみている
📌人手不足が続くなか、待遇改善で雇用確保につなげるため、米国とカナダの店舗などで働く時間給従業員の賃金引き上げに10億ドルを投じると発表➡︎2月分の給与から反映し、初任給は時給15ドル以上に
📌足元では小売業の人材獲得をめぐる競争激化➡︎WMTは1月、米国の店舗で働く従業員の最低賃金を3月上旬から時給14ドルに引き上げると発表している

▶️ Reuters

📌住宅修理用品の需要減速とコスト高により、今年の1株当り利益が5%前後減少するとの見通しを示す(アナリスト予想平均は0.4%増)
📌また、インフレにより消費者が住宅リフォームに回せる資金が減り、製品需要が減速するとも予想し、人手不足に対処するため時間給労働者の賃金引き上げに総額10億ドルを投じることや、コストの増加が利益を圧迫するとしている


▶️ Bloomberg

📌通期減益見通しや時給労働者の賃金引き上げに向けた10億ドル規模の計画が嫌気され、株価は大きく下落(終値で約7%)
📌24年会計年度のEPSはパーセント表示で1桁台半ばの減少、売上高は前年並みの見通しとした
📌テッド・デッカーCEOはアナリストとの電話会見で、「さまざまな流れが交錯する特異な環境」を指摘し、「ホームインプルーブメント需要は鈍化する見通しだ」と述べた


✔︎ 注意事項

本記事の作成・投稿にあたりましては、当該企業発表の決算情報等を入念に確認し、正確なものとなるよう努めておりますが、錯誤や誤植などの可能性があることをご留意ください。なお、投資にあたりましては、各々で再度情報を確認されることをお勧めいたします。

当面、無料で全ての記事をご覧いただける形で運用していく予定ですが、記事購入の形で支援を頂けると、非常に嬉しく思います。頂いたご支援で新たなコンテンツ導入なども検討していきますので、よろしくお願いします。

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