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WBA (Walgreens Boots Alliance)【FY24 Q1決算】

WBA (Walgreens Boots Alliance) が1/4(木)米国市場の取引開始前に決算発表を行ってます。



◆企業概要

Walgreens Boots Alliance (WBA) は薬局中心の健康・美容小売業を営み、米国ではWalgreensとDuane Readeのブランドを展開する。ドイツでは医薬品卸売・販売事業も行い、イギリス、タイ、ノルウェー、アイルランド、オランダ、メキシコ等でBoots, Benavides, Ahumadaの小売店舗を運営する。

▶Country:USA
▶Sector:Healthcare
▶Group:Pharmaceutical Retailers

企業概要はkoifin.comより引用

◆決算内容

⭕️ EPS $0.66(0.62)【YoY-43.1%】
⭕️ 売上 $36.71B(34.95B)【YoY+10.0%】
 →恒常為替レートでYoY+8.7%

▶参考〜前回決算内容

◆通年ガイダンス

⭕️ EPS $3.20-3.50(3.32)
 →前期見通し $3.20-3.50
・売上 発表なし(143.02B)
 →前期見通し $141.0-145.0B

◆CEOコメント

・第1四半期決算は、厳しい消費環境下での厳格な業務遂行を反映し、全体として予想通りの結果となった
・当社は、持続可能な長期的株主価値向上のため、あらゆる戦略的選択肢を検討しており、資本配分の優先順位にバランスの取れたアプローチで、コストの適正化とキャッシュフローの増加のための迅速な対応に注力している
・当社は本日、競争力のある利回りを維持しつつ、四半期配当金を48%引き下げることを発表する
・地域に密着した利便性の高い存在感を活かし、患者と関わりを持ち、保険会社、医療提供者、製薬会社が手頃なコストでより良い健康成果を達成できるよう支援していく

◆損益計算書抜粋・業績推移と見通し

◆業績評価指標の推移

◆情報ソース

◆各紙報道・要約

▶Reuters(TradingView)

第1四半期の業績
・コスト削減策と薬価上昇が薬局事業を押し上げ、1株当たり利益が0.66ドルで市場予想(0.61ドル)を上回った
・米国小売薬局部門の売上高は289.4億ドルで市場予想(272.6億ドル)を上回り、既存店売上高は薬価上昇と調剤サービスが堅調だったことにより、前年比13.1%増となった

同社を取り巻く状況
・ライバル企業との競争、COVIDワクチンや検査の大幅な売上減、消費者の裁量支出の減少に苦戦する中、総合医療サービスに重点を移し、不採算店舗の閉鎖や人員削減を進めてきた
・10月にはヘルスケア業界のベテラン、ウェントワース氏をCEOに任命し、同社を取り巻く課題の脱却と事業の合理化を図っている

CEOコメント
・第1四半期の業績は厳しい消費者背景の中、規律ある実行を反映している
・当社は、持続可能な長期的株主価値向上のため、あらゆる戦略的選択肢を評価しており、コストの適正化とキャッシュフロー増大のための迅速な行動に注力している

四半期配当の減額
・四半期配当を48%減額し、1株当たり0.25ドルとすると発表

▶︎Bloomberg

第1四半期決算と今後の見通し
・1株当たり利益と売上高がともに市場予想を上回った
・1株当たり利益は1株当たり0.66ドルだった(市場予想0.62ドル)
・24年通期の調整後利益予想は1株当たり3.20-3.50ドルの見通しを維持した

減配の発表
・四半期配当を1株当たり0.25ドルとほぼ半減することを発表した
・キャッシュフローの増加やヘルスケアの各事業への投資資金の確保を理由に挙げ、ウェントワースCEOは「我々は持続可能な長期の株主価値をもたらすため、あらゆる戦略的選択肢を検討している」と説明した

アナリストの見解
・減配について「財務改善プロセスにおける新たな一歩にすぎない」とし、持続的な成長には時間がかかるとの分析も
・同社は昨年10月のウェントワース氏のCEO就任前に、10億ドルのコスト削減プログラムを発表していた

◆株価動向(過去1年チャート)


◆注意事項

本記事の作成にあたりましては、当該企業発表の決算情報等を入念に確認し、正確なものとなるよう努めておりますが、錯誤などの可能性があることをご留意ください。投資にあたりましては、各々で再度情報を確認されることをお勧めいたします。なお、本記事を参考に投資した結果、損失が生じた場合、いかなる場合においても当方は責任を負いかねます。

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