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来シーズンはソロデビューを考えている···キャンプは2度美味しい話。

 今週末は、次男と三男と私の3人だけでキャンプに行く。家族は6人いるが、キャンプ好きは私たち3人だけなのだ。

 先週、長男(高1)が【人生最後のキャンプ】と銘打って、家族揃っては最後となるキャンプに付き合ってくれた。
 虫好きの彼は、さぞかし沢山の虫が採れるであろうと期待をしていたものの、全く虫が見つけられなかった。「こんなことなら、家にいれば良かった。」と、1人で20時頃には寝てしまうという、何とも悲しい結末を迎えたのだった。

 夫はと言えば、虫嫌い&布団で寝たい欲が強すぎて、キャンプはあまり好きではないとのこと。「バンガローに泊まろうよー!」と言い出す始末。キャンプ好きの私たちからすると、「ちょっと意味分からないんですけど?」といった具合だ。

 我が家のキャンプ歴は、約10年前から始めて、1シーズンに2~3回(少ない年は1回)程度。私がやりたいと言い出したのがきっかけで、やり方もネットで調べたことを参考に始めたものだから、何もかもが適当だ。生粋のキャンパーからしたら、見ていられないことだらけだと思う。
 けれど、最低限のマナー(ゴミや就寝時刻等)は守っているので何とかやれているのかな?と思う。周囲が温かく見守ってくださっているのだとも感じている。ただただ感謝でしかないが、間違っていることがあるときは、ぜひ教えていただきたい。

 キャンプにも色々な楽しみ方があるようだが、私はできるだけ不便を味わいたい。日常からかけ離れた暮らしをすることで、何かこう、解放された感じが味わえるからだ。
 焚き火(と言ってもBBQコンロの中)を見ているだけで幸せだ。さらに言えば、子どもたちが楽しそうに小枝を拾ってきては投入し、内輪で扇いでは歓声を上げ、また小枝を探しに行く······そんな姿を見守りながらビールを飲むのは、最高に幸せな一時だ。

 ところで、私の頭の中はなぜかいつも忙しい。日常生活を送る上で、何も考えずにいる時間はない。無心になろうと絵を描いている時ですら、他のことを考えているのが常だ。

 しかし、キャンプの時だけは違う。何も考えず、ぼーっと焚き火を見つめ続けることができる。この時間は、至福の一時だ。子どもたちがテントに入ったあとの静かな時間。木々の、風に揺れて奏でる音、焚き火の、薪が優しく燃える音、頬を撫でる風の柔らかさ。何をとっても、心地がよい。

 そして、自然の中で眠る。
 はっきり言って、ちゃんと寝られたためしがない。いつも睡眠不足に陥るが、キャンプの楽しさから来る高揚感で、翌日は何とか持ちこたえていると言っても過言ではない。

 そして、心地よい疲労感と共に、帰宅したあとにやって来るのが2回目の幸せだ。
 現代文明の有り難さを全身で感じる喜びは、これもまた例え様がないほどに嬉しい。
 温かいシャワーを浴び、湯船にゆったりと浸かる幸せ。布団で大の字になり、熟睡する幸せ。これらの幸せを再認識させてくれるキャンプは、最高に面白い遊びである。

 キャンプへ行けば、2度美味しい。たった1泊2日のうちに、これでもか!と至福の一時が押し寄せてくる。その幸福感は、私の心を掴んで離さない。この上なく"たぎる"遊びだ。

 今ある幸せに満足できない人がいるならば、ぜひ一度不自由さを味わえる形のキャンプをしてもらいたい。そうすれば、私たちが日々恵まれ、どんなにも幸福な環境で生きているかを感じられる。今ある全てに感謝できれば、不満もなくなり、更なる幸福が訪れる(気付く)ことだろう。

 と、ここまで書いておきながら、私たちはまだ、"火を育てる"ことをしたことがない。要するに、火起こしは着火材ありきということだ。これでは、まだまだである。

 だから、今週末は3人で、火打ち石から火を育てることに決めている。果たして、私たちの挑戦は成功するのであろうか?今から楽しみで仕方がない。
 夕食、朝食にもこだわってみようと話しているので、木曜日までには献立を決めてしっかりイメージを固めたいと思う。

 来シーズンは、ソロキャンプをすると決めている。それまでに、家族と(というか次男と三男と)キャンプを重ねて、色々な経験を踏んでおこうと思う。
 もしも、「これがおすすめ!」というグッズやメニュー等があれば、コメントで教えていただきたい。
 最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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