2.運命の皮膚科との出会い〜入院

この記事は、

https://note.com/2525_toma/n/n6eaf8a9f828a

「1.病気のはじまり」の続きです。
前の記事を読んでからの方が分かりやすいと思います。

全部の記事を通して、この記事の写真が1番グロいので有料記事を購入される方は本当に気をつけてください。


①どんどん悪化する発疹

・3月19日(33週1日)
この頃には、顔と首と粘膜以外全部に発疹がでて、手は手相や関節にも出ていたため折り曲げる事が出来ず生活もままならなくなっていました。
常に手袋を履き刺激を与えないように、気をつけて生活をしていました。

お風呂に入るにも髪の毛を洗うことが出来ず、ママに洗ってもらい、全介護状態でした。

夜中に発狂して起きて、水に手足をつけて、その度にママは起きてくれて薬を塗り励ましてくれました。

1度ママに「代わってあげたい。」と涙目で言われた時、
「こんな辛い思いをママにさせるよりなら、私が耐えた方がマシだ」と思い頑張れました。

でも本当に本当にしんどかったです。


②運命の皮膚科との出会い

どんどん湿疹で汚くなる全身にメンタルも、どんどん死んでいきました。

皮膚科の薬塗ってるのによくならない事へのイライラや、誰にも見られたくないけど誰か助けて欲しい。という思いから、Instagramのストーリーに水疱の写真と泣き言を投稿しました。

そうすると、友だちから
「私も何年か前に多形紅斑になって痒くて眠れなくて辛かったんだけど、〇〇皮膚科で点滴してもらったらすぐ良くなったよ!」
とメッセージをもらいました。

・多形紅斑
手足に赤い発疹が出る病気。痒みが酷く眠れない。

藁にもすがる思いで、次の日にその皮膚科に行ってみました。



・3月22日(33週5日)

3件目の皮膚科受診。

おじいちゃん先生は今までの経緯と、私の全身をくまなく確認し、

「これは相当辛かったね。よく耐えた。これは大きい総合病院ですぐ入院しないといけないレベルなんだよ」

と言ってくれました。その言葉に泣いてしまいました。

総合病院への紹介状を持っても予約がいっぱいで、翌月じゃないと診察してもらえないそうです。
でもこのおじいちゃん先生は、すぐ電話をかけ今すぐ受診出来るようにしてくれました。

最後に「絶対よくなるから、大丈夫。元気な赤ちゃん産んでね。」と声をかけてくれ、また泣きました。

この日の夜、全身のポツポツが腫れ上がってるように見えてとても痛かったです。(有料記事に写真ありますが、本当に閲覧注意です。)
また足の色が変色していて、ママは冷やしすぎで壊死してしまったのではと1人泣いたそうです。

私の前では「絶対よくなるよ!」って常に笑顔で居てくれたママにとっても救われてたよ。
たくさん心配かけてごめんね。



③総合病院受診

・3月23日(33週5日)

総合病院の先生は、おっとりとした女性で

「貴方が来るという事は聞いていたので、調べてみたの。たぶんこれは妊娠性類天疱瘡という病気だと思う。私も初めて見たし、5万人に1人の妊婦さんに発症する病気だから、慎重に治療をしていきたい。とりあえず明日から3週間入院してもらいたい。」

と丁寧に教えてくれました。
この日は、採血検査、心電図、皮膚成形(局所麻酔をし皮膚を切り取り検査する方法)をしました。

皮膚成形が簡易手術らしくて、縫ったりするのが初めてな私は「きゃーーーーこわいーーー」と叫びながら、先生は笑いながらやりました。
(うるさい患者でごめんなさい笑)

今後の治療方針は、ステロイド50mgの服用です。

ただステロイドの服用は、副作用が沢山あり以下のことを言われました。

血糖値と血圧があがりやすい。
・免疫力がとっても下がるから、感染症に気をつけなければならない。(そのために入院)
躁鬱状態になりやすい。
・その他もろもろ
・この週数だと赤ちゃんに影響はない。

副作用を聞いて少し怖かったけれど、とにかく助けて欲しかったので入院する事にしました。

私は無痛分娩希望だったので、他の産院での出産を希望していたのですが、約3週間の入院で終わるから今までの産院で産めるよ!と言われ、とても安心しました。

とにかくこの終わりの見えない拷問みたいな痛みから、解放されたかったです。


④入院前日

子供の頃に入院したみたいだけど、大人になってからの入院は初めてだったので、とってもとっても不安でした。

けど、入院することになった事を両親に伝えたところ、「これでようやくとーま。が苦しみから解放されるね。」ととても喜んでくれました。

薬を塗るのも全身なので大変だったし、布団もパジャマもベタベタにしてしまっていたし、全介護してもらっていたため、両親に申し訳なく思っていたので、入院したらその負担をかけなくて済むと思うと良かったのかな?と自分を納得させました。


また、コロナの影響で面会が出来なくしばらく会えないため、旦那も私の実家に泊まりに来てくれました。

夜、2人で泣きました。
旦那はあまり泣いたりする人じゃなかったから、びっくりしたけどそれほど心配をかけてしまっていた事、明日からの私の気持ちを考えて一緒に泣いてくれる事。とっても嬉しかった。

「こんなに汚い肌だけど、嫌いにならないでね」と言ったら

「嫌いになるわけない!俺はこの湿疹を全部舐めれる!!」
と言われ、何言ってんだと思って爆笑しました笑

「この人と結婚できてよかったなぁ」って思いました。

この日は1回も夜中起きることなく、ぐっすり眠れました。


(続く)


ここからは詳しい症状の写真です。
たぶん1番グロい写真なので、本当に気をつけてください。

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