ビビりが経験した痛くなかった自然分娩

こんにちは。とーま。です。
実は私、令和3年4月27日ピンクムーンという満月の日に女の子を出産しました👶👩💕

今回は病気関係なく、その時の私の出産レポです!

当初予定していた無痛分娩ができなくなり、びびりながら挑んだ普通分娩。

え?って思うくらい痛くなかった!
けど、それ以上に大変なことがあった!!!

これから出産の方、自然分娩大丈夫!できるよ!参考にしてください。

出産とか関係ないよ〜って方もこれを読んで、お母さんや周りの妊婦さんに優しくしてあげてほしいなという気持ちで書きます。

①出来なかった無痛分娩

私はめちゃくちゃビビりで、採血ですら体が震え血管が見えなくなるなど、痛いことに対して体が拒絶反応を示します…(無理怖い)

そんな私が出産を決意した時、無痛分娩しか選択肢はなく、無痛分娩ができる産院で妊婦健診を受けていました。

ところが途中で、妊娠性類天疱瘡という病気を発症し、この病気は75%の確率で分娩中に急性憎悪してしまうそうで、通っていた産院から総合病院へ転院になりました。

そこで問題が1つ。

転院先の総合病院は、自然分娩しかやってなかったんです…。

自然分娩しかやってないんです!!!!

臨月に入ってるし、今更「出産やーめた!!!!」なんて出来ないし、めちゃくちゃビビりました。

ビビりながら赤ちゃんが出てくるのを待っていました:( ˙꒳​˙ ):

②赤ちゃん早く出てきての舞

妊娠性類天疱瘡の入院が既に1ヶ月になっていて、とにかく早く退院したい!早く出てきて!という気持ちが強く、ネットの「早く産まれる方法」なんかを検索しまくっていました。

そこで私はウォーキングをたくさんする事にしました。

薬の影響で免疫力が下がっているので、ひたすら産科の病室の前をウロウロ…。

ただ歩くのはつまらないので、ルカルカナイトフィーバーとかメグメグとか、金おはとか手だけ踊って、舞っていました🕺

だいぶ不審者だったけど、楽しかった!!
やっぱり踊るの大好き!!!って思えました。

その次の日…すぐ効果が出たのです。


③おしるしがきた!

ウォーキングをした次の日の朝、おしるしが来ていました。(※おしるしとは、血が出ること。)

ちょうどその日の午前に内診があったので、先生に子宮口の空き具合を聞いたら

まだ全然空いてないよ!

とのこと…。おしるしきてすぐ出産になる人と、1週間くらい後に出産になる人など人それぞれらしく、私の出産はまだ先だろうと言われ、ちょっと落ち込みました。

④え、陣痛?

内診が終わり夕ご飯を食べた後あたりに、生理痛より痛くない子宮の痛みがある事に気づきました。

あれ?これ陣痛??

陣痛は初め10分間隔でくるそうなので、
アプリで時間を測ると、なんと10分以内に来ている!

え!産まれるんじゃない!?とワクワクしながらナースコールをしました。


⑤いい陣痛とは

ナースコールで助産師さんが来てくれ、ワクワクしながら状況を話しました。しかし…

「本当の陣痛は、こんなもんじゃないのよ。
話が出来ないくらい痛くてみんな辛そうなの。
今のあなたは話もできるし、元気そうだし、たぶん前駆陣痛じゃないかな?
これがいい陣痛に繋がればいいね

いい陣痛とは…?(宇宙猫)

助産師さんが言っている事がよく分からなかったんですが、間隔関係なく私の今の痛みは陣痛ではないんだなと思いました。

けどだんだん生理痛みたいな痛みになって来て、間隔も5分とかになってナースコール押しても、助産師さんは「いい陣痛くればいいね」と言い残して去っていきます。

たしかに私は話も出来るし、歩けるけど、子宮がきゅーってなる生理痛の痛みは確かにあって、その度に力を入れないようにふーっと息を吐いていました。

⑥LINEで立ち会い出産もどき

新型コロナウイルスの関係で入院中は面会が出来ず、立ち会い出産もできませんでした。

けどWiFiがあったため、LINE電話なんかはし放題でした。

痛みが、だんだん生理痛より痛いかな?くらいになってきて、部屋をうろうろ徘徊しはじめたタイミングで、旦那にLINE電話で助けを求めました。

「いい陣痛ってなに!?前駆陣痛ってこんな続くの!?一緒に呼吸法やってー😂」

正直まだ余裕はあって、1人で耐えてるのが寂しいから電話した感じでした。
後から旦那に聞いたら、十分苦しそうではあったみたいで心配したそうです。(生理痛の1.5倍の痛みくらい〜とか言ってた)

しばらく旦那と電話しながら気を紛らわせていたら、再度出血。

ナースコールしてもまたあの助産師さんに「いい陣痛が〜」と言われるかも、と思い渋っていましたが旦那にナースコールして!と促され、ようやくナースコールしました。

⑦仲良しの助産師さん

ナースコールをすると「いい陣痛が〜」の助産師さんではなく、よくおしゃべりをしていた仲良しの助産師さん2人が来てくれました。

「聞いて〜!さっきの助産師さんが〜😂」

と事の経緯を話し、お腹の痛みの間隔が短くなってること、出血あったことを話したところ
すぐモニターをつけられ赤ちゃんの心臓の音を聞きました。(※モニターとは、お腹に機械をつけて、お腹の張りや赤ちゃんの心臓の音を聴く機械)

「赤ちゃん元気だね〜!ちょっと内診してもいい?」

と、いつものおしゃべり感覚で内診すると
助産師さんの顔色が変わりました。

あれ…?無い…
助産師さん2人が顔を見合わせています。

え!?無いって何が!なんの事!?
と助産師さんのつぶやきでパニック

「とーま。ちゃん…。子宮口が無い…。
8cm開いてる…。」

子宮口が10cm開けば赤ちゃんが出てきます。
普通8cmも開く前に分娩台にあがり、皆さんが想像する出産シーンに入ります。

「部屋でよく耐えてたね!?すごいよ!?
前に歩いて分娩台に行こうね〜って言ったけど、これは車椅子!!!待ってて!!」

病院の廊下を車椅子で爆走するとは思いませんでした😂

⑧分娩台にあがったあと

この時点で深夜2時。
分娩台に上がる前に、旦那と親のLINEグループに「子宮口8cm開いてるって。分娩台いく」と打てるくらいには余裕がありました。

私の頭の中で出産のイメージは、12時間とか長い時間ずーーーーーっと痛くて、苦しくてやっと最後産まれるって感じでした。

実際は、痛い時間と、痛くない時間が交互にくるので、痛くない時間は助産師さんと普通に話していました。

出産前にYouTubeで、できる限り力を抜いた方が痛くないと見たので
痛い時間はひたすら息を吐いて、声を出さないようにしていました。

助産師さんも「めっちゃ冷静なお産だね!すごい!いいよいいよ!」と褒めてくれるので、どやぁ…!って感じでただ赤ちゃんが降りてきてくれるのを待っていました。

⑨最後のいきみ

「よし!子宮口全開!いきもう!」

朝の6時すぎに助産師さんに声をかけられました。
YouTubeや出産レポでは、この後2、3回のいきみで出産してる方が多く、
一睡も出来てない私は、やっと終わりが見えた〜といきみました。

ただ…

一睡もできていない+連日の入院ストレスの睡眠不足の私

ここからが長かった…。

いきむ力が足りない…。

赤ちゃんの頭は見えているらしいのに、降りてこない…。

「吸引してもらえません?人工破水も一緒に…」

(※吸引とは、赤ちゃんの心拍などが下がり危ない状態の時に、機械を使って吸い出す方法)
(※人工破水とは、破水が自然にできなかった場合に、助産師さんが手で膜を割る方法)

どっちも危険だからだめ!とーま。ちゃんはどっちもできる!

息も絶え絶えに私は、はいぃ…と返事をしました。

⑩天気がよかった

痛みに耐えられないというよりは、疲れたの方に意識が朦朧としてきたとき
ふと分娩台の横の窓の外が見えました。

とってもいい天気で、明るくて、綺麗で

今産まれたら、いいお天気見れるよ

と、お腹の赤ちゃんに話しかけました。

その時、お医者さんが来て会陰切開をし(※会陰切開とは、お股を切る事)

どぅるん!!!みたいな感覚と共に赤ちゃんが出てきました。

「産まれたよ〜」の声と共に、胸に乗せられた赤ちゃんにかけた言葉は

「こんにちや、ママだよ〜。」

でも

やっと終わった〜!疲れた〜!」が本音。笑

そうして、私の元に天使が産まれたのです。

⑪結局痛みはどうだったの?

陣痛の始まりは生理痛より痛くなく、最後の方も生理痛よりちょっと痛いかな?くらい

痛い時間がずーっと続く訳ではなく、痛くない時間もあるため正直思ってたより全然大丈夫でした!

ただ、ここで注意なのですが
たぶん私の生理痛が人より重い酷いだけです。

普段それで苦しんでいるので、生理痛がそこまで酷くないひとはもしかしたら、もしかしたら、陣痛苦しいかもしれないです…

⑫ここだけは読んで!本当のお産の怖さ

話をとんとんと進めたかったため、色々端折りました。
「自然分娩思ったより痛くなかったよ〜」って散々書いてきましたが、正直命懸けでした。

私の病気を治すために飲んでいた薬の副作用をカバーするために分娩日から点滴を3日間打ちました。

それだけではなく、副作用で免疫力が低く全てにおいて注意が必要なハイリスク妊婦と言われました。

肌にカビが生えるかもしれないよ!とも言われ、怖くて泣きました。

ここまでは私の場合ですが、これから書くことは全妊婦さんに関係のあることです。

・促進剤
もし陣痛が弱かったり、なかなか来ない時は促進剤を打つことも言われました。
ただ促進剤が効きすぎると、子宮が破裂する可能性があると言われました。

・帝王切開
皆さん、帝王切開ってよく聞くと思うんですが、あれって下半身だけ麻酔をしてお腹を切って赤ちゃん出します。
つまり、意識がある状態でお腹を切られるんです。
考えられますか?私みたいな痛みに弱い人はパニックになるそうです。
また、その後も傷跡が痛んだり、浮腫が酷かったり、血栓ができる可能性もとても高くなります。血栓ができて頭の血管を詰まらせたら、死にます。
また麻酔に対して拒絶反応を示す人もいるそうで、そうなった時も母体は危ない状態になります。

緊急帝王切開になる可能性の話もされました。
色んなリスクがあり、正直震えました。

周りの妊婦さんとか、芸能人とか普通に産んで「産みました〜!」と元気に見えてたけど、私の周りの妊婦さんは切迫早産の可能性があり長く入院していた友達、42週になっても産まれて来なくて帝王切開になった友達、出産の2日前まで入院していてマタニティフォトなんて撮れなかった友達。色々いました。みんな大変な思いをして、人1人産んでいました。


私だけじゃなく、全妊婦さんが命懸けで赤ちゃんを産んでいて、
妊娠してから色々勉強したと思っていたけれど、実際ちゃんと分かっていなかったんだなと思いました。

人はこうして人体錬成しているんだな〜、そりゃ右腕と弟の体持っていかれるわって思いました。

もし周りに妊婦さんがいたら、優しくして下さい。
見えないところでたくさんの辛さを経験しています。

もし赤ちゃんを産んだばかりの女性がいたら、労わって下さい。命懸けの大仕事を終えてきています。

もしまだ伝えられるなら、お母さんにありがとうって伝えてください。
わたしは、お母さんに「産んでくれって頼んでない!」と言った中学生の自分をぶん殴りたいです。

あと、今生きてる自分をめちゃくちゃ褒めてください。
産まれてきてくれてありがとう!大きく成長してくれてありがとう!
生きてるだけで100点満点!!!!

全然まとまりのない文章書いちゃった。
言いたいこと伝わんないや!
これから文章書く力を付けたいなって感じなので、暖かく見守ってください。笑

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