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過去の闇を精算した日

そういえばこの前、私をいじめていた人と和解した。


その日は誕生日で、彼氏からの祝福の言葉やプレゼントが嬉しくて、その幸せな気持ちが胸いっぱいに広がっていた。

そんな私の気持ちをさらに高めたのが、インスタのストーリーだ。

誕生日の投稿をしたら、同級生の1人から祝福のメッセージが届いたのだ。
そのメッセージを開いてみると、なんと、いじめてきた友達からのものだった。

少し戸惑いながらも、彼女からのメッセージを読んでみると、「誕生日おめでとう」と祝福の言葉が綴られていた。

いじめられてたとはいえ、普通に会話を交わすような仲だったけれど、会えば露骨に逃げ出していた相手の誕生日を祝ってくれたことに驚いた。

その友達は高校生の時に、「中学の時はごめんね笑」と謝ってくれたことがあった。
その時はどうしても許すことができず、むしろ謝られたことに対して腹が立ってしまった。

でもその日すごく機嫌が良くて、このまま話せば仲直りできる気がした。

25歳にもなって、彼女がおめでとうと言ってくれることの大切さを感じたからかもしれない。

私は感謝の気持ちを込めて丁寧に返信し、そして「あの頃は素直になれず、ごめんね」と謝罪の言葉を送った。
すると、彼女から返ってきた返信は「全て悪いのはこっちだから、謝る必要なんてないよ」という内容だった。

彼女もずっと罪悪感と戦っていたのかもしれない。

私も許せないことに対する罪悪感がずっとついて回っていた。
だからこそ、彼女のその一言で、その罪悪感が一気に消え去り、開放感と幸福感で涙が溢れた。

地元の子だからこそ、これからも頻繁に会うことはないかもしれない。

でも、それでも、過去の闇を一つ精算できたような気がしている。

その日の出来事は、私にとって大きな意味を持つ一日だった。

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