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ホットフード競技会への対策と考え方

それでは今回から、ホットフード競技会に向けての対策を考えてみましょう。こういった大会は日本でも数多く行われていますので、とにかく申し込みのフォーマットをダウンロードして、本当に出場するつもりで考えてみるといいと思います。

■ホットフードのための戦略を考える

まず何よりもルールブックを何回も読んでください。意外と読み込みが足りずに単純なミスをする選手がとても多いです。以前もお話しさせてもらいましたが、様々な要因をチェックしながら全てをクリアにして言ってください。

その次に気をつけてほしいのが、料理についての研究です。その大会の過去の写真は、関係のホームページやインターネット上に必ず出ています。どのような方法でも良いのでそこにアクセスして、過去の作品を確認してください。そこからその大会の対策が始まります。

どんなに素晴らしい料理がインターネット上にあっても、それはもう過去の作品です。絶対にコピーで止まってはいけません。あなただけの何かを添加して、新しいニューデザイン、ニュートレンドを発表します。

■ホットフィールド戦略で確認すべきこと

①メニュー開発・基本原則として組織的であることです。まずは常識的にアプローチを始めます。

②どんなメニューでもそうですが、 終了時刻の10分前には終われるように準備をします。すなわちあまりやりすぎなメニューにならないようにしてください。

③連続して提供を続けることができるメニューを考えます.例えば国際大会なら2時間の間110食を提供します。宴会料理と違いますので、その都度オーダーが入ってきます。時間もバラバラですので、どのような状況があっても110名分を出来立てを出せるメニューを考えます。

④残念なことに使用できる機材や、キッチンのレイアウトは大会ごとに違います。その指定されたキッチンのサイズやスペースをよく考えてメニューを開発します。

⑤必要な調理機器はあるでしょうか? 必ずメニューを開発する前に大会事務局に確認をしてください。あなたの作る料理の質に焦点を当てて準備をします。

⑥3コースメニューなどもそうなんですが、全てのメニューの合計平均点が最終的な結果になります。テーマ性に沿った質の高い料理を開発してください。

⑦ コンクールですので難易度は必要ですが、決して細工にはならないでください。ニュートレンドであることが重要で、大会のテーマを引き立てることが重要です。

⑧少し意外かもしれませんが、メニューを開発すると同時にあなた自身が「役者」のように振る舞いながら調理を進めることを意識してください。あなただけのショーを演出します。

⑨以前ご紹介しましたスキルと属性について自己評価をチェックして下さい

⑩こういったチェックができたら、あとはあなただけの料理を開発していきます

■まとめ

ようやく温かい料理の準備に入りましたが、どのコンクールを見ても、あまりに見た目に走りすぎているのが現状です。審査員は提供不可能な料理プレートはあまり興味を示しません。


本当にバランスの良いプレートを提供し、驚くようなニュートレンドとあなたの素晴らしい動きを期待しているはずです。それでは次回はメニューを開発するということに焦点を当てて記していきます。


Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/