料理コンクール・プチフールのスコアリングガイドラインについて考える
■はじめに
今回は、とても人気のあるプチフールについてお話しします。ようやく日本でも定着してきたプチフールですが、特にヨーロッパでは人気がある種目となっています。チョコレートだけに限らず、様々なペストリーテクニックを披露するとても良い競技になります。料理とあまり変わりませんが、様々な要素を盛り込んでなおかつシンプルに提供します。
■プチフールのプレゼンテーションと革新的な要素
①ディスプレイはテーマに沿って構造化され構成されています
②プチフールの断面をイラストなどで表示してください
③ディスプレイは過度に着色されていません
④すべての作品は同じ色のものではありません
⑤ディスプレイはオリジナルであり創造的です
⑥ディスプレイは食欲をそそるはずです
⑦革新的な技術が使用されています
⑧新規または、革新的なツールを使用しています
■プチフールの構成要素
①素晴らしい難易度があります.しかし細工ではありません
② 実証できるテクニックは一つのプチフールに対して二つ以上あります
③多様な味わいになっている
④多様なテクスチャーが感じられる
⑤硬すぎや、 柔らかすぎるテクスチャーはありえません
⑥多様性を持った形で構成されます
⑦そのフォームは洗練されたデザインです
⑧しかしあまりに複雑な物は食品としてはありえません
⑨装飾はメインではありません.必ず装飾は相補的であるべきです
⑩型の使用は全体の25%以下にしてください.4種の盛り合わせなら1種類のみです
■ プチフールのプロフェッショナルの準備について
①焼きの要素は、適切に調整されているはずです
②全てのグレージング作業は光沢があり、薄く、気泡はなく、滑らかです
③手づかみで食べれることが大前提です.ドリップ状の装飾はありえません
④デコレーションは精密であり繊細です
⑤フィーリングは結合剤使用が制限され、滑らかで柔らかいものです
⑥色は自然食品らしく安全であるはずです
⑦装飾品やクラフトの類は薄くて食べやすいものです.固いものはありえません
⑧いくつかに重ねた層は、正確で正しい厚さです
⑨ゼリーは優しい味わいであり、心地良い硬さです。ゴムのような硬さはありえません
⑩味わいは甘すぎず、楽しい味わいです
⑪料理と一緒で本物のプチフールを作ってください
■まとめ
いかがでしたか? 特にプチフールは常温保存が可能な食材で作成してますので、ディスプレイ競技には珍しく試食の準備が必要になります。つまり審査員が実際に手に取ったり、ナイフで割ってみたり、試食してディスカッションしながら審査します。その時に内容物がすぐわかるように、断面図などを用意して、どこの何が何を使っているか、今食べているものが何なのかが、すぐわかるように準備をしておいてください。
それでは次回は、皿盛りデザートについてお話ししていきます。
Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/