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展示テーブルでのプレゼンテーション

■はじめに

アートプログラムやグルメチームチャレンジなど、展示するテーブルが指定されている料理大会が数多くあります。今回はこの展示テーブルについての戦略を考えてみましょう。当然ながら限られたスペースにプレートを置くだけでは全く評価されません。そのテーブルにはテーマがはっきりと見て取れるようなディスプレイが必要になります。

国際大会の大きな大会になれば、ペストリーのピエス が展示されます。 個人競技ならば、選手のテーマに応じたディスプレイがあっていいはずです。

■展示スペースをはみ出さない

一皿しか展示しない料理大会の場合、間口はだいたい45cmが多いです。この場合は、ほとんど何も置くことができないので、特にディスプレイすることはありません。

二皿を展示する場合では、料理名をプレートで展示することが多いです。読みやすいはっきりとした文字で、分かりやすいメニュー名を記入してください。この場合でだいたい間口は60cm です。

アジアなどでよく行われる国際大会の個人競技の場合、カテゴリーが1種類になります。タパスであったり5コースであったりしますが、90cm×90cm のスペースになります。このスペースの中に指定のプレート盛り付け、メニュー名を提示し、テーマが分かるディスプレイを施します。こういった国際大会の場合は、プレートの下にソックルを添えることが許可されます。ただしプレートからはみ出すものは不可です。

インターナショナルな国際大会の場合は、個人盛りのスペースは間口が2m あります。ただしカテゴリーは2種類盛り付けることになりますので、非常に多くのプレートが乗ります。現段階の課題は、タパスと5コースですが、単純に10皿この展示スペースにお皿が乗ることになります。

それぞれが、高さを変化させたり、奥行きも変化させたり、様々な工夫を凝らして見るものに良い印象を与えていきます。

■お皿の色は?

現代の料理コンクールでは、お皿の色の指定はありません。意外と和風テイストの入ったお皿が最近の流行りになっていますが、あまりに色々な色を使うことはあまりお勧めできません。お皿もテーマ性を持った、ニュートレンド のものを使うことをお勧めします。

■メニュープレートは?

この場合のメニュープレートというのは、メニュー名や内容物が分かるようになったものです。統一性のあるメニュープレートを作成してください。スペースの問題もありますし、料理のプレートとの大きさのバランスもあります。 B 5サイズ以上にならないように工夫をしてください。

■照明について

国内大会の場合は証明はつけることができませんが、国際大会 事前申告にてコンセントの準備をしてもらいます。大会によっては申請しなくてもコンセントの準備がされているのがありますので、事前にルールブックでしっかりと確認をしておいてください。

照明器具は現地で調達するのが一番いいです。電圧等の関係で日本から持ち込んでもうまくいかない場合があります。また変圧器なども必要となるはずですので、逆に高額になってしまいます。

照明があるとないとでは、審査員やお客様に与える印象は全く違います。絶対に照明をおろそかにしないでください。また、展示するスペースによっては、コンセントが遠くにある場合があります。できれば延長のタコ足配線が可能なものを現地で調達してくだい。念には念を入れて、慌てないで現地での盛り付けができるよう用意をしてください。

■まとめ

いかがでしたか? 特に国際大会の場合は、多くの荷物を持ち込みますが、ほとんどの場合サポートは1名しか認められません。しかもサポートも有料になります。2時間で搬入して盛り付けをして撤収をできる、そういった本番を想定したリハーサルは必ず行っておいてください。時間に間に合わなければ最大10ポイントの減点をされてしまいます。時間に間に合わないだけで金メダルはありません。


Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/