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最終戦略を立てる。あなたのワークスペースをセットアップする!

■キッチンのセットアップをする

よくあることだとは思いますが、いざ作業を始めるとものがどこにいったかわからなくなることがあると思います。料理の競技会でこれをしてしまうと、時間をものすごく取られてしまいます。またメンタル的にも時間に追われてまったくうまくいかないことでしょう。こういったことを防ぐためにも、決められた位置に決められた機材を片付けるいわゆるミザンプラスを徹底することを覚えないといけません。

単純に言いますと競技会で成功するには、審査員から高いポイントを獲得するか、減点を最小限に抑える必要があります。現代の競技会はほとんどは減点法なので、いかにミスをなくすかが大きなポイントです。 料理自体はすでに書類審査を通っているので、後は生産性の戦略を図る必要があります。

特にあなたが主役で演出する場所「キッチン」での動きやセットアップは重要になります
平面図のみならず、3 D の立体的にイラスト化してトレーニングを進めます。
フランス語のミザンプラスとは、所定の場所に置くという意味です。衛生環境を整え、安心安全のあなたの料理ショーをジャッジに見せつけてください。

■キッチンの調理作業を分類する

見せつけるキッチンでの動きとは4つのプロセスに分類することができます。

事前準備:野菜の洗浄やセットアップに始まり、スライスやその他のカット、調味料の準備やマリネ、縛ったりトリミングしたりします

事前調理:ブレゼやロースト、衣をつけたり、付け合わせ、ソースを用意する

提供準備:ワークスペースをきれいにし、提出時間に全てを合わせます

提供:一番いい状態で提出できるよう、時間、課題を完璧にクリアしてください

■キッチンからのサービス準備

一皿や二皿を作る簡単なコンクールではありません。審査員数名や、実際のお客様に提供するイメージを持ってプレートサービスの準備をします。

①事前に用意する機材を全てリストアップしておき、練習から完璧に用意をします

②例えばお皿、お皿用のペーパー、クロッシュ、ヒートランプ、テーブルクロス、仕上げ調味料などが考えられます。

③プレートのクリーンアップの方法も考えてください。現代では、繊維質なタオルを使うことができません。ペーパータオルを上手に使ってください。また衛生手袋着用はほぼ義務付けられています。

④もし可能ならば、スキャンボックスや ホールドオン マットを有効活用してください


■キッチンの図面化

通常どのような選手を見ていてもキッチンのセットアップは平面のみになっています。落ち着いてキッチンを見てください。作業台の側面もうまく使えるはずです。地方の小さな大会ならばおそらく調理師学校を使います。大体の方が言ったことや見たことがあるキッチンです。簡単にセットアップを図面化できるはずです。

大きな国内大会決勝になれば、前日に事前説明会があります。もしくは機材の持ち込みチェックもあるはずです。こういった時にしっかりとワークスペースを確認し、その日のうちにセットアップの図面を作成してください。

まずは平面図にまな板を置く位置や、引き出しに何を入れるかどのように並べるかを記入してください。さらに各キッチンのツールをどこにしまうか記入します。

側面図を書いてボウルや大型調理鍋なども記入して定位置を確定します。こういったことは普段のトレーニングでも必ずおこなってください。ここまでできたら次に冷蔵庫での保存を記入します。交差汚染を防ぐために冷蔵保存の棚ごとにしっかりとイメージしてください。

料理の競技で成功するためには、全体をコントロールすることが戦略となります。それは練習に裏付けられたナチュラルな自信と、整理整頓をするあなたのショーを審査員に見せつけることです。どうか目的の自分になれるよう、協力者の信頼を得てプロフェッショナルが調理技術を発揮して下さい

■最後に

多くのことにチャレンジをしてください。「今度機会があれば・・・」などと思わないでください。自分を刺激し学習を継続してください。地域の大会へのチャレンジが世界への唯一の道のりです。いきなりはありません。全てのチャレンジに誇りを持って取り組んで欲しいです。私は皆さんに約束します。このコンクール(継続学習)での報酬は計り知れません。
友情、ネットワーク、知識向上、人生経験などの形で現れ無限にあります。

それでは次回は、競技会での選手への注意事項として、今まで私が気付いてきたことを少し記していこうと思います。


Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/