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第57回技能五輪西洋料理職種 使用器材について考察する②

■はじめに

技能五輪西洋料理職種の機材一覧表について2回目を記していきます。 ルールブックでは14ページの右側の表になりますが、調理室で選手全員で使用する機材になります。台数に限りがあったりしますので、他の選手とかぶらないようスケジュールが必要になります。

■共通使用機材一覧について

今日を見ていくとある程度の機材は揃っています。フードプロセッサーやミキサーも常備されていますので、わざわざ持ち込む必要はないはずです。揚げ物用の鍋は四つ用意されています。揚げ油も、四つの鍋全てに用意されるはずですので、特に心配はありません。

ずっと見ていくと一番最後の冷蔵庫が気になります。どのくらいのスペースが一人の選手にあてがわれるかは、前日の抽選日にならないと分かりません。最悪の場合棚板1枚分位しかありませんので、冷蔵庫の整理整頓も勝利するためには重要なポイントになるはずです。

■持参できる器具

一覧表ではありませんが、使用できる器具が記されています。 特に特別なものはありませんが、レシピに必要なものは必ず忘れないようにしてください。電動器具としては、バーミックスとミルサーがありますが、本当に必要な場合だけ持ち込むことをお勧めします。器具があれば便利というわけでもなく、限られたスペースしか選手には提供されません。 大型の調理器具の収納スペースがほとんどありません。

■記載のない調理機材の持ち込みについて

今回は特にジェノワーズの課題がありますので、間違いなくマンケ型の準備が必要になります。こういったものは事前に申請が必要です。ルールブックに記されているように使用機材、備品の写真、容量などを明記の上、指定されたメールで問い合わせることをしてください。その他電動ミキサーなどを申請してみるのもいいかもしれませんし、ハンディミキサーにはホイッパーがついた機種もあります。実際に持ち込み使用可能か問い合わせることもいいかと思います。

また焼きあがったジェノワーズを冷ますケーキクーラー的な網なども 必要ですよね。何回かトレーニングをすると、本当に必要な機材と、必要でない機材がはっきりとわかってきますので、必ず大会事務局にメールで問い合わせて申請をしてください。

■その他の注意点

一般に言われるトーション、つかみのことですが、大会事務局から各選手に配布されます。また、いわゆる布巾ですが、国際基準に合わせるために、ペーパーが使われます。こちらも大会運営委員の方が準備してくれますが、補充対応可能になっていますので、足りない場合は自己申告して補充をしてもらってください。ただし無駄遣いは禁物です。

料理を盛り付けるプレートは、全て競技会場で準備されたものを使用してください。皿カバーも4枚提供されますが、こちらを上手に活用することをお勧めします。
調理器具ではありますが、冷凍庫、サラマンダー、バーナーの使用は認められていません。大会ルールに則って調理を行えるよう準備をしてください。

■まとめ

いかがでしたか?様々な機材が用意されていますが、その機材の使い方を間違えないように調理を進めてください。特に今回写真を見てみると、鉄製のフライパンがありません。テフロン加工のフライパンで調理することになりますので、火加減には十分注意が必要です。
それでは次回はルールブック15ページの、「採点基準」について考察していきます。間違った方向に進まないよう、採点基準に準じた準備が必要になります。


Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/