個人競技のメニュー作成注意点とは?
■はじめに
一番よく相談を受けるメニューの作成について今回は記していきます。一皿二皿作る程度ならば特に問題はありませんが、国際大会のように一人で10皿程度の料理を作る場合は、戦略を持ってメニューを組み立てないといけません。これは特にコース料理だけではないので、しっかりと取り組んでほしいものです。
■すべてのダブりを無くす
例えばタパスについて考えてみましょう。個人競技の場合は4種類、ナショナルチームの場合は6種類作る必要がありますが、全てにおいて ダブり ということをなくしてください。 例えば食材の ダブり、 調理方法のダブり、形状のダブり、など全てにおいて ダブり をなくします。
個人競技について考えてみましょう。冷製料理が2品、温製料理が2品、これが課題になります。この中でテーマに沿った食材で、料理を開発していきます。冷製にお魚を使ったり卵を使ったら、温製料理には赤身のお肉や貝類などを使います。料理方法も、マリネであったりボイルであったり、フライであったり網焼きであったり、全て違うテクニックを使ってください。
プレゼンテーションの形状も多彩である必要があります。提供不可能な盛り付けはいけませんが、 ニュートレンド であなたらしい盛り付けを開発してください。
■メインたんぱく質を補完するソースと付け合わせ
新しい料理を発表する料理大会であっても、メインたんぱく質を高めるようなプレート構成にしておく必要があります。これは通常のレストランや料亭ではありません。ワンプレートの中にバランスのとれた栄養素を含ませる必要があります。
通常のレストランや料亭では、コース料理を構成する皿数は自由です。しかし料理大会においてはさら数に制限があり、場合によってはプレートの内容量にも規定があります。ルールブックをしっかり熟読し、間違いのないプレート構成をしてください。
■微調整を行う
全てのプレートの企画が出来上がったら順番に試作をしてください。最初は全くうまくいきません。しかし回数を重ねると徐々にグレードアップしながら、素晴らしい料理へとなっていきます。ここで安心しないで、必ず毎回微調整しながら更なる高みを目指してください。
レシピの書き換えも、ほとんどの場合パソコン使用なのでバージョンアップなどはとても簡単にできます。
■まとめ
いかがでしたか? 特に難しいことはありません。ナチュラルに考えてもらえれば、行き過ぎることはないと思います。季節を反映したり、相性を考えたり、そういったことも毎回の微調整で無理なくグレードアップしていくことができます。
それでは次回は、タイムスケジュールについてもう一度記していきます。
Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/