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第57回技能五輪全国大会「西洋料理」職種 提出書類について考察する

■はじめに

技能五輪西洋料理職種対策について3回目をお送りします。今回は提出書類についてということでルールブックの3ページを中心に考察していきます。何度もお伝えしていますがこれから記されていることは私の勝手な考察であり、決して正解ということではありません。何回もルールブックを読み返し指導者とともに色々と取り組んで下さい。

どうしても理解不能や不明点があった場合は、競技課題等に関する問い合わせ先がルールブック3ページに記されています。必ず不安要素をなくすように努めて下さい。また様々なトラブルを防止するために、メールで返信があった場合はプリントアウトをして、11月12日の抽選会事前説明会に持参するようお勧めします。

■提出書類について

レシピについては各種の指定食材、例えばオボラクトベジタリアンならばお米、メインディッシュなら若鶏1羽、デザートならば、ジェノワーズを焼き上げ、チョコレートを使ってデザートを作成する。さらには当日30%のミステリー食材を加工して付け合せる。という規定食材と、別紙に記されている共通食材集計表から材料を選んで作成することになります。

こういったコンクールでは食材の持ち込みは一切禁止されています。したがって共通食材集計表から食材を選択してレシピを作成する必要があります。共通食材集計表をよく見てみると、単位がグラム発注になっています。例えば玉ねぎを使う場合玉ねぎ一個と記すのではなく200g というような感じの発注になるはずです。さらによく見ると、グラムで換算できないようなものもありますが、もし不明ならば問い合わせ先に問い合わせてみるのもいいと思います。発注単位を間違えて変な発注をしないように十分注意してください。

提出書類は、三つの課題レシピ、共通食材集計表、さらに三つの課題料理写真になります。間違いなく書類を揃える事を忘れないで下さい。特に料理の写真については、当日の競技で100%完全再現がコンクールの基準です。しっかりと再現ができるようナチュラルな盛り付けがいいかと思われます。但しコース料理のコンクールですので、同じような盛り付けとか、同じような色合いとか、同じような食材の被りあるというようなことはありえませんよね。コース料理の醍醐味であるアドリブを効かせながら、刺激的なコース料理を陪審員に提供してくださいね。

写真についてさらに言えることは、個人で撮影するのではなく、必ずプロの写真家にお願いしてください。場合によっては勤務地にフォトスタジオがある方もみえると思います。現代での一眼レフやスマートフォンなどのカメラでは、照明の当て方によってはプロ並みの写真が撮れますが、やはりそこは超一流のプロにお願いしたほうが写真に力があるはずです。写真で審査されるようなことはありませんが、自分が全国大会にアタックする料理です。記念のためにも素晴らしい写真を準備することをお勧めします。

書類の送付先もルールブック3ページに記されていますが、締め切りを確認してください。令和元年10月4日金曜日消印厳守になっています。絶対に遅れないように送付してください。期日に間に合わない場合は、きっと入賞もできないのではないでしょうか?
また送付と書いてありますので郵便になりますよね。メール便で送ったり、期日ぎりぎりなので速達で送ったりして、大会関係者の方に迷惑がかからないようにしてください。提出書類のルールを守りましょう。

提出書類は規定用紙のフォーマットがあります。この書式を厳守してください。自分の都合のいいように書き換えたりしないで、どの審査員が見ても一目でわかるように、全選手が同じフォーマットということがふさわしいです。手書きは不可になっています。 パソコンで作成となっていますが、フォントについては書式の設定のまま打ち込むことがベストです。

■その他

ルールブック3ページのその他を見ると大会の初日が令和元年11月12日になっています。
大会のホームページを見てみると11月15日開会式から 11月18日閉会式までの4日間が、大会期日になっているはずです。少し違いますよね。こういった場合は、会場の都合や、参加者が多いなどの理由で、競技が前倒しされて行われます。過去の例から考えてみると以下のようになります。

〇11月12日 火曜日   事前説明会 競技実施日抽選会 競技会場視察

〇11月13日 水曜日   第1日目競技

〇11月14日 木曜日   第2日目競技

〇11月15日 金曜日   第57回技能五輪全国大会 開会式 競技はなし

〇11月16日 土曜日   第3日目競技

〇11月17日 日曜日   第4日目競技最終日

〇11月18日 月曜日   第57回技能五輪全国大会 表彰式 閉会式

https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/zenkoku/n_57/57_taikai_nittei.html

正式なスケジュールは、後日大会ホームページにアップされると思いますが、今までであればこのような感じでスケジューリングされていました。選手は11月12日の抽選日に、様々な説明を受け、持ち込み機材のチェックをして、大会会場の下見をします。そして抽選が行われて実際に競技を行う日、作業台が決定します。ですから非常に長い大会期間になりますので、自身の健康管理には十分な注意が必要です。

また見学を計画しているヤングシェフについては、4日間見るチャンスがあるということです。当然ながら土日の3日目も4日目は、混み合うことが予想されます。逆に前倒しして行われる第1日目と2日目は、見学するには非常に良い日時になるのではないでしょうか?こういった大会は必ず下見をすると言うか、見学をしておいて、1年後にチャレンジするのがアドバンテージになることが間違いありません。

様々な注意点が書いてありますが、11月12日に持ち込み機材は全てチェックしてもらいます。この時チェックしていないものは持ち込みが禁じられます。質問メールなどで返信があった書類などはこの時持参していると、とてもいいと思います。宅急便で競技会場に荷物を送ることは禁じられていますし、土足での調理室への入室は禁じられています。11月12日の説明会には調理用の専用靴(黒色)を持参することを忘れないでください。当然と思いますが黒色の靴は手入れされた綺麗なものであるはずです。

■まとめ

いかがでしたか?ここに記されている文章は、正解ではありません。私の個人的な見解ですので、不明点がある場合は競技課題等に関するお問い合わせ先が記されていますので、そちらにメールをすることをお勧めします。また大会の期間に関する詳しいことは、公式のホームページにアップロードされてくるはずです。必ず最終確認は公式のホームページから行うようにしてください。

https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/zenkoku/n_57/kadai/30.html

それでは次回は共通食材集計表について考察していきます。


Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/