オードブル・ベジタリアンのスコアリングガイドラインについて

■はじめに

それでは今回は、オードブル、ベジタリアン、5コースメニューのスコアリングガイドラインについてお話しします。多少の違いはありますが、皿盛りのアートプログラムの審査内容はほぼ一緒です。日本で行われているコンクールとほとんど変わりがありませんが、細工料理にならないように注意が必要です。日本国内では未だに再現不可能な細工料理がたくさん見られますし、一体何を食べてもらいたいのか全くわからない料理が常に上位入賞しているというような不思議な審査結果が多々見受けられます。

今一度、本来のテーマに沿った本物の料理を提供するように、心がけてみてください。若手の方から変えていかなければ何も変わっていきません。それでは説明していきます。

■皿盛り料理のアートプログラム　スコアリングガイドライン

①レシピのラべリング、メニュー提示をしっかりと行なってください

② ホットの料理とコールドの料理をしっかりと区別してください

③バランスと調和のとれたポーションサイズ

④調和のとれたメニューから味を開発してあります

⑤ 食欲をそそる作品です

⑥バランスの取れた内容物です

⑦栄養のバランスが素晴らしいです

⑧形状やデザインのバリエーションが豊富です

⑨主成分のバリエーションがあります

⑩本物の料理であり、アスピックなしで提供できます

⑪調理法のバリエーションがあります

⑫着色はナチュラルであり、不要な添加物はありません

⑬外観や見た目はとても素晴らしいです

⑭アスピックはちょうどいい厚さにコーティングされています

⑮ アスピックは雫や泡などがついていません

⑯オリジナリティがあり革新的な料理です

⑰素晴らしい難易度が見て取れます

⑱精度と繊細さが見て取れます

⑲職人の技が素晴らしく、誰が作ったのかとても気になる作品です

⑳プレートの上に他の器などがある場合は、それは提供にちょうどふさわしいものである必要があります

■まとめ

いかがでしたか？　皿盛りの展示料理は、国内でも多く行われているので特に問題はないかと思いますが、行き過ぎた細工料理は絶対にやめてください。新しい時代の、新しいあなただけの料理を披露してください。 次回はセンターピースのスコアリングガイドラインについてお話ししていきます。料理とはまた違った観点でスコアリングのガイドラインが公表されていますので、是非ご覧ください。