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奈良竜樹は戻ってくるのか?

今シーズンよりアビスパ福岡にレンタル移籍した奈良竜樹。今回は彼が来年鹿島に復帰するのかを争点にまとめていく。

まずは、僕が奈良をどう見ているか話したいと思う。加入当初、背番号3を与えたことに賛否はかなり分かれ、不要論さえでたのを覚えているが、僕としては、鹿島がCBを補強する上ではこの上ない貴重な日本人CBだと思った。背番号の捉え方はそれぞれあるとして、ピッチでは明らかに戦力になると思っていた。しかし、フィジカルコンディションも含め、どうもリーグ終盤になっても気持ちがノってない気がした。手を抜いているわけではないと思うが、淡々とこなしているのが気になったし、勿体ないなと思った。おそらくこれは出場機会が疎らなことも影響していたかと思う。その点で言えば、町田と関川が成長してきた中でのレンタル移籍はポジティブかと思う。ある程度出場機会を得て、気持ちがノった状態で戻ってくれればいいなと。そのため僕は復帰してほしい派だ。

■レンタルバックの条件

まず、鹿島復帰に向けては複数の条件が存在すると考えられる。

・既存メンバーの去就
一つ目はメンバー編成だ。ここまで、犬飼と町田を中心に3番手を関川と林、レンタルバックのブエノが争う構図となっている。この中で残留が濃厚は犬飼と林ぐらいで、その他は海外移籍、武者修行移籍、国内外移籍と動く予感はかなりある。

・戦力として計算が立つのか
そもそも戦力になるのか?という問題点だが、定量的なデータを見ても鹿島のレギュラーCB犬飼に引けをとらない成績を出している。あとは来年の鹿島の監督が奈良をどう見るかである。

・本人の希望
そして、最も大きなウェイトを占めそうなのが本人の希望。出場機会がある程度予想された福岡か、はたまたもう一度チャレンジという形で鹿島に飛び込むか。おそらく彼のキャリア後半を動かすターニングポイントになるだろう。

■奈良の現状

今季の奈良は18試合出場の17試合先発(1533分)とまずまずの出場機会を得ている。また、序盤は出遅れたが、長谷部監督のターンオーバーを使ったマネジメントも考慮すると、主力であるのは間違いないようだ。実際にプレーを見ても、昇格チームとして守備機会も多く、DFの心理としてはある程度充実していると思われる。

■もし鹿島に戻ってきたら

ここからは僕の期待も込めた話。先述の条件を満たした上で復帰となれば何が求められるのかを考えていく。町田の去就と監督次第ではあるが、鹿島が3番を託した以上、CBの柱として考えているのは間違い無いだろう。また、仮にACLに出るとなれば、3枚柱体制もあり得る。プレー面で言えば、奈良のキャリアは押し込む川崎受ける福岡を経験しているので、近年ふわついている鹿島の統率を取ることも求められるだろう。

■最後に

僕は奈良の能力をかなり買っている。代表だって目指せると思っている。だからこそ、彼には鹿島というクラブで高みを目指してほしいし、鹿島も選ばれるクラブになってほしいなと思う。アビスパ福岡サポには恐縮ですが、#奈良竜樹レンタルバックの会を発足させていただきます!w

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