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【マッチレビュー】 J1第31節 鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ

【はじめに】

どーも、パダワンです!いつもご覧いただき、ありがとうございます!

最近は、コメントなどたくさんの方と繋がれてとても充実しております。シンプルな疑問やご意見ありましたらお気軽にコメントしてください!

今回は、天王山のホーム川崎戦について分析していきます。リーグでもトップレベルのチーム同士の試合になりますので、「細部」までしっかり見ていきます。


【結果】

今回はテイストを変えて書いていきます。まずは、結果から。

0-2でアウェイ川崎の勝利でした。勝てば、川崎の3連覇阻止できる重要な一線で完敗。内容もいいんだか悪いんだかのモヤモヤ。笑

失点時間が62分、71分。これだけでも、バランスを崩したところをとどめ刺された感が否めません。一部記事にも出ていましたが、鹿島っぽいことを川崎にされましたね。

以下、SofaScoreより

ポゼッションはイーブン。

シュート数は鹿島17の川崎7。

その他、パス数、パス成功率、デュエル勝利数、空中戦勝利数で鹿島が上回りました。記憶でしかありませんが、大岩体制でここまで川崎相手に支配したのは初めてだったのではないでしょうか?

改めて悔しいですね。

なぜ勝てなかったのか…

早速、深掘りしていきましょう!


【メンバー】

まずは内田の先発起用から。こちらはおそらく、上手く照準を合わせてきた印象です。今シーズンに限っては、完全離脱されるより上手くポイントで起用しながらチームに帯同するプランに変更したと僕は考えています。ピッチ外でも影響力がある選手ですしね。

続いて、町田の起用。これは対川崎を考えたときに

・守備に回る時間が長くなる

・フィジカルに長けた家長を抑えたい

・少ないチャンス(セットプレー)をものにしたい

以上3点を考慮して小池よりも町田の選択になったと考えられます。この起用法は個人的に上手かったなと。そして、ついこの前まで不安だった町田がここまで計算できる選手になったことが凄く嬉しいです!


【前半】

立ち上がりは、予想通りミドルゾーンで構えながら引っ掛ける作戦。

対して川崎は田中が落ちて、脇坂と大島でボランチを形成するパターンと

田中が落ちずに脇坂がライン間で待ち構えるパターンを用意。(ざっくりです)

鹿島の保持時はセルジーニョとレオを起点に時間を作ってもらいながら前進する形でしたね。中央にワンクッション入れてSBの幅を使う慣れた形も観れました。

これに加えて、今節良かったのは戦術に縛られ過ぎず選手がアドリブでプレスをかけに行ってたことです。

「はい、川崎ボールだから下がる」ではなく

「これいけるよね?よし!行こう」の共通認識がありました。伊藤の決定機はまさにこれです。

セットプレーは、キック位置が相手陣であればしっかりセットしてDF陣をあげる戦略。これにより、川崎をゴールから遠ざけてワンチャンスをセットプレーで狙う。町田起用の意味もここにありますね。

前半は総合的にプラン通りの展開だったかと思います。上手く試合の中で個人が取り行くタイミングをアジャストできていましたし、あとは点をとるだけでした。


【後半】

ほぼプラン通りの前半を終えて、後半重要なのはいつ仕掛けに行くか。ベンチメンバーには攻撃的なカードがいたので、いつ実行に移すかが気になっていました。結果、鹿島がとったのは引き続き序盤から押し込むこと。川崎が思ったより受け身になっていたことも影響したかもしれません。事実、50分にはセルジーニョの決定機もありましたし、本当に決めるだけでした。笑

ここまでのプランと実行は良かったですし、大岩采配の素晴らしさを感じます。それだけに点が欲しかった…

たまらず川崎は長谷川を投入。後手を踏んでいたのは確かでした。投入前にはショートカウンターから永木にも決定機。この辺りからターンは川崎に変わりましたね。

【1失点目】

まさかのセットプレーからあっさり失点。ものすごく勿体ないですね。原因として挙げられるのはニアに高身長を寄せ過ぎたこと。かつ、山村の監視はレオだったように見え、そこを谷口にブロックされて外してしまいました。今節で言えばセットプレーには鹿島に分があっただけに悔やまれます。

【バランス】

ビハインドの展開により、これまで整備されていたはずの守備が崩壊してきます。気持ちが早まるあまり、ボールフォルダーにむやみに飛び込んでいなされる局面が多かったです。そこで消耗して攻撃に迫力が出せなかったりと、悪循環でした。

このようにビハインドになると心理的にブレてくるのでしんどいですよね。そこを堂々とできるようなチーム、選手に成長してもらいたいです。

【2失点目】

こちらは自分たちのセットプレー崩れから。白崎のところで潰せればベストですが、時間をかけてる間に危険を察知して下がることもできたはずです。そのほんの数秒が最後のこぼれ球の反応とかに関わるディテールなのではないかと。

【ゴール鹿島問題】

たまにはチャントについて言及します。これはあくまで個人の意見なので軽く流してください。今節のバス待ちで「ゴール鹿島」が歌われたことをネットを通じて知りました。正直な話、

「もう試合でやっちゃってよくない?笑」

久しぶりに聞いて鳥肌がたちましたし、確実にスタジアムの雰囲気を変えられる武器だと思うんですよね。それにこれだけ復活を願っているサポーターがいるのですから、ビハインドの時にやったら効果抜群な気がします。

インファイトの方なりのお考えもあるかとは思いますが、ご検討お願いします。

【優勝へ向けて】

優勝へ向けて自ら、さらに競争を激化させてしまった鹿島。残すは3試合。ちゃっかり得失点差の優位性も薄まってきて、いよいよ正念場にさしかかってきました。上位陣で潰し合いが予想される中、鹿島は残り3試合を多く得点を奪い、全試合クリーンシートで全勝することが近道となります。最後まで勝ちにこだわる鹿島が見れることを期待します。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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