見出し画像

ジェネリック

今回はジェネリックという言葉について話をしたいと思います。
ジェネリックにはいくつか意味がありますがで一番有名なのは医薬品でしょうか。

ジェネリック医薬品は特許が切れた医薬品を無名の会社が製造して安く提供する医薬品のことです。
医薬品は基本高いので安いと消費者は助かるわけですね。
病気になって薬を処方してもらうようになり、そのありがたみを感じるようになりました。

パソコンのCPUでいうCeleronも安い製品のためにそれなりの性能に調整して提供しているCPUですね。
パソコンはHDDの容量とかではそんなに価格が変動しません。CPUの性能で大きく変動します。

ジェネリックという言葉にはブランドに囚われない、後発的という意味もあります。
そこでいくつか浮かんできたものがあります。

1.富士東高校
自分の母校ですがドがつく共学で男子校でも女子高でもありません。
普通科のみですし、一応富士市富士宮市では進学校を自称していましたが全国的には実績が全然足りません。
設立は1978年ですから歴史も浅く、県内の本格的な進学校(トップ校)に比べて後発的ですね。
在学中は割と和気あいあいとやっていて良くも悪くも単なる進学志向の高校ってだけでした。
3年間で習得しないといけない範囲を消化するスピードが特に進学校とは違うようでした。
そんな富士東高校を一言で説明するならジェネリック進学校であるとOBの自分は思います。
大石港与の母校というのは人によっては伝わりにくいので。
なお自分には兄が2人います。長兄は進学校の富士高出身で自分自身ジェネリック長兄なのかもしれません。


2.富士山女子駅伝&岳南鉄道
2013年から創立された新しい駅伝ですね。全国ネットで放送され、我が地元がコースになっています。
箱根駅伝を女子版にしたというイメージですがその分距離が短いですし本家のスケールや歴史には到底敵いません。
自分の中では女子版のジェネリック箱根駅伝です。
我が地元を走る岳南鉄道も京王井の頭線として使っていた車両を使っています。
値段は張りますし、景色は富士山が見えるので劣りませんがジェネリックと言えるのではないでしょうか。

3.1981年度生まれ世代
1982年3月生まれなのでこの世代は愛着があります。
この世代ですが何のジェネリックかと思うと、1979年度生まれ世代のジェネリックでしょうか。
サッカーでは言わずと知れた黄金世代。
駅伝でもクインテットの方々や、noteでも有名な神屋さんはじめとした駒沢勢、徳本さんといったスター世代でした。
徳本さんも忘れられないほどの佐藤清治というスター選手がいたそうですが、全体的にはスター世代とは言えない世代ですね。
特にサッカーでは谷間の世代と言われたほどでしたから。
しかしチームに愛されて必要とされる選手の多さは黄金世代にも劣らないとも感じています。
ですから谷間の世代というよりは単なるジェネリック黄金世代だと思っています。

4.将棋の歩
将棋の歩は前に1ヶ所だけ動ける駒で他の駒より動ける範囲が少ない駒です。
全40枚のうち18枚が歩で、とにかく他の駒より安く手に入りやすいので循環も激しい駒ですね。
二歩や打ち歩詰めと反則に関わってしまうなど難儀と言いますかそんな駒なんですが
ジェネリックな他の駒である歩をいかにうまく使いこなすかは腕の見せ所です。
ちなみに自分の好きな駒は銀と歩です。1つに絞るなら銀ですが。

5.ミシシッピアカミミガメ
近年繁殖が著しくて、池の生態系を壊すなど問題となっているミドリガメことミシシッピアカミミガメ。
縁日の亀すくいの景品になるほどで同じカメでもカミツキガメやワニガメといった更に大きいカメより気軽に手に入るものです。




パッと思いついたのはこんなとこでしょうか。
価値が安い、ネガティブな意味合いが強そうではありますが気軽というメリットは何にも代えがたかったりします。
例えば富士山女子駅伝は箱根駅伝に比べて気軽に見に行きやすいと感じていますし、富士東高校でなく富士高校だったら落ちこぼれるリスクも大きいわけですね。さらに王手をかけられて歩で合駒できる時の安心感といったらないですよねという具合です。

ジェネリックでないものとしては富士山やアメ横、箱根駅伝、飛車などがありますかね。
富士山に至っては当たり前に拝める場所に住んでいたのは今思うと贅沢だと思う格です。
応援しているジュビロ磐田や順天堂大学、郷田九段や久保九段も本格的な類でしょう。
ケチンボなのでどうしてもジェネリックなものにひかれることも多いですが、故に本格的なものの良さも間接的に見えてきている気がします。
ジェネリックなものだけだと頭打ちになってしまうのでほどほどにしたいというか、本格的なものとバランスを取りたいなと思うのも事実です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?