他人の視点と、人を頼ることの大事さ。

「そのくらい自分でやりなさい」

「人に迷惑をかけるな」

幼い頃からそう言われつづけていたので、昔から『なんでも自分で!』『自分でやらなきゃいけない!』という気持ちが強かったわたし。


無理がかかっていたことに気づけなくて、体調を崩したのが3年前の今頃。6月に入ってからだったかな?

高熱が出ても休まず、4日目に胸が痛くなって受診したら、そのまま総合病院に入院。

後から、冷静に考えて見ると、【体調不良を押して行動する】これって、やっちゃいけないこと!今ならよくわかる。


本人は、『まだ大丈夫。もう少しできる』とか、『休めない』なんて思うかもしれないし、実際そう思ってたけど、

具合が悪くて、無理して働くって、かなり迷惑な行為。


これが、今リアルタイムだったら、相当マズいやつ!!

でもね、その時は休ませてくださいって言えなかったのよ…
多分、お勤めしていても、こんな方、結構沢山いるんじゃないかな?

なんとなく体調が優れなくても、休みづらい風潮ってありますよね。

ガツン!と高熱が出ちゃたり、動けないような状態だったら休んでもいいけど、『微熱くらいで休むなよ』みたいな風潮が。


わたしは子供も小さかったし、みんな働いているんだから、嫁は休んじゃいけないという気持ちがあって、休みたいと言えなかったです。

それに、言ったとしても『どうせ休ませて貰えない』とも思っていたし、休みたいと言うだけで、『嫌な顔される』とも思ってたから。


上の人に、嫌な顔をされるとか、雰囲気が悪くなると思うと、『休みたい』の一言って、とっても言いづらい。

いっそのこと、更に上の立場の人が休みなさい!って言ってくれたら楽なのに…って思いますよね。


結局、わたしは入院したことで、以前より『休みたい』と言いやすくなったし、嫌な顔もされづらくなりました。


あとは、自分で『わたしがやらなくてもなんとかなるじゃん!』って気がつけたことが一番の収穫でした。

わたしがやらなきゃ!
今やらないと!

と思う事が多かったけど、実はそうでもない事に気がついちゃったんです!笑


入院した1週間。わたしが家にいなくて大丈夫かなぁ…って思いあがっていましたが、家事も、仕事も普通に回っていた。


同居なので、炊事は義母がやってくれましたが、夫は、こうじ造りをしながら、保育園の登園準備、送り出し。

夕方は、お迎えにいき、二人をお風呂に入れ、持ち帰ったコップや水筒を洗い、洗濯機をまわして寝かしつけ。

途中で起きて、干すところまで。


まるで、母親のように娘たちの世話をしてくれていたみたい。

(なんなら、娘の穴のあいたズボンに、手縫いでパッチをつけて修復もしていた!)


それを知った時の、わたしの気持ちは

【別に、わたしが全部やらなくてもいいんじゃーん!】

でした。


そうなんです。意外と、みんなやればできるんだよね。
やらないだけで。


なんでもかんでも言われたままに、ぜーんぶやってると、やってもらうのが当たり前だし、やらないことも当たり前になってしまう。


なんで、そんな当たり前のことに気がつけなかったんだろう…。


そんな経験をしてから、まだまだ頼るのはちょっと苦手だけど、昔より人を頼ることができる様になってきました。

もちろん、信頼できる人に限るけれど。


新しく建設中の店舗は、いろんな人の視点も取り入れて、沢山の人に関わってもらおうと思って動いています。

やっぱり、餅は餅屋!

いろんな人の力を借りて、良い店を作り上げたいです。


…と宣言したところで、オープンが7月頭→7月半ばに遅れる事が今日、決定しました。(どうやら大工さんの作業も間に合わない様子!)


まぁ、こんな時ですし、慌てず、地道に行きますかね。

引き続き、応援のほど、よろしくお願いしますー!

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