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日向坂46様へ。〜3年目のデビュー感想のお手紙〜

拝啓 毎日猛暑が続きますが、日向坂46の皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。

 さて、遅ればせながら先日「3年目のデビュー」を鑑賞いたしました。
そちらの感想を手紙にしたためたいと思い、不慣れながら初めて筆をとった次第でございます。乱筆であること、また、ネタバレを含むことをご了承いただきたく存じます。

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 まず、なんて強い方々なんですか。
強さにも勝ち切る強さ、負けない強さなどありますが、あなたたちの強さは何度でも立ち上がる強さ。映画では、光が見えるたびに何度もどん底に叩き落とされる姿が映っていました。その度に何度もみんなで泣いてきた。しかし、その度にみんなで手を繋ぎ何度も立ち上がった。そうして前を向き笑うあなたたちの笑顔に私は涙を流すのです。

転びまくったその膝小僧は擦り傷だらけでしょう。しかしその足で歩き笑うあなたたちは本当に強い。傷跡を笑いながら話せるあなたたちは本当に強い。
これからもきっと思い通りにいかず転んでしまうことがあると思います。そしてそのたびに泣いて手を繋いで笑って傷だらけの足で歩くんだと思うのです。その姿にまた僕も笑って涙を流してしまうのでしょう。


 悲しい出来事もありました。その中でも驚いたのは、スキャンダルが発覚した井口へ向ける怒りとも失望とも取れる厳しい目線。
私は発覚当時、
「井口wwwやりおったwwwまあひなあいで弄ってもらいながら戻ってこいよw」
とヘラヘラしていたことを思い出します。ああ恥ずかしい。メンバーにとってはそんな話ではなかったんだとあの目を見て思い知りました。
あなたたちは彼女を突き放しませんでした。かといって生ぬるくもありませんでした。
「ちゃんとダンスの練習するんだよ」
「痩せてね」
これは彼女を信じているからこその言葉だと思うのです。そして今立ち止まってる暇はない覚悟とも取れる。井口を待つ。でもそれはここではなく、進んだ先で。未来まで一緒に頑張るよ、と。表面的な優しさだけではない深い絆でみなさんは強く結ばれているのだと鳥肌が立ちました。

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 そうそう、一番好きなシーンがありまして。
それは、こさかなが「日向坂46のこと本当に好きですよね?」と質問された時の嬉しそうな笑顔の場面。あれが忘れられないんです。「日向坂の話する時嬉しそうですよ」って言われてえへへって笑うんですよ。
どこにいても一人じゃないんですよねみなさんは。こさかなの体調不良に長期映画撮影、ひよたんの休業、唯一の3期生ひなの。みんな1人だったけど決して孤独じゃなかった。想いを継ぐひと。連絡を取るひと。声をかけるひと。手を取るひと。構うひと。どれもが優しくて暖かい。受け取った人は今度は私がお返ししたいと思う。
その繰り返しの果てに生まれたメンバー愛を口にする時、与える側も受け取った側も本当に素敵な表情をしていましたよ。メンバーのみなさんは気づいていたでしょうか?決意の目だったり穏やかな照れ笑いだったり。まさに家族や本当に好きな人へ向けるものと同じだなあと私なんかは思ったのです。そしてまた、愛を語るあなたたちのことをさらに好きになったのでした。
 

 
 自分さえ良ければでなく、我慢するだけの自己犠牲でもなく、メンバーやグループを愛する気持ちを自分の力に変えて努力できる
一人で頑張れるのも恐怖に打ち勝てるのも、プレッシャーに負けないのも、全ての源はそこなんだなあと思いました。これからの時代は、みなさんのように他人を思う気持ちを自分の力に変えていける力こそ価値あるものになっていく・・・そこまで思ってしまったのは大げさですかね?


 あなたたちは本当に迷うことが多かったのですね。一見笑顔で活動してた時も迷いを抱えたままだったことを知りました。
しかし思うのです。あなたたちはもう日向坂46の色を見つけているのではないでしょうか。
メンバーでの鑑賞会後に口々におっしゃっていましたよね。
「泣けて、でも笑えてほっこりできて、ああうちららしいなあ」
って。うちららしいって言葉が出てくるということはその暖かさこそがあなたたちの色なのだと思います。その自然体があなたたちなんだと思います。インタビュー等では言語化する必要があるのでそこは大変難しいかと思います。しかし、色がないわけではない。だからもう迷わないでください。もう存在意義を疑わないでください。

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 最後になりますが、私の好きな考えに
2人ならば悲しみは半分に、喜びは倍になる」
というのがあります。
日向坂46のみなさんはこれを今までの活動の中で知ってきたんだと思うのです。だから映画で見られたように、自然とメンバーに寄り添い抱きしめたり声をかけたり、一緒に笑顔になれたりできるんだと思うのです。そして、


「誰かの悲しみはメンバー全員で分け合って、誰かの喜びはメンバー全員で分かち合う。そうすればみんなで前に進んでいける。」

映画を見て、それが全員の心の中にあるんだと感じたのです。

長くなりましたがこれで終わりとさせていただきます。
どうかお体にお気をつけて。皆様のますますのご発展をお祈り申し上げます。 敬具



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