菅井さん

欅坂46キャプテン菅井友香がレコメンで語る様子を知ってほしい

平手友梨奈脱退。織田奈那と鈴本美愉の卒業。佐藤詩織の休業。
1月23日の欅坂46の衝撃発表から数日経ちました。
聞いた最初はほんと衝撃的で、空いた口が塞がらないとはこのこと。リアルに「えっ・・・?」て声が出ました。4人同時発表は重たかった。

この発表に対していくつも疑問や不安が生まれました。いろんな憶測も飛び交いました。しかし、キャプテンゆっかーこと菅井友香のブログを皮切りに各メンバーも発信し始め、1週間後には騒々しかった界隈も落ち着きを見せています。オタクも冷静に自分の言葉で心情を吐露するようになり、いつもの活動が始まりました。
そんな中で特に注目してほしいのが、27日放送の菅井友香レギュラーラジオ番組「レコメン!」です。生放送で気心知れた場所ということもあり、彼女の外向けではない本音が語られていると思います。オテンキのりさんとの掛け合いの中で出てきた言葉だと思うので、当該箇所書き起こしにしました。長いですがご覧ください。

  〜以下、1月27日放送「レコメン!月曜日より」書き起こし〜
(明るくおちゃらけた普段のジングルの後、ちょっと変な空気の中)
ノリ:・・・
菅井:・・・はい?(笑)
ノリ:ねー菅井さん(笑)
二人:(笑)
ノリ:どんな感じなの?
菅井:どんな感じ?
ノリ:(笑いながら)いやいや僕も色々考えるじゃない?どうなのかな?みたいなさ。
菅井:あー。すごくー、あのー、知ってくださってる方いらっしゃるかな?と思うんですけど、欅坂46のメンバーのてち、平手友梨奈がグループから脱退するということが発表されて、ずっと支えてくれた鈴本美愉とか織田奈那の卒業と、あと、佐藤詩織の休業が発表されて……
ノリ:うん。
菅井:突然の発表になってしまってファンの方やリスナーさんとか、びっくりさせてしまった皆さんにはすごく申し訳ないなという気持ちが今ありますね。(間にノリさんの相槌が数回入る)
菅井:で、……メンバーはずっと知ってたことだったんですけど…やっぱり一緒にやってきたメンバーが……んー、……旅立っていくというか。
ノリ:うん。
菅井:グループからいなくなってしまうっていうのはすごく、んー、本当に寂しいし…。
ノリ:うん。
菅井:すごく大きな出来事でもあると思うんですよ、グループの中で。今回の出来事は。でも……自分たちが決めたことっていうのはやっぱり、んー、肯定してあげたいし、
ノリ:うん。
菅井:…背中押してあげたいなって今は、思ってますね。
ノリ:まあねえ……。菅井さんの場合キャプテンだからね、
菅井:そうですねぇ。
ノリ:余計にいろんなことがあったでしょうね。
菅井:やっぱりいろんなことに対する責任は、んー、感じるし……。もっとどうにかできなかったかなぁとか、思うことはたくさんあるんですけど……やっぱり、今できることを考えて、
ノリ:うん。
菅井:これからの欅坂をより良いものにしていくために私は今から頑張らなきゃいけないなと思ってます。
ノリ:確かにね、脱退だったりさ、卒業だったりあるけど、別に欅坂っていうのはね、もちろん存在してね、これからもっともっと頑張ってくれるってみんな信じてますからね。
菅井:そう、ですね。やっぱり、うん……あのー、卒業決めた2人も本当に存在が大きくて。
ノリ:うん。
菅井:てち(平手友梨奈)はもちろんグループのセンターとしてずっと4年間計り知れないプレッシャーとか、わかってあげようと思ってもたった一人しかわからないものとか絶対あったと思うし、その中で欅坂といえば平手友梨奈っていう存在、唯一無二の存在でいてくれて。てちの後ろで踊ることが多くて。その背中をライブで見るのが好きだったし、それが無くなっちゃうのは一メンバーとしても寂しいし、ファンの方もすごくたくさんいるから。うーん、その存在が無くなっちゃう欅ってどうなっていくんだろうていう不安もあるかも知れないです(間にノリさんの相槌)。
菅井:んー、そういう感情もあるし…織田奈那もずっとメンバーの中でも、内部を特に…和らげてくれた存在というか欠かせない存在だから、感謝の気持ちもあるし織田奈那がいない欅ってすごく寂しいけど、でも今はありがとうっていう気持ちでいっぱいだし(間にノリさん相槌)、
菅井:んーもんちゃん、鈴本は、パフォーマンス面ですごく欅を特に支えてくれてた、やっぱり圧倒的な存在感もあったし。でもグループの中にいるときは本当に明るくムードメーカーみたいに楽しませてくれた存在で。
ノリ:うん。
菅井:その…特に、去年1年間は私個人的にすごく仲良くなれた年で。もんちゃんがいつも……んー…そばで支えてくれたなあって思うと、やっぱり寂しいですね。
ノリ:うーん、まあねえ。
菅井:んー、しーちゃん(佐藤詩織)は休学…じゃない休業って形のしーちゃんも、特に最初っから個人的には1年目から仲良くしてくれてて、けっこう一緒に遊ぶことも多くて。もちろんしーちゃんもパフォーマンス面ですごく芸術性に溢れてる子だから、たくさんライブとかでも活躍してくれた子で、欅坂の幅も広げてくれた、芸術っていう面で、存在で。もう今は、自分で決めたことをやってほしいけど、やっぱり帰ってきてくれるのはずっと待ってるよって気持ちですね。
菅井:だからみんなに対する感謝の気持ちを伝えたいし、これからも一緒に皆さんと背中を押してあげられたらいいなって思ってるので、ずっと、うん、見守っててくださいって気持ちです。
ノリ:キャプテンとしてね、てことだよね。
菅井:うん。それにこれからの欅っていうのは自分たちでもどうなっていくかわかんなくて…うーーーん、きっと想像以上に困難な道が続いていくのかなって思うし、
ノリ:うん。
菅井:そう甘くない世界だと思うんですよ、この世界は。でも、諦めずに、むしろ、魅力的な子がもっともっとたくさんいるから欅には、
ノリ:うん。
菅井:どんどん輝いていってほしいなって思う子がたくさんいて。2期生も入って一年ずっと頑張り続けてくれて、もっと存在感を出していってほしいなって。
ノリ:うん。
菅井:いってほしいなて私が言うのも変なんですけど。
ノリ:でも成長してきてるもんね。
菅井:もう、本当に知ってほしい。もっと知ってほしい子がたくさんいるグループなので、もうここから試行錯誤しながらになるんですけど、一緒にみんなの夢を追いかけていきたいし、応援してくださる皆さんを不安にさせないように頑張っていきたいなって思うので、どうか応援して一緒にいてもらえたら嬉しいなと思います。
ノリ:そうですよねえ。
菅井:すいません長くなっちゃって。
ノリ:いやいや全然。でもささっき言ってたけどさ、メンバーも知ってたっていう時期があったわけじゃない?それってすごい辛かったでしょ?
菅井:そうですねえ・・・
ノリ:パフォーマンスを褒められれば褒められるほど余計にさ、そういう時ってさ、この形での欅坂ってのは、ていう感じのプレッシャーというのかストレスというのは辛かったと思うけどねぇ。
菅井:そうですね、感じるものはありました。それに、どうにかどうにか、て思って色々、んー、動いてみたけど……力不足な部分もあったし……でもやっぱり、うん、自分があんまり首突っ込みすぎちゃいけないなという部分もあったし。
ノリ:そういうのもあるしね。
菅井:うーん。欅坂っていうのは今後もずっと続いてってほしいけど、今いるメンバーがずっといるとは限らないんだなって思うとその時間を大切にしたいし、
ノリ:うん。
菅井:応援してくださるみなさんとの時間ももっともっとかけがえのないものだから大切に過ごしたいなって思いましたね。
ノリ:もう新しい、その、まあ今ある欅坂もね、大ファンの人もちろんいっぱいいると思うけど、新しい欅坂ってのもリアルに見たいなってのも僕の正直な気持ちですけど、どうなるんだろうっていうね。
菅井:本当ですか、ありがたいです。
ノリ:だからこれを試練とした場合ですよ、乗り越えられない試練は神様は与えないみたいなこと言うじゃないですか。
菅井:うん。
ノリ:だからそれを跳ね除けて、新しいものを見せてほしいなっていう。で、変わらないものももちろんね、あってほしいなってのが正直な気持ちですかね。
菅井:ありがたいです。やってきたことは大切に。
ノリ:うん。
菅井:でも、どんなことにも挑戦し続けたい、そんな一年にしたいですね。
ノリ:まあねえ。やるっきゃないですもんね。
菅井まあ下向いていられないですね。
ノリ:そうだよねえ。ちなみにこの前のジングルがさあ…

(この後、入りのジングルがおちゃらけたものだったことについて言及し、話題の入り方が難しく変によそよしくなったことをいじる流れに(笑)一息着いてから)

菅井いやでも頑張りますよ!こっからですよ。
ノリ:ね、大丈夫ですよ!
菅井:挑戦できるってありがたいことですし。
ノリ:多分俺ファンの人は、すごい悲しい気持ちももちろんあるけど、大丈夫って思ってる人が多いと思う。で、そのために例えば今もし弱まってる時だっていうんだったら、それを応援するのがきっとファンだと思いますしね。うん。
菅井まあメンバーももうそんなに弱くないです。
ノリ:ねえ。
菅井強いですから。4年で鍛えられてますから。
ノリ:そうですよね、4年、そうだよねえ。
菅井いろんなこと乗り越えてるからこれからも絶対大丈夫だと思います。支え合っていきたい。
ノリ:ノリとレコメンやってどれくらいですか?
菅井:もう3年?経ちますかね……
ノリ:3年?もうそんな経つの?毎週一回ノリと会うってだけでも大変ですよ。
菅井:いやいや、全く(笑)楽しいです!
ノリ:毎週ノリと会うのかよぉってそこも乗り越えてきてますからね。
菅井:(笑)それはないですけど楽しい時間です。
ノリ:いやでも、本当にファンはみんな頑張ってくれって、ついて行くからって思ってくれてますからね。プレッシャーに感じずに。
菅井:そうあってほしいです、お願いします。
ノリ:あと舞台の方もちょうど一番大変な時でしょ?

(ここから舞台飛龍伝の心構え等の話へ)

前半にノリさんとのやり取りの中で語ってくれたゆっかー。
このあとは普段通りかなーと思ってたら、リスナーからの「最近虜になっているものは?」の質問に答える場面で気になる話が。

(リスナーからの「最近虜になっているものは?」という質問メールを受けて)
ノリ:舞台ですかやっぱり?
菅井:今、舞台ですねやっぱり。楽しい!
ノリ:さっきもね、CM中にも舞台の話をね。
菅井:今は本当に、飛龍伝っていう作品に出会えたことが本当に、なんか助けられたなあって思いますし、神林美智子っていう女性に、演じさせていただくんですけど、もう喝を入れられてる気がして。
ノリ:その人の生き方だったり考えだったりってのがね。
菅井:うん。やっぱり今欅っていうグループが今こういう、うーん、試練の状況で…。
ノリ:うん。
菅井:舞台がなかったら私多分どうなってたかわかんないぐらいの…。
ノリ:ほー。やっぱりそういう流れがちゃんとあるんだ、そういう時に。
菅井本当救われたし、これだけ、美智子に会えてすごく強くなれてるんじゃないかなと思って、
ノリ:うん。
菅井:それをうまく今度は、明日から始まるんですけど舞台は、それをぶつけたいし、やっぱ伝えないといけない立場なので、この飛龍伝を通して今の世代を超えてつかさんが伝えたかったことっていうのをちゃんと表現できたらいいなって思います。
ノリ:すごいね。役によって菅井さんが成長できるってすごくない?
菅井:いや本当に巡り会えたことが嬉しいです。
ノリ:じゃあ聞きましょうよそんな菅井さんに、舞台とは!
菅井:えー!やめてください、ちょ、そんな立場じゃないです!(笑)
ノリ:どっちがいい?エンディングで言うか今言うか(笑)

(この後、今言った方がハードルが下がることを勧められ、「舞台はやっぱ生き様ですかね」と空気を読んで答え和やかムードに)

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長くなってしまいましたが、かなり本音が聞けたんじゃないかと思います。
声のトーンはやや低く少し鼻をすする音も聞こえましたが、落ち着いて一つ一つ言葉を大切に選びながら話していると感じました。間に「うーん」とか「やっぱり」という言葉が多く入ってたことからもそう思います。ノリさんがちょっとずつ笑いの方向に持っていってくれたおかげで聞くこちらも重たくなりすぎず、ゆっかーの言葉がスーッと入ってきました。ゆっかーもリラックスして話せたんじゃないでしょうか。
プレッシャーのかかる舞台と重なり「ゆっかー潰れないだろうか…」と心配していましたが、むしろ「救われた」と本人が語ったことは驚きました。
また、寂しい気持ちやまだ吹っ切れきれてない正直な部分もありながらも、「下を向いていられない」「メンバーはみんな強い」と語る姿はとても頼もしく、彼女の強さを思い知らされました。

この試練を乗り越え、今まで培ってきたものの面影を残しつつ新しい姿を見せてくれるその時が楽しみで楽しみで仕方ありません!


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