徒然日記20240306/🇹🇼【台湾/読書】大野和基/オードリー・タンが語るデジタル民主主義

2024年3月6日 19:05

読後かなり時間が経ってしまったのですが、とても興味深く読んだので読後感をエントリーします。

NHK出版ウェブサイトから

何が政府と市民の相互信頼を生むのか？閉塞感の漂う日本へのヒントが満載！

台湾の天才デジタル大臣オードリー・タン氏は、デジタルを駆使して市民参加型の新しい民主主義の実践に挑んでいる。誰でも簡単に政治参加できるプラットフォームの創設や、１人１票ではない投票方法の導入など、画期的な事例を多数紹介。世界が注目する台湾モデルの精髄を説き、政治への諦め感が漂う日本人に変革の手がかりを示す。

目次

序　章　デジタルで民主主義を改良する
第1章　開かれた行政府をつくる
第2章　私はなぜ民主主義に関わるようになったのか
第3章　市民参加型の討論を実現
第4章　投票方法のアップデート
第5章　さまざまな問題をどう乗り越えるか

読後感など

特に印象的だったのが、第3章「市民参加型の討論を実現」でした。

台湾には、誰もが電子請願できる「Join」という仕組みが2015年に設けられました。

年齢を問わず、誰もが発起人になってその人の政策アイディアをオンラインで提出することができます。

選挙権がなくとも提案が可能で、60日以内に5,000人以上の賛同者が集まった場合、行政部門は書面での回答が求められます（外交、国防は請願の対象外）。

台湾ではプラスチック製ストローの使用が禁じられていますが、それもこの請願が起点になっているそうです。

また、議論の場として市民参加型の別のプラットフォーム「vTaiwan」があって、新興トピックに関して政策立案前のコンセンサス形成の機能を担っています。

今や台湾旅行者でも積極的に利用しているライドシェアや、エアビーアンドビーの国内参入などはこの場で議論されたそうです。

何でも「方や日本では」的な物言いは好むところではありませんが、後者については日本でもコンサルテーション（市中協議）という仕組みがありますが、やっとけば良いんでしょ的なというか、関係する団体が適当に取りまとめて意見を出しているだけで、実質的な議論はされていないような気がします。

後者については、どのような方法であれ、運用次第という気がするので、一方的にデジタルが良いとも言えないでしょうけれど。

さらに、2018年からは「総統杯」という与えられたテーマに対してサービスやアイデアを開発して競うイベントが毎年開催されているそうです。

目的は台湾各地が抱える課題解決で、民間のチームが公共政策のアイデアをプレゼンして、5チームが表彰された上、1年以内に正式に国家政策として取り入れられることが約束されるとのことです。予算もつき、法改正も実施されます。

この際の投票方法もユニークです。

一方で、選挙におけるインターネット投票には、ネガティブな立場なのは面白いなと思いました。

こうやって日常的に誰もが政治に参加できる仕組みがあることが、国民が政治を身近に感じ、結果として投票率が高いのではないかなと思いました。

ただ、総統選挙の前に個人のYouTubeで20代の方に「あなたは総統選も投票に行きますか」というインタビューをしていましたが、投票のためには帰省する必要はあるにもかかわらず、「行く」と答えた人がほぼ100％だったのですが（編集しているかも知れないけれど）、「日本では若い人たちの投票率が30、40％ということについて、どう思うか」という問いについては「それは人ぞれぞれ考え方があるから」と答えていました。

台湾らしいなと思わず笑ってしまったことを思い出します。

AIによる読後感

タイトル:「オードリータンが語るデジタル民主主義」の読後感と洞察

オードリータンが語るデジタル民主主義は、現代社会でのテクノロジーの進歩とその影響についての鋭い洞察を提供する一冊で、テクノロジーと政治が交錯する領域で新たなビジョンを描きしています。

この本を読むと、デジタル技術がいかにして我々の日々の生活を形成し、政策決定、公共サービス、そして我々が互いに接続する方法に革新をもたらしているかが明白になります。オードリータンの視点から見れば、デジタル技術は民主主義を再定義し、公共の議論を強化し、政府の腐敗を減らし、市民参加を増やす力があります。

また、タンは政府がテクノロジーをどのように活用するかについての具体的な例を提供します。特に彼女が台湾での自身の経験を共有する部分は、民主主義とデジタル技術がどのように結びつくかの具体的なイメージを示してくれます。

一方、この本は、デジタルの力が全てを解決するわけではないという事実もはっきりと認識しています。デジタル技術もまた、その使用方法次第では公正さを損ない、情報格差を生むことがあります。

全体的な読後感としては、オードリータンが語るデジタル民主主義は、デジタルテクノロジーが我々の社会と民主主義の将来をどのように形成していくかについて、深く考える機会を提供してくれます。また、これらのアイデアがどのように具体的な政策や行動に変換されるかについて深く掘り下げることで、読者にとって新たな視点と理解をもたらす力があります。この本は、新たな可能を模索する多くの革新者やリーダーにって必読の一冊と言えるでしょう。

オードリー・タンが語るデジタル民主主義
大野和基インタビュー/編　NHK出版

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今天也辛苦了

和他時隔兩週在家喝酒了

原來大家都可以不一樣

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今日も一日お疲れさまでした。

相方と二週間ぶりに家飲みでした。

みんな違ってそれで良い。

諸々日記です。

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🔸トレーニング　脚6体幹3各3セットエアロバイク40分
🔸台湾中文　台湾華語単語さらなる2700、中国語文法講義、つたわる中国語文法
🔸ピアノ　ピアノ演奏技術の基礎エクササイズ3・4巻
🔸運用　トヨタ 3,769（1,014）三菱UFJ 1,608（994）相鉄HD 2,758（2,183）東武鉄道 3,832（3,042）近鉄GHD 4,573（3,965）eMAXIS Slim米国株S＆P500 27,683（12,058.45）全米株式インデックス・ファンド 28,233（19,669、22,037）
🔸散歩/買いもの　新宿駅近辺で買い出し
🔸歩数　15,925歩（18時現在）
🔸夕ごはん　画像の通り

🔸読書　百田尚樹/有本香：日本保守党、暇空茜：ネトゲ戦記、田中祐輔：カルチャー・ゴガク
🔸SNS Note：1記事投稿　動画：3動画投稿

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