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春名風花さんが3000万円“以上”を請求していた訴訟の地裁判決が出る!!


2021年12月26日

(請求額)3000万円(以上)訴訟の存在が判明

当noteでは、2021年12月26日に、下記のnote記事を書きました。

Twitterで、はるかぜちゃんという通称で人気を集めていた元・子役、現・女優の春名風花さんが、自身を誹謗中傷していた相手のTwitterの投稿1134件に対して、合計3609万5000円の損害賠償を請求する訴訟を起こしたという話です。

詳しくは上記の記事をご覧頂ければと思います。
2021年12月26日時点で判明していた経緯は下記の通りでした(上記記事より加筆・訂正を加えて引用)。

①,2021年6月18日に開示請求訴訟が終わり投稿者情報が開示された
,2021年9月7日に投稿者に対する訴訟が横浜地裁に対して起こされた(投稿者の居住地は不明だが、青森県ではないかと推定される)
,2021年11月に第一回口頭弁論期日が予定されていたが、訴訟で審議対象となる投稿数が1134件と多かった事により2021年12月13日に延期された
④,2021年12月13日に、第一回口頭弁論期日が「web会議(※非公開型裁判)形式」で行われ、第二回口頭弁論期日と方式が、「2022年2月7日」「web会議(※非公開型裁判)形式」と決定した

春名風花さん、自身を誹謗中傷した相手に訴訟で3000万円”以上”を請求!!

この訴訟について、2024年5月24日に横浜地方裁判所(横浜地裁)で判決が出たそうです。

では、その判決内容をご覧頂きましょう。

2024年5月24日

投稿者に約380万円の支払いを命じる判決

ネットで春名風花さんの名誉を毀損 投稿の男性に賠償命令 横浜地裁
2024年5月24日 17時21分

ネットへの投稿で名誉を傷つけられたとして、「はるかぜちゃん」こと俳優の春名風花さん(23)と母親が、投稿した男性に計約3600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、横浜地裁であった。藤沢孝彦裁判長は名誉毀損(きそん)などにあたると認め、男性に計約380万円の支払いを命じた。

判決によると、男性は2015年4月以降、6年以上にわたり、ツイッター(現X)やブログで、春名さんや母親に関する投稿を続けた。

判決は、「風花を合法的に葬り去りたい」「お前みたいな奴(やつ)ほんと要らんからとっとと辞めろ辞めちまえ」など1千を超える投稿について、春名さんらを中傷し、個人攻撃するためにされたもので、不法行為にあたると認定。内容の悪質性に加え、匿名の投稿に対し、発信者を特定するのにかかった費用などを踏まえ、損害額を算出した。

ネットで春名風花さんの名誉を毀損 投稿の男性に賠償命令 横浜地裁朝日新聞

と、投稿者に約380万円の支払いを命じる地裁判決となったそうです。

裁判傍聴趣味者の予想より少し多い額の判決

なお、前述の記事でも述べていますが、この訴訟には裁判傍聴趣味者の人が興味を持っていて、裁判記録を閲覧してきて判決予想をしていたのですが、
その予想では「おそらく200万~300万ぐらいは確実」という判決になるだろうとなっていました。

満額は難しいけれど、200万~300万は確実

動画を上げた人は、「投稿の全部が(裁判の結果)名誉毀損と認められる可能性は低いけれど、多分、1134件の内9割以上は名誉毀損が認められるのではないかと予想します」と動画の中で解説していました。
ただ、流石に請求額満額は無理
①,1134件の内名誉毀損が認められた投稿数
②,それらの投稿一つ一つに寄る被害額

を計算したら、おそらく判決で投稿者に支払いが命じられるのは合計200万~300万円になるという予想だそうです。

春名風花さん、自身を誹謗中傷した相手に訴訟で3000万円”以上”を請求!!

なので、裁判傍聴趣味者の予想より僅かに高めの判決が出たという事の様です。

とは言え、3600万円請求して380万円の判決は「安すぎる」という印象を受けますね。
この倍の760万ぐらい判決で認めても良かったのでは?と思います。

被告人尋問の様子

なお、この訴訟に関して、裁判傍聴趣味者の人の方が、裁判所で被告人(投稿者)に対して行われた内容の記録を閲覧してきて、内容を動画にしていますので、そちらの動画を紹介しておきます。

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